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02_循環器系

2型糖尿病患者のアルブミン尿に対するエンパグリフロジンへのセマグルチド追加効果はどのくらい?( DB-RCT; Diabetes Obes Metab. 2023)

2型糖尿病は腎臓病を合併することが多く、患者予後に影響を与えることから、治療戦略の確立が求められています。2型糖尿病の治療薬は多く販売されていますが、中でもナトリウム-グルコース共輸送体-2阻害薬(SGLT-2i)とグルカゴン様ペプチド-…
01_中枢神経系

神経障害性疼痛に対するα-リポ酸とプレガバリンの併用療法の効果はどのくらいですか?(DB-RCT; PAIN-CARE試験; Pain. 2023)

非鎮静性抗酸化剤であるα-リポ酸(ALA)の補給は、いくつかの生化学的プロセスと作用に関与し、重要な抗酸化作用と抗炎症活性を発揮することで、末梢神経障害患者における痛みや麻痺症状を和らげることが報告されています。末梢神経障害による神経障害…
01_中枢神経系

急性虚血性脳卒中における血管内血栓除去術(EVT)後の集中的血圧降下と従来の血圧降下どちらが良い?(PROBE法; OPTIMAL-BP試験; JAMA. 2023)

急性虚血性脳卒中患者に対する血管内血栓除去術(EVT)による再灌流成功後の最適な血圧コントロールは不明です。そこで今回は、EVTを受けた患者において、再灌流成功後24時間の集中的な血圧管理が、従来の血圧管理よりも臨床転帰を改善させるかどう…
03_呼吸器系

軽度〜中等度のCOVID-19外来患者に対するフルチカゾンフランカルボン酸エステルの効果は?(DB-RCT; ACTIV-6試験; N Engl J Med. 2023)

グルココルチコイドが重症の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)患者における症状消失までの期間を短縮したり、入院や死亡を予防したりすることが示されています。一方、軽度から中等度のコロナウイルス疾患2019(COVID-19)の外来患…
09_感染症

ニルマトレルビルまたはモルヌピラビルの使用とオミクロン感染による重篤な転帰との関連性は?(コホート研究; JAMA Netw Open. 2023)

ニルマトレルビル(リトナビルでブースト)とモルヌピラビルは、現在米国やその他の国々で、軽症から中等症のCOVID-19を有し、重症化への進行リスクが高い非入院患者の治療に使用されています。これら2つの経口抗ウイルス薬と、新しいSARS-C…
02_循環器系

青年後期の血圧値と心血管イベントのリスクとの関連性はどのくらいか?(コホート研究: Annals of Internal Medicine 2023)

高血圧は脳卒中や心筋梗塞の発症リスクと関連していることから、高齢者を含む成人において降圧治療が行われています。しかし、思春期の血圧と将来の心血管イベントとの関連については十分に知られていません。そこで今回は、2017年の米国心臓病学会(A…
09_感染症

フルオロキノロン使用と大動脈瘤または大動脈解離との関連は認められない?(自己対照症例シリーズ; Eur Heart J. 2023)

フルオロキノロン使用による大動脈瘤および大動脈解離(AA/AD)のリスク増加が報告されています。しかし、最近の研究では適応による交絡因子が示唆されています。そこで今回は、フルオロキノロン使用に関連するAA/ADのリスクを調査することを目的…
01_ワクチン vaccine

米国高齢者におけるCOVID-19 mRNAワクチン接種後の潜在的有害事象リスクの比較:ファイザー社製 vs. モデルナ社製(後向きコホート研究; JAMA Netw Open. 2023)

SARS-CoV-2に対するmRNAワクチンの安全性を直接比較することは、意思決定のために必要とされています。しかし、現在のエビデンスは、高齢者への一般化が不充分であり、ワクチン接種直後の事象を正確に捉えられていません。さらに、これまでの…
02_循環器系

日本における心不全入院の季節変動と院内死亡リスクの特徴は?(データベース研究; J Cardiol. 2023)

心不全(HF)による入院と死亡の季節的変動は冬にピークを迎えることが報告されていますが、その多くは欧米の研究結果に基づいています。一方、米国以外の患者を対象としたいくつかの研究では対照的な結果が報告されています。そこで今回は、日本における…
08_炎症・免疫・アレルギー系

アレルギー免疫療法が早期に実施されている患者の特徴とは?(後向きコホート研究; REACT試験; Front Pediatr. 2023)

呼吸器アレルギーは、一般的にアレルギー性鼻炎(AR)や喘息として現れる慢性進行性疾患であり、小児期に発症することが多いことが知られています。アレルギー免疫療法(AIT)は呼吸器アレルギーの唯一の原因療法(根治療法)であり、アレルギーの根本…
00_その他

