2022-11

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09_感染症

アスピリン使用中の高齢患者におけるヘリコバクター・ピロリ除菌は消化性潰瘍出血を予防できますか?(RCT; HEAT試験; Lancet 2022)

アスピリン投与患者における消化性潰瘍は、Helicobacter pylori(H pylori)感染と関連していることが報告されています。しかし、ピロリ除菌によりアスピリン誘発の消化性潰瘍を予防できるのかについては明らかとなっていません。そこで今回は、H pylori除菌がアスピリンに関連する潰…
09_感染症

コロナウイルス感染症(COVID-19)患者の治療における亜鉛投与の効果はどのくらい?(DB-RCT; Clin Infect Dis. 2022)

亜鉛の補給は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対する潜在的な治療法と考えられています。しかし、充分に検討されておらず、また結果の一貫性は示されていません。そこで今回は、COVID-19感染症の成人患者における亜鉛の有効性を検討した二重盲検ランダム化比較試験の結果をご紹介します。本試験は…
01_中枢神経系

認知症患者の死亡率に対するコリンエステラーゼ阻害剤の効果はどのくらいか?(RCTおよび非RCTのメタ解析; Neurology. 2022)

コリンエステラーゼ阻害薬は認知症患者の死亡リスクに影響するのか? コリンエステラーゼ阻害薬(ChEI)は神経作用に加えて心血管系への作用があり、死亡率を変化させる可能性がありますが、充分に検討されていません。 そこで今回は、C...
02_循環器系

急性心不全患者におけるポイントオブケアは、通常ケアと比較して死亡リスクを低減する?(段階的ウェッジクラスターRCT; COACH試験; N Engl J Med. 2022)

急性心不全の患者は、有害事象リスクが不明であることや迅速なフォローアップの選択肢が充分でないことから、頻繁にあるいは計画的に入院させられています。臨床医が患者を退院させるか入院させるかの判断を支援する戦略を用い、外来診療での迅速なフォローアップと組み合わせることが転帰に影響を与えるかどうかはまだ不…
13_悪性腫瘍

頭頸部癌に対するがん休眠療法(メトロノミック療法・低用量抗がん剤治療)の効果はどのくらい?(RCT; J Clin Oncol. 2022)

進行性頭頸部扁平上皮癌の治療に承認されているレジメンは、その費用の問題から、中低所得国の患者の1~3%しか利用できていません。以前の研究では、がん休眠療法(メトロノミック療法・少量あるいは低用量抗がん剤治療)がこの環境における頭頸部癌患者の生存率を改善しました。また、レトロスペクティブデータでは、…
02_循環器系

カナグリフロジンの心血管系への影響は腎機能やアルブミン尿により異なりますか?(CANVAS・CREDENCEのプールデータ; J Am Coll Cardiol. 2022)

2型糖尿病(T2DM)患者は、心不全による入院(HHF)を含め、心血管(CV)リスクが高いことが報告されています。CANVAS(CANagliflozin cardioVascular Assessment Study)プログラムおよびCREDENCE(Canagliflozin and Rena…
02_循環器系

降圧薬の服薬アドヒアランスが良いと脳卒中後の心血管イベントおよび転倒のリスクを低減できる?(後向きコホート研究; PRECISE試験; Hypertension. 2022)

脳卒中後の転倒リスクを増加させることなく、降圧剤が主要な有害心血管イベント(MACE)を回避するのに役立つかどうかに関する実環境でのエビデンスは限られています。そこで今回は、脳卒中後のMACEおよび入院を要する転倒の発生率と降圧薬のアドヒアランスとの関連について検討した後向きコホート研究の結果をご…
09_感染症

学校におけるユニバーサル・マスクの解除はCOVID-19の発生率を増加させる?(N Engl J Med. 2022)

2022年2月、米国マサチューセッツ州は公立学校における全州共通のマスク政策を撤回し、マサチューセッツ州の多くの学区がその後の数週間のうちにマスク装着要件を解除しました。ボストン地区では、ボストン地区と近隣のチェルシー地区の2学区だけが、2022年6月までマスク装着要件を維持しました。マスク装着義…
00_その他

小児において週21時間以上ビデオゲームをすると認知能力が向上する?(症例対照研究; JAMA Netw Open. 2022)

ビデオゲームと小児の攻撃的行動の関連については、過去の個々の攻撃性を考慮した上で、ほとんどの研究において、その後の攻撃的行動の増加と関連していることが示されていますが、ビデオゲームと認知能力との関連については、研究結果が分かれています。そこで今回は、思春期脳認知発達(ABCD)研究のデータを用いて…
02_循環器系

血液透析中の心房細動患者に対する出血リスクにおいてアピキサバンとワルファリンに違いはありますか?(PROBE; RENAL-AF試験; Circulation. 2022)

血液透析を受けている心房細動を有する末期腎不全(ESKD)患者における脳卒中予防のためのアピキサバンの安全性や有効性を評価したランダム化比較試験のデータは限られています。日本において、透析患者へのアピキサバン(商品名:エリキュース)使用は承認されていません(2022年11月3日時点)。そこで今回は…
02_循環器系

腎臓アウトカムに対するSGLT2阻害剤の効果は疾患や腎機能により異なりますか?(メタ解析; Lancet 2022)

