02_循環器系 救急外来での初期カリウム値と脳卒中のタイプとの関連性はどのくらいですか?(症例対象研究; J Stroke Cerebrovasc Dis. 2021) 血清カリウム値と脳卒中との関連性は?血清K低値は心血管疾患、高血圧、糖尿病患者の脳卒中リスクと関係することが報告されています。健康集団を主な対象とした研究としては、スウェーデンの大規模コホート研究Malmö Preventive Proje... 2021.08.07 02_循環器系
02_循環器系 CKDステージ3~5患者における腎臓および心血管アウトカムに対するACE阻害剤の有益性は?(RCTのNWM; Drugs. 2020) CKDに対するACE阻害薬/ARBの有益性は?慢性腎臓病(CKD)は、世界的な健康問題であり、医療システムに大きな経済的損失をもたらしています。CKDのステージ1~5の平均罹患率は13.4%、ステージ3~5は10.6%であることが報告されて... 2021.08.06 02_循環器系07_腎・泌尿器系
02_循環器系 虚血性脳卒中および一過性脳虚血発作後の二次予防における降圧剤の効果はどのくらいですか?(SR&MA; Stroke. 2021) 血圧と虚血性脳卒中の関係は?虚血性脳卒中の約30%は、以前の脳卒中や一過性脳虚血発作の後に発症することが報告されています。動脈性高血圧は、虚血性および出血性、両方の脳卒中の初回および再発において最も確立された危険因子の一つです。虚血性脳卒中... 2021.08.03 02_循環器系
02_循環器系 過去のHbA1c値が2型糖尿病のレガシー効果に影響する(前向き観察研究; UKPDS 88; Diabetes Care. 2021) 2型糖尿病の全死亡率(ACM)および心筋梗塞(MI)の血糖レガシー効果は充分に解明されていない。本研究では、過去における個人のHbA1c値との関係を検討し、早期に血糖降下療法を開始した場合と遅らせた場合の潜在的な影響を検討した。 2021.08.01 02_循環器系05_内分泌代謝系
02_循環器系 経口抗凝固薬服用患者における出血管理はどのように行えば良いですか?(米国心臓病学会の指針; J Am Coll Cardiol. 2020) 抗凝固療法の中止や再開はどのように行えば良いのか?抗凝固療法は血栓塞栓症の治療・予防のために使用されています。抗凝固療法のなかでも直接経口抗凝固薬(DOAC, OAC)は、従来使用されてきたビタミンK拮抗薬(VKA)よりも使用量が増えていま... 2021.07.31 02_循環器系12_血液・造血器系
02_循環器系 頸部動脈解離におけるアスピリンと抗凝固療法、どちらが優れていますか?(Open-RCT; TREAT-CAD; Lancet Neurol. 2021) 頸動脈解離後の血栓塞栓予防にはどんな治療が良いのか?頸動脈解離は、50歳未満の若年層における脳卒中の主な原因です。歴史的には、臨床医は頸動脈解離の患者にビタミンK拮抗薬による経口抗凝固療法を用いることを好んできましたが、現在のガイドラインで... 2021.07.30 02_循環器系
02_循環器系 腎機能低下患者におけるメトホルミンの有効性と安全性はどのくらいですか?(SR&MA; Diabetes Obes Metab. 2021) メトホルミンの適正使用に関するRecommendation(2019年8月5日改訂版)メトホルミンは古くから使用されている薬剤ですが、2型糖尿病治療において、日本を除く多くの国で第一選択とされています。腎機能排泄型の薬剤であるメトホルミンは... 2021.07.29 02_循環器系05_内分泌代謝系07_腎・泌尿器系
02_循環器系 尿酸降下療法と治療関連有害事象、肝障害、主要心血管系有害事象(MACE)との関連性はどのくらいですか?(RCTのNWM; Pharmacotherapy. 2021) 尿酸降下療法で安全性に違いはあるのか?高尿酸血症は、痛風、腎障害、心血管イベントを引き起こす可能性のある一般的な疾患です。高尿酸血症患者に対しては、生活習慣への介入(プリン体を多く含む飲食の摂取制限など)がうまくいかない場合、経口薬が主な治... 2021.07.27 02_循環器系07_腎・泌尿器系
01_中枢神経系 脳卒中患者での選択的セロトニン再取り込み阻害剤 SSRIにおける骨折リスクはどのくらい?(SR&MA; Stroke. 2021) 脳卒中後うつ病におけるSSRI使用は骨折リスクになる?脳卒中生存者は、うつ病と骨折のリスクが高いことが報告されています。選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)は、観察研究において骨折リスクの増加と関連していることが報告されています。最... 2021.07.26 01_中枢神経系02_循環器系
02_循環器系 治療抵抗性高血圧に対する追加薬剤としてスピロノラクトン、プラセボ、ビソプロロール、ドキサゾシンどれが良いですか?(DB-RCT・クロスオーバー;代用のアウトカム ; PATHWAY-2試験; Lancet. 2015) 治療抵抗性高血圧への追加薬は何が良いのか?治療抵抗性高血圧の薬物治療において、国際的なガイドラインでは、3種類の薬剤(アンジオテンシン変換酵素(ACE)阻害薬またはアンジオテンシンII受容体拮抗薬(ARB)、カルシウム拮抗薬(CCB)、サイ... 2021.07.23 02_循環器系05_内分泌代謝系
