2022-08

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04_消化器系

欧米におけるH.pylori感染症に対するボノプラザンベースの除菌療法はPPIよりも優れていますか?(RCT; Gastroenterology. 2022)

ヘリコバクター・ピロリは、消化性潰瘍、胃腺がん、胃粘膜関連リンパ組織リンパ腫の主要な原因であり、診療ガイドラインにおいて、ピロリ菌の除菌が推奨されています。米国を含む多くの国で、数十年にわたり、H.pylori感染症の治療は、プロトンポンプ阻害薬(PPI)、クラリスロマイシン、アモキシシリンまたは…
09_感染症

COVID-19入院患者に対するエンソビベップの有効性と安全性は?(DB-RCT; ACTIV-3/TICO試験; Ann Intern Med. 2022)

人類は、SARS-CoV-2による感染症(COVID-19)の脅威にさらされています。Afterコロナ、withコロナ時代と呼ばれる2022年において、依然として感染症治療薬の開発が求められています。Ensovibep(MP0420, エンソビベプ, エンソビベップ)は、SARS-CoV-2感染症…
01_中枢神経系

空腹だと怒りやすくなる、は本当か?(中欧アンケート調査; PLoS One. 2022)

平昌冬季オリンピック期間中、アメリカのスノーボーダー、クロエ・キムが朝食について「朝食のサンドイッチを食べ終えたいと思ったけど、頑なに食べないと決めたので、今は "hangry ハングリー" になっている」とツイートしました。この言葉は、少なくとも英語では一般的な口語表現になっており、多くの人が、…
04_消化器系

経口抗凝固薬投与患者の消化管出血に対するプロトンポンプ阻害薬の保護効果は?(SR&MA; Br J Clin Pharmacol. 2022)

経口抗凝固薬(OAC)で治療中の患者において、治療に伴う消化管出血のリスクが伴います。この消化管出血リスクに対して、予防的にプロトンポンプ阻害薬(PPI)が併用投与されます。しかし、消化管出血に対するPPIの予防効果を示す証拠は充分ではありません。そこで今回は、OAC投与患者の消化管出血に対するP…
02_循環器系

ミソプロストールを併用するとNSAID誘発性有害事象のリスクを低減できますか?(コホート研究; MICRO試験; Pharmacotherapy. 2022)

ミソプロストール併用はNSAIDsによる心血管イベントの発生を予防できるのか? 非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)は、心血管系有害事象のリスクを高めるにもかかわらず、疼痛に対して最も頻繁に使用される薬剤の一つです。また、NSAI...
05_内分泌代謝系

ハイリスク2型糖尿病患者におけるペマフィブラート使用は心血管イベントの発生を抑制できますか?(PROMINENT試験; 途中解析で中止された試験)

ペマフィブラート(開発コード:K-877、商品名:パルモディア)による心血管イベントの発生抑制効果はどのくらいなのか? 2型糖尿病患者は心血管リスクが高いことから、血糖コントロールが求められます。しかし、血糖コントロールだけでは大血...
07_腎・泌尿器系

進行した慢性腎臓病を有する高齢者における高用量フルオロキノロン療法と重篤な有害事象の関連性は?(コホート研究; JAMA Netw Open. 2022)

高齢のCKD患者における高用量フルオロキノロンは重篤な有害事象の発生と関連する? フルオロキノロン系抗菌薬は、世界で最もよく処方される広域抗生物質の一つです(PMID: 23570031、PMID: 31067381)。米国では、2...
07_腎・泌尿器系

痛風患者における痛風発作とその後の心血管イベントとの関連性はどのくらい?(コホート内症例対照研究 JAMA. 2022)

痛風発作後に心血管イベントの発生はどのくらい増加するのか? 痛風は心血管疾患と関連していることが知られていますが、特に痛風発作と心血管イベントとの時間的な関連については調査されていません。 そこで今回は、最近の痛風発作後に心血...
05_内分泌代謝系

動脈硬化性心疾患(ASCVD)患者におけるロスバスタチン10mgとエゼチミブ併用療法 vs. ロスバスタチン20mg、どちらが良さそうですか?(Open-RCT; RACING試験; Lancet. 2022)

心血管イベントは患者予後を悪化させることから発症予防が重要です。動脈硬化性心疾患(ASCVD)患者では、心血管イベントの発症リスクが高いことから、血圧コントロール、そして脂質コントロールが求められます。治療に際しては、1つの薬剤を増量するよりも、異なる作用機序の薬剤を併用する方が、より高い有効性と…
01_ワクチン vaccine

医療従事者におけるCOVID-19ワクチン4回目接種の効果はどのくらい?(コホート研究; JAMA 2022)

2021年12月、イスラエルで第5次COVID-19流行が始まり、ほとんどがオミクロン変異株によって引き起こされ、ワクチン未接種者とワクチン接種者が影響を受けました。ほとんどの医療従事者を含むイスラエルの成人の90%が、2021年9月までBNT162b2ワクチンの3回接種を受けました。3回目の接種…
09_感染症