グルコース共輸送担体-2(SGLT2)阻害薬は、心不全や慢性腎臓病、あるいは2型糖尿病で動脈硬化性心血管病のリスクが高い患者において、腎臓や心血管系の有害事象のリスクを低減することが大規模試験により明らかにされています。糖尿病患者を対象とした臨床試験では、糖尿病患者以外の患者を対象とした転帰を個別…
02_循環器系

英国における心不全および鉄欠乏症患者に対するデリソマルトース第二鉄の静脈内投与の効果はどのくらい?(PROBE; IRONMAN試験; Lancet 2022)

心不全、左室駆出率低下、鉄欠乏症の患者に対して、カルボキシマルトース第二鉄(商品名:フェインジェクト)の静脈内投与は、短期的にQOLと運動能力を改善し、1年以内の心不全入院を減少させることが報告されています。しかし、デリソマルトース第二鉄静注(商品名:モノヴァー)の効果については充分に検証されてい…
02_循環器系

ペマフィブラートは心血管リスクを低減できますか?(DB-RCT; PROMINENT試験; N End J Med 2022)

トリグリセリド(中性脂肪)高値は心血管系リスクの上昇と関連している可能性が指摘されていますが、単独リスクとしての中性脂肪の高知が心血管リスクとなるのかについては一貫した結果が得られておらず議論が分かれています。また、中性脂肪を低下させることで心血管系イベントの発生が抑えられるかどうかは不明です。選…
02_循環器系

慢性腎障害に対するエンパグリフロジンの効果はどのくらいですか?(DB-RCT; EMPA-KIDNEY試験; N Engl J Med. 2022)

ナトリウム・グルコース共輸送体(SGLT)2阻害薬は、尿中に糖を排出し、血糖を低下することから2型糖尿病の治療薬として使用されています。2型糖尿病は様々な合併症を引き起こし、患者の予後を悪化させます。また、SGLT2阻害薬は2型糖尿病の他、心不全や慢性腎臓病に対しても有効性が示されています。しかし…
02_循環器系

進行した慢性腎臓病患者においてACE阻害薬は中止した方が良いのか?(Open-RCT; STOP ACEi試験; NEJM 2022)

レニン-アンジオテンシン系(RAS)阻害薬(アンジオテンシン変換酵素(ACE)阻害薬やアンジオテンシン受容体拮抗薬(ARB)など)は、軽度または中等度の慢性腎臓病の進行を遅らせます。しかし、いくつかの研究結果から、進行した慢性腎臓病患者におけるRAS阻害剤の中止は、推定糸球体濾過量(eGFR)を増…
02_循環器系

アンジオテンシン変換酵素阻害薬が市中肺炎の入院と死亡を減少させる?(コホート研究; Pharmacotherapy 2022)

肺炎は世界的な疾患であり、入院を長期化させる一般的な理由となっています。アンジオテンシン変換酵素阻害薬(ACEi)には肺炎を抑制する作用があると考えられていますが、その効果の一貫性は示されてなく、意見が分かれるところです。そこで今回は、神経学的障害のある患者群において、ACEiによる肺炎の改善効果…
09_感染症

小児急性感染性結膜炎の罹患期間に対するモキシフロキサシン点眼薬の効果は?(RCT及びメタ解析; JAMA Netw Open. 2022)

急性結膜炎は、小児によく見られる感染症で、通常、細菌によって引き起こされます。この疾患に対して、医師は抗生物質を処方しますが、小児患者におけるその有効性に関するエビデンスは限られており、相反するものです。Gigliottiらは、小児の急性結膜炎を対象とした最初のランダム化試験で、抗生物質の局所投与…
01_ワクチン vaccine

米国における中等症および重症COVID-19成人に対するワクチンの効果減弱と追加免疫の効果は?(試験陰性症例対照研究; VISIONネットワーク; BMJ. 2022)

BNT162b2(ファイザー・バイオンテック)およびmRNA-1273(モデナ)ワクチンのランダム化試験では、成人においてCOVID-19に対する94~95%の予防効果を示し、入院を要するCOVID-19に対する有効性が示唆されました。2020年12月にこれらのワクチンが導入されて以来、ワクチン接…
05_内分泌代謝系

2型糖尿病における尿路感染症および性器感染症のリスクに対するDPP4阻害薬 vs. SGLT2阻害薬(NWM; Adv Ther. 2021)

ジペプチジルペプチダーゼ4(DPP4)阻害薬とナトリウムグルコース共輸送体2(SGLT2)阻害薬は、低血糖のリスクが低いため、T2DM患者にしばしば使用されてきました。しかし、DPP4阻害薬やSGLT2阻害薬は、感染症リスクを高める可能性があります。そこで今回は、2型糖尿病患者における2つの新しい…
00_疫学

乳幼児期の川崎病発症に関連する暴露因子には何がありますか?(日本の前向きコホート研究; JECS試験; Sci Rep. 2021)

川崎病(KD)は、主に乳幼児に発症する急性の全身性血管炎です。未治療の場合、KD患者の約25%が冠動脈瘤を発症するといわれています。KDは、先進国における小児後天性心疾患の主要な原因となっています。冠動脈瘤を発症したKD患者は虚血性心疾患のリスクがあり、長期の抗凝固療法が必要となります。KDは、遺…
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