2021-12

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02_循環器系

新規2型糖尿病と診断された患者におけるインスリン治療の早期開始と糖尿病合併症との関連性は?(韓国PSマッチコホート研究; J Diabetes Investig. 2021)

インスリンは必須かつ強力な血糖降下剤である。2型糖尿病患者にとって、インスリン治療は経口糖尿病薬(OADs)による治療が無効となった後だけでなく、ヘモグロビンA1c値>9.0%で症候性高血糖または代謝異常がある患者の最初の治療として検討することができます。いくつかの研究により、新たに2型糖尿病と…
02_循環器系

心血管疾患または糖尿病患者におけるイコサペント酸エチルの有益性は腎機能に影響されない?(RCTの事後解析; REDUCE-IT RENAL試験; Circulation. 2021)

心血管系疾患(CVD)または心血管系危険因子が確立している患者において、低比重リポタンパク質コレステロールを標的とした薬物療法は、生存率を改善し、初回またはその後の心血管系イベントを予防し、冠動脈再灌流の必要性を低減します。高トリグリセリド血症は心血管イベントの独立した予測因子であるが、ナイアシン…
02_循環器系

心房細動患者の心血管アウトカムに対する早期のリズムコントロール vs. レートコントロール(後向き人口ベースコホート研究; J Am Heart Assoc. 2021)

心房細動は、脳卒中や心不全による死亡や罹患のリスクを高め、QOL(生活の質)を低下させることが報告されています。代表的なAFFIRM(Atrial Fibrillation Follow-up Investigation of Sinus Rhythm Management)試験を含む、リズムコン…
02_循環器系

心血管ハイリスク2型糖尿病に対するチルゼパチド vs. インスリン グラルギン(オープンRCT; SURPASS-4試験; Lancet. 2021)

Tirzepatide(チルゼパチド)は、グルコース依存性インスリン刺激性ポリペプチド(GIP)と、グルカゴン様ペプチド(GLP)-1の両インクレチンの作用を単一分子に統合した新規の週1回投与のGIP/GLP-1受容体デュアル作動薬です。GIPは当初、グルカゴン分泌を増加させ、血糖増加や脂質の蓄積…
05_内分泌代謝系

ダパグリフロジンによる新規2型糖尿病の発症抑制効果は?(DAPA-CKD試験およびDAPA-HF試験のプール解析; Lancet Diabetes Endocrinol. 2021)

糖尿病患者の90%は2型糖尿病であり、また2型糖尿病の発症は生活習慣よりも遺伝的要因が大きく影響していることが報告されています。さらに慢性腎臓病と心不全は、2型糖尿病発生率の高さと関連するインスリン抵抗性状態です。そこで今回は、2型糖尿病の既往のない慢性腎臓病あるいは心不全患者におけるダパグリフロ…
08_炎症・免疫・アレルギー系

コントロール不良な中等度〜重度の小児喘息患者におけるデュピルマブの効果は?(DB-RCT; Liberty Asthma VOYAGE試験; N Engl J Med. 2021)

中等度から重度の喘息患者は、標準的な治療を受けているにもかかわらず、疾患の合併症を抱え続けています。モノクローナル抗体であるデュピルマブは、成人および青年の喘息および他の2型炎症性疾患の治療薬として承認されていますが、6〜11歳の小児を対象とした試験は実施されておらず、その有効性・安全性は不明です。
02_循環器系

2型糖尿病患者の心血管イベントおよび全死亡率に対するピオグリタゾンの効果は?(RCTのメタ解析; NMCD 2021)

2型糖尿病は、インスリン分泌不全およびインスリン抵抗性を呈する内分泌代謝異常です。現在、さまざまな治療薬が上市されており、多くのエビデンスが蓄積されてきています。インスリン抵抗性を改善する薬剤としては、メトホルミン、ピオグリタゾン、イメグリミンが使用されていますが、有効性・安全性プロファイルは異な…
09_感染症

COVID-19非入院患者における経口治療薬モルヌピラビルの効果はどのくらい?(DB-RCT; MOVe-OUT; N Engl J Med. 2021)

コロナウイルス病2019(COVID-19)の進行リスクを低減するために、新たな治療法が必要とされています。モルヌピラビルは経口低分子抗ウイルスのプロドラッグで、重症急性呼吸器症候群コロナウイルス2型(SARS-CoV-2)に対して活性を有しています。軽症から中等症であり、実験室で確認されたCOV…
09_感染症

COVID-19に対するアスピリンの効果は?(SR&MA; Clin Epidemiol Glob Health. Oct-Dec 2021)

SARS-CoV-2ワクチンの登場により、COVID-19の重症化を防ぐ特異的な抗体が開発されれば、このパンデミックを終息させることができると考えられますが、COVID-19入院患者の治療、特に複数の合併症を持つ患者の治療を軽視することはできません。COVID-19の治療オプションを迅速に発見する…
09_感染症

COVID-19入院患者に対するレンジルマブの有効性・安全性は?(DB-RCT; LIVE-AIR試験; Lancet Respir Med. 2021)

COVID-19の臨床症状は、重症化、急性呼吸窮迫症候群(ARDS)、死に至ることもあります。 これらの後遺症は、ウイルスによって誘発された炎症性免疫反応に起因しています。顆粒球-マクロファージコロニー刺激因子(GM-CSF)は、骨髄系細胞の活性化と移動を特徴とする冗長な炎症プロセスに関与するサイ…
07_腎・泌尿器系