肺がん検診における禁煙プログラムの最適な構成要素とは?(RCT; PLUTO試験; JAMA Netw Open. 2023)

肺がん検診の対象となる米国の成人1,480万人の半数近くがタバコを吸っています。しかし、肺がん検診の設定に最適な禁煙プログラムの構成要素は不明です。そこで今回は、喫煙していて、かつ早期のタバコ治療に反応しない肺がん検診対象患者において、た…
01_ワクチン vaccine

COVID-19ワクチン接種とSARS-CoV-2感染後の糖尿病発症率との関連性は?(集団ベースのコホート研究; PLoS Med. 2023)

コロナウイルス疾患2019(COVID-19)ワクチン接種後の糖尿病発症リスクはまだ解明されていません。また、重症急性呼吸器症候群コロナウイルス2(SARS-CoV-2)感染後の糖尿病発症リスクがワクチン接種の有無によって修飾されるのか、…
07_腎・泌尿器系

進行CKDにおける尿酸排泄および血清尿酸値に対するダパグリフロジンの効果はどのくらい?(後向き研究; Sci Rep. 2023)

ナトリウム-グルコース共輸送体2阻害薬(SGLT2i)は慢性腎臓病(CKD)患者において腎保護作用を示し、糖尿病患者においては血清尿酸値を低下させることが示されています。しかし、進行したCKD患者においてSGLT2iが血清尿酸値を低下させ…
03_呼吸器系

COVID-19における生理食塩水による鼻洗浄と鼻うがいの効果はどのくらい?(ナラティブレビュー; Front Public Health. 2023)

SARS-CoV-2の亜種が絶えない中、COVID-19のさらなる緩和戦略が必要とされています。口腔および鼻腔への生理食塩水灌流は、呼吸器感染症/疾患に対する伝統的なアプローチですが、COVID-19患者における効果については不明です。そ…
02_循環器系

心不全患者の入院と死亡率に対するフロセミド vs. トラセミド(RCTのメタ解析; Am J Cardiol. 2023)

うっ血を起こした心不全患者の治療にはループ利尿薬が不可欠です。ループ利尿薬としてはフロセミドが最も一般的に使用されていますが、いくつかのランダム化比較試験(RCT)では、入院や死亡率の点でトラセミド(トルセミド)とフロセミドに関連したさま…
05_内分泌代謝系

日本人2型糖尿病患者においてセマグルチドとデュラグルチドどちらが優れていますか?(Open-RCT; COMING試験; Diabetes Obes Metab. 2023)

グルカゴン様ペプチド-1(GLP-1)受容体作動薬は、2型糖尿病治療薬として承認販売されています。GLP-1受容体作動薬として、デュラグルチドやセマグルチドが使用されていますが、どちらが優れているのかについては充分に検証されていません。そ…
09_感染症

日本のプライマリ・ケアにおけるCOVID-19外来患者への抗生物質処方に影響する因子は?(データベース研究; )

COVID-19を含むウイルス感染症に対して抗生物質は無効ですが、医師はCOVID-19に対して抗生物質を処方することが多いことが知られています(PMID: 35394497、PMID: 36800196)。しかし、COVID-19に対す…
02_循環器系

心筋梗塞に対する多枝PCIによる完全血行再建のタイミングは早い方が良い?(Open-RCT; MULTISTARS AMI試験; N Engl J Med. 2023)

ST上昇心筋梗塞(STEMI)を伴う多枝冠動脈疾患患者の治療において、非責任病変を含む完全血行再建術は、責任病変のみへの経皮的冠動脈インターベンション(PCI)と比較して、心血管死と心筋梗塞の複合のリスクだけでなく、心血管死+心筋梗塞+虚…
01_ワクチン vaccine

XBB.1.5含有mRNAワクチンの安全性と免疫原性はどのくらい?(RCT; 査読前論文; medRxiv 2023)

重症急性呼吸器症候群コロナウイルス(SARS-CoV-2)オミクロンXBB系統の亜型は、先行感染やワクチン接種による免疫を免れる可能性があります。2023年秋に始まるCOVID-19の予防接種について、米国FDAは、単回接種への更新を推奨…
05_内分泌代謝系

テプリズマブによるβ細胞機能を維持する1型糖尿病の疾患修飾療法の効果は?(統合解析; Diabetes Care. 2023)

2022年11月、抗CD3モノクローナル抗体であるteplizumab-mzwv(テプリズマブ)は、TN-10試験で得られたデータに基づき、8歳以上のステージ2の1型糖尿病の小児、および成人のステージ3の1型糖尿病における発症を遅延させる…
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