オミクロン変異株 BA.2.12.1, BA.4, BA.5に対する抗体薬および抗ウイルス薬の有効性はどのくらい?(in vitro; N Engl J Med. 2022)

2022年6月現在、重症急性呼吸器症候群コロナウイルス2型(SARS-CoV-2)のB.1.1.529(オミクロン)亜型は、5つの異なる亜系統に分類されています。BA.1、BA.2、BA.3、BA.4、BA.5。しかし、BA.2.12.1(BA.2の亜種)、BA.4、BA.5の流行は、世界のいくつ…
00_その他

臨床判断支援付き医師オーダーエントリーシステムの設定における腎臓専門薬剤師による薬物レビューの有用性とは?(後向き研究; J Clin Pharm Ther. 2022)

腎臓専門薬剤師コンサルティングサービスにより腎臓の薬物関連問題を解消できるのか? 入院患者の約20%は、推定糸球体濾過量(eGFR)<60分/分/1.73m2と定義される腎機能障害を有しています(PMID: 22695895、PMI...
05_内分泌代謝系

2型糖尿病患者および非2型糖尿病患者における主要な心血管疾患の予防のための血圧コントロールはどのくらいが良いですか?(個人データのメタ解析; BPLTTC試験; Lancet Diabetes Endocrinol. 2022)

糖尿病は、世界中で死亡、心血管合併症、医療負担の主要な原因となっています。合併症を引き起こし、医療費負担を増大させています。高血圧を有する2型糖尿病患者は、主要な心血管イベントによる罹患および死亡のリスクが高いとされています。しかし、血圧低下治療の有益性が2型糖尿病患者とそうでない患者で異なるかど…
05_内分泌代謝系

腎臓病合併の2型糖尿病患者の心血管イベントに対するフィネレノンの効果は?(DB-RCT; FIGARO-DKD; N Engl J Med. 2021)

慢性腎臓病(CKD)は、2型糖尿病に伴う心血管リスクを増悪させることが報告されています。尿中アルブミン/クレアチニン比(アルブミンはmg、クレアチニンはgで測定)が10を超え、推定糸球体濾過量(eGFR)が75ml/min/体表面積1.73m2以下になると心血管イベントおよび新規心不全のリスクが上…
70_医療経済学

重度の閉経後骨粗鬆症治療におけるロモソズマブ vs. テリパラチド(日本の費用対効果分析; Osteoporos Int. 2021)

少子超高齢化社会の日本において、骨折を予防する戦略の確立は重要な課題の一つです。特に女性においては、閉経後に骨粗鬆症の発症リスク、これに伴う骨折リスクが大きく増加することから、骨折予防のために薬物治療が求められます。骨粗鬆症の治療は、診療ガイドラインの推奨や費用対効果の高さから、ビスホスホネート系…
01_ワクチン vaccine

COVID-19ワクチン接種と急性心筋梗塞および虚血性脳卒中との関連性は?(後向きコホート研究; JAMA. 2022)

COVID-19ワクチンは二次的合併症を予防できるのか? COVID-19感染後の急性心筋梗塞(AMI)や虚血性脳卒中の発症率は、血栓症のリスク上昇と関連していることが示唆されています(PMID: 35132265、PMID: 35...
01_ワクチン vaccine

COVID-19 mRNAブースターとインフルエンザワクチンの同時接種の安全性は?(後向き研究; JAMA Netw Open. 2022)

COVID-19ワクチン接種は、米国疾病対策予防センター(CDC)により、米国の5歳以上のすべての人に推奨されています。現在の臨床ガイダンスでは、COVID-19ワクチンと他のワクチンの同時投与など、他のワクチンの接種時期を考慮することなく接種することができることが示されています(CDC)。米国食…
06_骨代謝系

鉄欠乏性貧血治療に伴う低リン血症にはイソマルトシド鉄とカルボキシマルトース鉄、どちらが良い?(Open-RCT; JAMA. 2020)

鉄の静脈注射は鉄欠乏性貧血の迅速な改善を可能にしますが、ある種の製剤(含糖酸化鉄)は線維芽細胞増殖因子(fibroblast growth factor:FGF)23を介した低リン酸血症を誘発することが報告されています。FGF23は骨の特に骨細胞より分泌されるペプチドホルモンで、腎臓近位尿細管に作…
10_眼関連疾患

糖尿病黄斑浮腫にアフリベルセプトまたはベバシズマブ先行投与、どちらが良さそうですか? (RCT; N Engl J Med. 2022)

糖尿病黄斑浮腫に対して、アフリベルセプト(商品名:アイリーア)やベバシズマブ(日本では適応外)をはじめとする抗VEGF抗体薬が使用されます。しかし、アフリベルセプト単独投与とベバシズマブ先行投与を比較し、眼の状態が充分に改善しない場合にベバシズマブからアフリベルセプトに切り替える方法(ステップ治療…
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