02_循環器系

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COVID-19の入院患者におけるJanus Kinase(JAK)阻害剤の効果はどのくらい?(SR&MA; Clin Epidemiol Glob Health. Jul-Sep 2021)

重症COVID-19に対するJAK阻害薬の効果は? 重症のCOVID-19によって引き起こされる高炎症状態は、サイトカインの大量放出と炎症マーカーの増加を特徴とし、急性呼吸窮迫症候群(ARDS)、致命的な血栓症、多臓器不全に至る可能性のある...
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2型糖尿病と冠動脈疾患を有する患者の全死亡率に対するβ遮断薬の効果はどのくらいですか?(事後解析; Diabetes Obes Metab. 2017)

糖尿病患者におけるβ遮断薬の有効性はリスクを上回るのか? 現在のガイドラインでは、冠動脈疾患(CHD)患者にβ遮断薬を使用することが推奨されています。しかし、心筋梗塞の既往のない安定したCHD患者や左室駆出率の低下した心不全患者において、生...
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血液透析中のCKD患者の心血管イベント発生に対するリン吸着剤の効果は?炭酸ランタン vs. 炭酸カルシウム(PROBE; LANDMARK試験; JAMA. 2021)

リン吸着剤により心血管イベントの発生は抑制できるのか? 以前の研究結果から、ステージ3b/4のCKD患者において、炭酸ランタンを96週間投与しても、プラセボと比較して動脈硬化や大動脈石灰化に影響はないことが示されました(IMPROVE-CK...
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高血圧患者における心血管疾患の罹患率と死亡率:ロサルタン vs. アテノロール(RCT; LIFE試験; Lancet. 2002)

高血圧患者における心血管疾患の罹患率と死亡率はロサルタンとアテノロール、どちらが優れているのか? 高血圧症に対する薬物介入による血圧低下効果は、特に高リスクの患者ではよく知られています。しかし、治療を受けた高血圧症患者は、高血圧症ではない人...
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PCI後のSAPTはアスピリンよりクロピドグレルを選択した方が良い?(Open-RCT; HOST-EXAM試験; Lancet 2021)

PCI後の血栓予防戦略はどのように行うのか? 虚血性心疾患により冠動脈に虚血が生じた場合、経皮的冠動脈ステント留置術(PCI)が治療選択肢となります。PCI実施後には血栓リスクが増加することから、抗血小板薬2剤療法(DAPT)が行われます。...
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カルシウム拮抗薬による下部尿路症状の影響はどのくらいですか?(システマティックレビュー; Biomed Res Int. 2017)

カルシウム拮抗薬により下部尿路症状が引き起こされる? 下部尿路症状は、排尿、蓄尿、排尿後のすべての症状を含んでいます。これらの症状は、しばしば認められるものであり、患者の生活の質(QOL)に悪影響を及ぼします。 また下部尿路症状は、進行性、...
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歯周炎を有する人は血圧が高い?(症例対象研究; Hypertension. 2021)

試験の概要(ビジュアル・アブストラクト) 引用元: 歯周病と血圧の関連性は? 歯周病(歯周炎)とは、細菌の感染によって引き起こされる炎症性疾患であり、歯の周りの歯ぐき(歯肉)や、歯を支える骨などが溶けてしまう病気です。 近年、歯周炎が各疾患...
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進行したHFrEFにおいて、サキュビトリル/バルサルタンはバルサルタンより優れていない(DB-RCT; LIFE試験; ACC21学会発表データ)

試験の概要 2021年5月17日に開催されたACC.21で発表されたLIFE試験の結果によると、駆出率の低下した進行性の心不全患者において、サクビトリル/バルサルタンの併用療法はバルサルタンと比較してNT-proBNPの低下に優れておらず、...
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SGLT2阻害薬による下肢切断リスクはどのくらいですか?(メタ解析; Cardiovasc Diabetol. 2021)

SGLT2阻害薬により下肢切断リスクが増加する? SGLT2阻害薬であるカナグリフロジンによる有効性・安全性を検討したCANVAS試験において、カナグリフロジン群で、プラセボ群と比較して、下肢切断リスクの増加が報告されました。この試験結果を...
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【批判的吟味】心筋梗塞後の心不全イベントの減少におけるARNIとACE阻害剤、どちらが優れていますか?(DB-RCT; PARADISE-MI試験; ACC21学会発表データ)

急性心筋梗塞後の心不全患者への治療は何が良いのか? 急性心筋梗塞(AMI)から生還した患者は、症状のある心不全(HF)を発症したり、早死にするリスクがあります。 PARADISE-MI(Prospective ARNI vs. ACE in...
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糖尿病、空腹時血糖値、および血管疾患のリスクとの関連性はどのくらいですか?(メタ解析; Lancet. 2010)

