09_感染症

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09_感染症

歯学部生の歯垢に対するココナッツオイルプリングの効果はどのくらいですか?(小規模RCT; J Clin Diagn Res. 2017)

オイルプリングは、インドの伝統的な民間療法として、歯科疾患の予防や歯と歯茎の強化に長年にわたり広く使用されています。科学療法的な口腔内疾患予防あるいは歯垢除去方法としては、クロルヘキシジンが使用されていますが、不快な味、歯の着色、味覚の変化などのいくつかの欠点を有していることから代替療法が求められ…
09_感染症

軽症~中等症のCOVID-19外来患者に対するフルボキサミン使用はプラセボと差がない?(RCT; ACTIV-6試験; JAMA 2023)

フルボキサミンは、強迫性障害の治療薬として1994年に米国食品医薬品局、1995年5月に医薬品医療機器総合機構(PMDA)によって承認された選択的セロトニン再取り込み阻害剤であり、現在は、社会不安障害やうつ病など様々な精神疾患の治療に使用されています。初期のCOVID-19試験では、フルボキサミン…
09_感染症

症候性COVID-19曝露後患者に対するAZD7442(チキサゲビマブ/シルガビマブ)の予防投与の効果はどのくらいですか?(RCT; Clin Infect Dis. 2022)

症候性新型コロナウイルス感染症(COVID-19)発症予防のための曝露後予防薬としてAZD7442(tixagevimab チキサゲビマブ/cilgavimab シルガビマブ、商品名:エバシェルド筋注セット)が使用できます。今回は、AZD7442の症候性COVID-19暴露後予防投与について検証し…
09_感染症

SGLT-2阻害薬の入院前使用は、2型糖尿病患者におけるCOVID-19転帰を改善するかもしれない(SR&MA; Diabetes Res Clin Pract. 2022)

COVID-19を発症した2型糖尿病患者 重症急性呼吸器症候群コロナウイルス-2(SARS-CoV-2)により引き起こされる新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は、2019年12月に中国武漢で初めて報告された呼吸器感染症です。本疾患...
09_感染症

COVID-19に対するレムデシビル経口製剤(VV116)はニルマトレルビル-リトナビルより優れていますか?(PROBE法; N Engl J Med. 2022)

経口 ニルマトルビル-リトナビル(パキロビッドパック)は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の治療薬として、多くの国で緊急使用が許可されています。しかし、多くの薬物相互作用が示されていること、また世界的な需要に対して供給が不足して...
09_感染症

重症COVID-19患者における各介入による180日間の生存率はどのくらい?(RCTの二次解析; REMAP-CAP試験; JAMA. 2022)

重症COVID-19患者に対する治療法はいくつかありますが、その長期的な効果は不明です。そこで今回は、COVID-19を有する重症成人に対する複数の介入の180日間の長期的な効果について明らかにしたREMAP-CAP試験の結果をご紹介します。本試験では、2020年3月9日から2021年6月22日の…
09_感染症

早期COVID-19外来患者に対するパキロビッド(米国人口ベースコホート研究; Ann Intern Med. 2022)

ワクチン接種済みの集団コホートにおけるパキロビッドの効果とは? EPIC-HR(Evaluation of Protease Inhibition for Covid-19 in High-Risk Patients)試験において、ニルマト...
09_感染症

COVID-19に対するハチミツ+ブラッククミンの効果はどのくらいですか?(RCT; HNS-COVID-PK試験; Phytother Res. 2022)

COVID-19に対するハチミツ+ブラッククミンの効果は? これまで、コロナウイルス感染症2019(COVID-19)に対する特異的で有効な治療法は存在しません。 ハチミツとブラッククミン(HNS)は、抗ウイルス、抗菌、抗炎症、抗酸化、免疫...
09_感染症

医療従事者におけるCOVID-19予防のための医療用マスクとN95マスク、どちらが優れていますか?(RCT; Ann Intern Med. 2022)

医療用マスクがN95マスクと比較してCOVID-19に対して同程度の防御効果を示すかどうかは不明です。そこで今回は、日常ケアを行う医療従事者において、医療用マスクがN95マスクと比較してCOVID-19の予防効果が劣らないかどうかを明らかにしたランダム化比較試験の結果をご紹介します。本試験は、多施…
09_感染症

COVID-19治療に対するアンギオテンシン受容体拮抗薬は有益ですか?(RCT; CLARITY試験; BMJ 2022)

アンギオテンシン受容体拮抗薬(ARB)でレニン・アンギオテンシン系を阻害することにより、COVID-19の臨床転帰が改善されるかどうかについては議論の余地があります。そこで今回は、ARBであるテルミサルタンを主に用い、COVID-19の重症度への影響について、対照群と比較検討した多施設共同第3相ラ…
09_感染症

アスピリン使用中の高齢患者におけるヘリコバクター・ピロリ除菌は消化性潰瘍出血を予防できますか?(RCT; HEAT試験; Lancet 2022)