02_循環器系 【批判的吟味】2型糖尿病におけるGLP-1RA エフペグレナチド使用は心血管・腎イベント発生を抑制する(NEJM 2021; DB-RCT; AMPLITUDE-O試験) 論文の概要PICOP:HbA1c 7.0%以上で心血管疾患の既往あるいは現在腎臓病*、かつ他の心血管危険因子が1つ以上有する2型糖尿病 *eGFRが25.0~59.9ml/分/1.73m2と定義I :エフペグレナチド4mg(毎週皮下注射)... 2021.07.20 02_循環器系02_批判的吟味 Critical Appraisal05_内分泌代謝系
02_循環器系 インスリン未投与の2型糖尿病患者がインスリンデテミルまたはグラルギンを投与された場合の全死亡率および心血管死亡率に差はありますか?(英国データベース コホート研究; Diabetes Ther. 2021) 2型糖尿病患者を対象に、基礎インスリンであるデテミルとグラルギンを初めて使用した患者の全死亡率と心血管死亡率に差はあるのか?糖尿病では、血糖値のコントロールが不十分な場合、微小血管障害や大血管障害などの合併症のリスクが高まり(Clinica... 2021.07.17 02_循環器系05_内分泌代謝系
02_循環器系 冠動脈疾患・耐糖能異常を有する患者の心血管・糖尿病発症に対するアカルボースの効果はどのくらい?(DB-RCT; ACE試験; Lancet Diabetes Endocrinol. 2017) α-グルコシダーゼ阻害薬であるアカルボースは心血管イベント発生を抑制できるのか?冠動脈疾患と耐糖能異常を有する人は、将来の心血管イベント(PMID: 26571120、PMID: 25311248、PMID: 10372242)や2型糖尿病... 2021.07.13 02_循環器系05_内分泌代謝系
02_循環器系 ポリファーマシーを有する高齢者におけるスタチン中止は、心血管アウトカムと死亡率に影響しますか?(後向きコホート研究; JAMA Netw Open. 2021) ポリファーマシーと併存疾患の関係性とは?平均寿命の延長は、間違いなく21世紀における最高の成果の一つです(PMID: 26561272)。同時に、人口の高齢化に伴い、併存疾患を有する患者数が増加しています(PMID: 31601959)。併... 2021.07.09 02_循環器系05_内分泌代謝系
02_循環器系 動脈血栓塞栓症ハイリスク患者に対する術後のヘパリンブリッジの効果はどのくらいですか(DB-RCT; PERIOP2試験; BMJ 2021) 侵襲的手術におけるヘパリンブリッジの要否は?心房細動または機械式心臓弁を有する患者で、侵襲的手術のためにビタミンK拮抗薬を中断する必要がある場合、手術後に低分子量ヘパリン(LMWH)でブリッジングを行うことが有益であるかどうかについては、不... 2021.07.08 02_循環器系
02_循環器系 COVID-19 ICU患者に対する中間用量と標準用量の予防的抗凝固療法の効果は?(INSPIRATION試験の90日後の結果; Thromb Haemost. 2021) COVID-19での血栓塞栓症に対するエノキサパリンの効果は?COVID-19患者において、血栓塞栓症のリスク増加が報告されています。これはサイトカインストームと呼ばれる免疫の異常反応により引き起こされていると考えられています。サイトカイン... 2021.07.07 02_循環器系09_感染症12_血液・造血器系
02_循環器系 2型糖尿病におけるGLP-1RA エフペグレナチド使用は心血管・腎イベント発生を抑制できますか?(AMPLITUDE-O試験; NEJM 2021) GLP-1受容体アゴニストであるエフペグレナチドの心血管保護効果は?糖尿病患者における心血管イベントの有害事象の発生率は、糖尿病でない人の3倍であり(英国の研究 PMID:25466521)、腎イベントの有害事象の発生率も糖尿病患者で高くな... 2021.07.01 02_循環器系05_内分泌代謝系
02_循環器系 D-ダイマー濃度の上昇を伴うCOVID-19入院患者に対する治療的抗凝固療法と予防的抗凝固療法どちらが優れていますか?(Open-RCT; ACTION試験; Lancet 2021) COVID-19高リスク患者における抗凝固療法は治療的と予防的どちらが良い?COVID-19は他の呼吸器感染症に比べて血栓症の合併症のリスクが高く、これらの合併症イベントの規模も大きいことが示されています。 さらに、血栓症、播種性血管内凝固... 2021.06.27 02_循環器系09_感染症12_血液・造血器系
02_循環器系 糖尿病、CKD及び急性冠症候群を有する集団における心血管イベントに対するアパベタロンの効果は?(BETonMACE試験の事前規定解析; Clin J Am Soc Nephrol. 2021) 慢性腎臓病(CKD)に対するアパベタロンの効果はどのくらいか?慢性腎臓病は、一般成人の少なくとも10%が罹患しており、心血管疾患の負担が大きく、臨床転帰が悪いことが知られています。慢性腎臓病の主な原因は2型糖尿病であり、地域によっては慢性腎... 2021.06.26 02_循環器系05_内分泌代謝系07_腎・泌尿器系
02_循環器系 急性冠症候群を有する2型糖尿病患者のMACEに対する標準治療へのアパベタロン追加の効果はどのくらいですか?(DB-RCT; BETonMACE試験; JAMA. 2020) ブロモドメインおよびエクストラターミナール阻害剤の開発が進んでいるエピジェネティクスとは、環境に応じてクロマチンが化学的に変化し、転写に影響を与える過程を指す。ブロモドメインおよびエクスターミナルタンパク質は、アセチル化されたリジン残基を検... 2021.06.25 02_循環器系05_内分泌代謝系07_腎・泌尿器系