糖尿病を有さないヒトにおける空腹時血糖の影響とは? 空腹時血糖値は、糖尿病の閾値である7mmol/L(126mg/dL)以下を含むすべての濃度において、血管病リスクと相関的に重要な関連があることが報告されています。しかし、糖尿病を有さない人...
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維持透析を開始した心不全患者におけるβ遮断薬の使用は死亡リスクを低下できますか?(後向きコホート研究; Am J Kidney Dis. 2020)

心不全を合併する透析患者に対するβ遮断薬の効果はどのくらいなのか? β遮断薬は心不全患者に推奨されていますが、血液透析患者におけるその有用性は不明です。また血液透析に移行した慢性腎臓病の心不全患者において、β遮断薬の使用とその透析性の特徴が...
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維持血液透析患者におけるラミプリル使用は心血管アウトカム発生を抑制できますか?(PROBE; ARCADIA trial; Clin J Am Soc Nephrol. 2021)

ACE阻害薬であるラミプリルは血液透析患者における心血管イベント発生を抑制できるのか? レニン・アンジオテンシン系(RAS)阻害薬はCKD患者の心血管疾患の罹患率と死亡率を低下させることが報告されています(1)。 しかし、血液透析患者におい...
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【Up To Date for SGLT2阻害薬】SGLT2阻害薬の安全性比較(ナラティブレビュー; 最終更新年月:2021年5月)

糖尿病治療には心血管イベントのリスクを増加させない薬剤が求められている? 米国では新規の抗糖尿病薬の承認申請の際に心血管の安全性評価の実施を求めています。抗糖尿病薬の一つであるナトリウム・グルコース共輸送体2(Sodium Glucose ...
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【Up To Date for HIF-PH阻害薬】HIF-PH阻害薬の比較(ナラティブレビュー; 最終年月:2021年5月)

CKDに伴う貧血治療の背景 これまでは、慢性腎臓病(CKD)や透析に伴う貧血の治療としては、赤血球増殖因子刺激製剤(ESA)による治療が中心でしたが、ESA治療において、ESA低反応性の症例が認められることや、血栓塞栓リスク、赤芽球癆リスク...
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保存期CKD患者におけるバダデュスタットの有効性・安全性はダルベポエチン アルファに劣っていませんか?(Open-RCT; PRO2TECT試験; NEJM2021)

欧米におけるHIF-PH阻害薬の承認に必要な安全性試験とは? 主に米国と英国において、貧血治療薬の承認時には、有効性と安全性試験に加えて、重大かつ有害な心血管イベント(major adverse cardiovascular event, ...
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DOACとの薬物-薬物相互作用においてベッドサイドで簡単に実施できる推奨事項とは?(※校正前版; AJM2021)

DOAC 欧州心臓病学会および米国心臓病学会の現行のガイドラインでは、非弁膜症性心房細動患者の大部分にビタミンK拮抗薬(VKA)ではなく直接経口抗凝固薬(DOAC)を使用することが広く推奨されています。 理論的には、DOACはVKAに比べて...
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β3刺激薬ミラベグロン使用による心血管リスクはどのくらいですか?(ナラティブレビュー; 最終更新2021年5月)

ミラベグロンによる心血管リスクはどの程度なのか? β3刺激薬であるミラベグロン(ベタニス®️)の添付文書では、禁忌として「重篤な心疾患を有する患者」が設定されています。これは国内臨床試験で脈拍数の増加が認められたため、症状悪化の可能性が否定...
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PCI後におけるコルヒチン投与の効果はどのくらいですか?(RCTのSR&メタ解析; Am J Emerg Med. 2021)

コルヒチンによる心血管イベントの効果はどのくらいか? 心筋梗塞後に低用量コルヒチンを使用すると、プラセボと比較して、心血管イベントの発生リスクが有意に低下することが明らかになりました(COLCOT試験)。 これにより、コルヒチンによる抗炎症...
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経カテーテル的大動脈弁植え込み術(TAVI)後の患者における抗血小板薬による単独療法と二重療法の安全性と有効性に差はありますか?(SR&MA; Am J Cardiol. 2021)

経カテーテル的大動脈弁植え込み術後の抗凝固療法には何が良いのか? 経カテーテル的大動脈弁植え込み術(transcatheter aortic valve implantation, TAVI)を受け、かつ経口抗凝固療法の長期適応がない患者に...
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