アスピリン投与患者における消化性潰瘍は、Helicobacter pylori(H pylori)感染と関連していることが報告されています。しかし、ピロリ除菌によりアスピリン誘発の消化性潰瘍を予防できるのかについては明らかとなっていません。そこで今回は、H pylori除菌がアスピリンに関連する潰…
09_感染症

コロナウイルス感染症(COVID-19)患者の治療における亜鉛投与の効果はどのくらい?(DB-RCT; Clin Infect Dis. 2022)

亜鉛の補給は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対する潜在的な治療法と考えられています。しかし、充分に検討されておらず、また結果の一貫性は示されていません。そこで今回は、COVID-19感染症の成人患者における亜鉛の有効性を検討した二重盲検ランダム化比較試験の結果をご紹介します。本試験は…
09_感染症

学校におけるユニバーサル・マスクの解除はCOVID-19の発生率を増加させる?(N Engl J Med. 2022)

2022年2月、米国マサチューセッツ州は公立学校における全州共通のマスク政策を撤回し、マサチューセッツ州の多くの学区がその後の数週間のうちにマスク装着要件を解除しました。ボストン地区では、ボストン地区と近隣のチェルシー地区の2学区だけが、2022年6月までマスク装着要件を維持しました。マスク装着義…
02_循環器系

アンジオテンシン変換酵素阻害薬が市中肺炎の入院と死亡を減少させる?(コホート研究; Pharmacotherapy 2022)

肺炎は世界的な疾患であり、入院を長期化させる一般的な理由となっています。アンジオテンシン変換酵素阻害薬(ACEi)には肺炎を抑制する作用があると考えられていますが、その効果の一貫性は示されてなく、意見が分かれるところです。そこで今回は、神経学的障害のある患者群において、ACEiによる肺炎の改善効果…
09_感染症

小児急性感染性結膜炎の罹患期間に対するモキシフロキサシン点眼薬の効果は?(RCT及びメタ解析; JAMA Netw Open. 2022)

急性結膜炎は、小児によく見られる感染症で、通常、細菌によって引き起こされます。この疾患に対して、医師は抗生物質を処方しますが、小児患者におけるその有効性に関するエビデンスは限られており、相反するものです。Gigliottiらは、小児の急性結膜炎を対象とした最初のランダム化試験で、抗生物質の局所投与…
01_ワクチン vaccine

米国における中等症および重症COVID-19成人に対するワクチンの効果減弱と追加免疫の効果は?(試験陰性症例対照研究; VISIONネットワーク; BMJ. 2022)

BNT162b2(ファイザー・バイオンテック)およびmRNA-1273(モデナ)ワクチンのランダム化試験では、成人においてCOVID-19に対する94~95%の予防効果を示し、入院を要するCOVID-19に対する有効性が示唆されました。2020年12月にこれらのワクチンが導入されて以来、ワクチン接…
05_内分泌代謝系

2型糖尿病における尿路感染症および性器感染症のリスクに対するDPP4阻害薬 vs. SGLT2阻害薬(NWM; Adv Ther. 2021)

ジペプチジルペプチダーゼ4(DPP4)阻害薬とナトリウムグルコース共輸送体2(SGLT2)阻害薬は、低血糖のリスクが低いため、T2DM患者にしばしば使用されてきました。しかし、DPP4阻害薬やSGLT2阻害薬は、感染症リスクを高める可能性があります。そこで今回は、2型糖尿病患者における2つの新しい…
09_感染症

軽症から中等症のCOVID-19外来患者における回復持続時間に対してイベルメクチンは有効ですか?(RCT; ACTIV-6試験; JAMA. 2022)

COVID-19治療は進歩していますが、特に外来での追加治療が必要となります。高所得国の高リスク者に対しては、新規の経口抗ウイルス薬が認可されていますが、ワクチン接種者におけるこれらの薬剤の有効性は不明であり、世界的に入手が制限されています。米国では、高リスクでない個人に対しては、現在COVID-…
09_感染症

インフルエンザによる入院または死亡の予防において、吸入ザナミビルと経口オセルタミビルどちらが優れていますか?(人口ベースコホート研究; Clin Infect Dis. 2022)

ランダム化比較試験の患者個人データのメタ分析によると、インフルエンザに対する早期のオセルタミビル治療により、肺炎と入院のリスクがそれぞれ44%と63%減少しました。しかし、吸入ザナミビルの入院と死亡の予防効果に関するデータは不足しています。そこで今回は、インフルエンザの臨床診断後48時間以内に吸入…
09_感染症

児童のマスク着用は手指と顔面の接触回数に影響しない?(シミュレーションRCT; Back-to-School COVID-19 Simulation試験; JAMA Pediatr. 2022)

地域環境におけるフェイスマスクの使用は、重症急性呼吸器症候群コロナウイルス2型(SARS-CoV-2)の感染とCOVID-19の発生を抑えるために用いられる公衆衛生対策の重層的アプローチに不可欠です。しかし、子供や学校でのフェイスマスクの使用は、利害関係者が潜在的な利益と否定的な結果をどう判断する…
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