常染色体優性多発性嚢胞腎(ADPKD)に対するトルバプタンの長期的な効果は?(代用のアウトカム; 日本のコホート研究; Kidney International Reports 2021)

常染色体優性多発性嚢胞腎(ADPKD)は、両側の腎臓に嚢胞ができ、それらが年齢とともに増え、かつ大きくなっていく遺伝性の疾患です。嚢胞が増えて大きくなると、腎機能が低下していきます。さらに腎臓以外の臓器にも障害(合併症)が生じる全身の疾患です。ADPKDでは身体の成長につれて、腎臓の嚢胞が少しずつ…
07_腎・泌尿器系

血液透析患者における食事からのカリウム摂取量と全死亡率の関係は?(コホート研究; DIET-HD試験; Clin J Am Soc Nephrol. 2021)

腎機能が低下すると、eGFR15mL/min/1.73m2未満を目安に透析の導入が検討されます。腎機能低下患者では、腎臓からのカリウム排泄能が低下することから、高カリウム血症となりやすいことから、カリウム吸着剤やカリウム摂取制限が行われます。維持血液透析を受けている集団における食事からのカリウム摂取…
01_ワクチン vaccine

英国における7種類のCOVID-19ワクチン3回目接種(ブースター)の安全性と免疫原性(RCT; COV-BOOST試験; Lancet. 2021)

ほとんどの研究では、デルタ(B.1.617.2)株が優勢であっても、展開されたワクチンによってCOVID-19の重症化や死亡に対する防御力が十分に維持されていることが示唆されていますが、観察データによると、あらゆる感染や症状のある感染に対する防御力が徐々に低下していることが分かっています。観察デー…
01_中枢神経系

大うつ病または双極性障害の退役軍人における自殺関連の反復予防のためのリチウム治療は有効か?(DB-RCT; Li+ plus試験; JAMA Psychiatry. 2021)

自殺と自殺未遂は、持続的かつ増加傾向にある公衆衛生上の問題です。観察研究やランダム化臨床試験のメタ解析では、リチウムが双極性障害やうつ病の患者の自殺を予防する可能性が示唆されています。しかし、大うつ病または双極性障害の自殺関連イベントに対するリチウム追加による効果は不明です。そこで今回は、最近自殺…
02_循環器系

心房細動におけるDOACの過少投与・過剰投与の有効性と安全性は?(SR&MA; Front Pharmacol. 2021)

脳卒中を予防するための治療、特に経口抗凝固薬の使用は、心房細動患者の管理に不可欠です。ランダム化比較試験(RCT)により、直接経口抗凝固薬(DOAC)の脳卒中予防効果は、ビタミンK拮抗薬(VKA)と比較して劣ることが確認されており、出血リスクも低いとされています。そのため、ダビガトラン、リバーロキ…
07_腎・泌尿器系

成人CKD患者におけるポリファーマシーと腎臓病の進行との関連性は?(後ろ向きコホート研究; 福島CKDコホート研究; Clin J Am Soc Nephrol. 2021)

人類の寿命が長くなるにつれて、併存疾患を有する割合が増えてきました。これに伴い薬剤の使用数も増加しています。薬剤使用数が5〜6剤以上の状態はポリファーマシーと定義されており、薬剤使用に伴う有害事象リスクの増加と関連していることから、特に在宅医療現場で問題視されています。また、ポリファーマシーは…
02_循環器系

急性心筋梗塞におけるサクビトリル-バルサルタン vs. ラミプリル(RCT; PARADISE-MI試験; N Engl J Med. 2021)

急性心筋梗塞患者に対するARNI使用はACE阻害薬よりも優れているのか? 動脈硬化により冠動脈の閉塞が進むと狭心症、心筋梗塞が引き起こされます。心筋梗塞の大半は急性心筋梗塞であり、突然襲われる胸痛発作が特徴的です。心筋梗塞発症後、通...
09_感染症

大規模な屋内ライブ集会におけるSARS-CoV-2感染の予防(RCT; SPRING試験; Lancet Infect Dis. 2021)

COVID-19のパンデミックにより、物理的な距離を置かずに密閉された環境で行われる大規模な集会がすべて中止された。SARS-CoV-2の発生が世界的に急増し、非感染性キャリア(PMID: 33997830)や空気中の飛沫による感染リスクに関する証拠が蓄積されてきたため、ほとんどの医療関係者は…
02_循環器系

心不全を有さない心筋梗塞後患者に対するβ遮断薬の効果は?(SR&MA; Cochrane Database Syst Rev. 2021)

心血管疾患は、世界的に見ても死亡原因の第1位です。世界保健機関(WHO)によると、2012年の虚血性心疾患による死亡者数は740万人で、全死亡者数の15%を占めています。急性心筋梗塞後の心不全患者には、国内外の診療ガイドラインにおいてβ遮断薬が推奨されているため、よく使用されています。しかし、急性…
06_骨代謝系

血液透析患者における喫煙と骨折による入院リスクはどのくらい?(日本PSマッチコホート研究; Nephrol Dial Transplant. 2021)

これまでの疫学研究の結果、喫煙は一般集団において骨折の生活習慣病リスク因子として確立されています。しかし、血液透析患者を対象とした特有のエビデンスについては充分に検討されていません。そこで今回は、日本透析医学会腎データ登録のデータを用いて、喫煙状況と骨折との関連を検討した全国規模のコホート研究の…
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