09_感染症

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09_感染症

軽度〜中等度のCOVID-19患者に対する経口ドンペリドンはSARS-CoV-2ウイルス量を減少できますか?(RCT; Ann Med. 2023)

ドンペリドンはin vitroで重症急性呼吸器症候群コロナウイルス2(SARS-CoV-2)に対する抗ウイルス活性を示し、プロラクチン分泌刺激による免疫抑制作用が期待されています。しかし、実臨床において、COVID-19患者に対するドンペ…
05_内分泌代謝系

COVID-19ワクチン接種はSARS-CoV-2感染後の糖尿病リスクを減少させる?(データベース研究; Diabetes Care. 2023)

これまでの研究で、糖尿病(DM)とSARS-CoV-2感染には双方向の相関があることが示されています。しかし、COVID-19ワクチン接種が感染者の糖尿病新規発症リスクを低下させる可能性を包括的に検討した研究はありません。そこで今回は、S…
09_感染症

日本における抗インフルエンザ薬の処方傾向は?(2014〜2020年のデータベース研究; PLoS One. 2023)

日本では、季節性インフルエンザに対して医師も患者も積極的に取り組んでおり、6種類の薬剤(ザナミビル、オセルタミビル、ラニナミビル、ペラミビル、バロキサビルなど)が承認されています。多くの国で全国的なインフルエンザサーベイランスシステムが構…
09_感染症

唾液中SARS-CoV-2ウイルス量におけるマウスウォッシュの影響は?(SR&MA; BMC Infect Dis. 2023)

COVID-19は、国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態(public health emergency of international concern, PHEIC)として長期にわたって取り上げられてきました。この新型コロナウイルス…
09_感染症

急性COVID-19疾患におけるデキサメタゾン投与量の違いと患者予後への影響は?(RCTのメタ解析; J Infect. 2023)

COVID-19はサイトかインストームを引き起こし、重症化や死亡リスクを増加させます。これを予防するために、重症化リスクの高い患者においてはステロイドの早期投与が行われます。しかし、ステロイドであるデキサメタゾンの投与量の違いがCOVID…
09_感染症

重症SARS-CoV-2感染が未診断がんのマーカーになる?(集団ベース研究; Sci Rep. 2023)

SARS-CoV-2感染者において、罹患後にがん発症リスクが増加する可能性が報告されています。しかし、重症SARS-CoV-2感染が未診断がんのマーカーとなるかどうかを検討した研究はありません。そこで今回は、SNDSデータベースを用いて、…
09_感染症

一貫したマスクの使用はSARS-CoV-2感染伝播を防げるのか?(シミュレーションモデル研究; Med J Aust. 2023)

マスクは、重症急性呼吸器症候群コロナウイルス2(SARS-CoV-2)の伝播を効果的に減少させますが、マスクの有効性、集団免疫、その他の公衆衛生・社会対策との相互関係を考慮すると、マスクの長期着用が集団レベルの罹患率や死亡率に及ぼす影響は…
09_感染症

COVID-19の家庭内曝露後予防におけるモルヌピラビルの効果は?(DB-RCT; MOVe-AHEAD試験; J Infect. 2023)

SARS-CoV-2感染によるCOVID-19患者数は増減を繰り返し、しばしば家庭内感染を引き起こします。これまで感染症に対する治療薬の曝露後予防投与が実施されてきましたが、COVID-19におけるエビデンスは限られています。そこで今回は…
09_感染症

ニルマトレルビルまたはモルヌピラビルの使用とオミクロン感染による重篤な転帰との関連性は?(コホート研究; JAMA Netw Open. 2023)

ニルマトレルビル(リトナビルでブースト)とモルヌピラビルは、現在米国やその他の国々で、軽症から中等症のCOVID-19を有し、重症化への進行リスクが高い非入院患者の治療に使用されています。これら2つの経口抗ウイルス薬と、新しいSARS-C…
09_感染症

フルオロキノロン使用と大動脈瘤または大動脈解離との関連は認められない?(自己対照症例シリーズ; Eur Heart J. 2023)

フルオロキノロン使用による大動脈瘤および大動脈解離(AA/AD)のリスク増加が報告されています。しかし、最近の研究では適応による交絡因子が示唆されています。そこで今回は、フルオロキノロン使用に関連するAA/ADのリスクを調査することを目的…
01_ワクチン vaccine

米国高齢者におけるCOVID-19 mRNAワクチン接種後の潜在的有害事象リスクの比較:ファイザー社製 vs. モデルナ社製(後向きコホート研究; JAMA Netw Open. 2023)

SARS-CoV-2に対するmRNAワクチンの安全性を直接比較することは、意思決定のために必要とされています。しかし、現在のエビデンスは、高齢者への一般化が不充分であり、ワクチン接種直後の事象を正確に捉えられていません。さらに、これまでの…
01_ワクチン vaccine

COVID-19ワクチン接種とSARS-CoV-2感染後の糖尿病発症率との関連性は?(集団ベースのコホート研究; PLoS Med. 2023)

コロナウイルス疾患2019(COVID-19)ワクチン接種後の糖尿病発症リスクはまだ解明されていません。また、重症急性呼吸器症候群コロナウイルス2(SARS-CoV-2)感染後の糖尿病発症リスクがワクチン接種の有無によって修飾されるのか、…
03_呼吸器系

COVID-19における生理食塩水による鼻洗浄と鼻うがいの効果はどのくらい?(ナラティブレビュー; Front Public Health. 2023)

SARS-CoV-2の亜種が絶えない中、COVID-19のさらなる緩和戦略が必要とされています。口腔および鼻腔への生理食塩水灌流は、呼吸器感染症/疾患に対する伝統的なアプローチですが、COVID-19患者における効果については不明です。そ…
09_感染症

日本のプライマリ・ケアにおけるCOVID-19外来患者への抗生物質処方に影響する因子は?(データベース研究; )

COVID-19を含むウイルス感染症に対して抗生物質は無効ですが、医師はCOVID-19に対して抗生物質を処方することが多いことが知られています(PMID: 35394497、PMID: 36800196)。しかし、COVID-19に対す…
01_ワクチン vaccine

XBB.1.5含有mRNAワクチンの安全性と免疫原性はどのくらい?(RCT; 査読前論文; medRxiv 2023)

重症急性呼吸器症候群コロナウイルス(SARS-CoV-2)オミクロンXBB系統の亜型は、先行感染やワクチン接種による免疫を免れる可能性があります。2023年秋に始まるCOVID-19の予防接種について、米国FDAは、単回接種への更新を推奨…
01_ワクチン vaccine

異なるSARS-CoV-2亜型に対するゼロコロナ政策において有効な手段とは?(シミュレーション試験; Nat Commun. 2023)

パンデミックを予防するためには、新興流行病に対する的を絞った公衆衛生介入が不可欠です。2020年から2022年にかけて、中国は、異なるSARS-CoV-2亜種によるさまざまな規模のアウトブレイクを封じ込めるために、厳格なゼロCOVID対策…
09_感染症

COVID-19後12ヵ月以内の症状の有病率はどのくらい?(前向きコホート研究:2020年12月~2023年3月; INSPIRE; MMWR Morb Mortal Wkly Rep. 2023)

SARS-CoV-2感染後またはCOVID様疾患後のCOVID後症状が報告されていますが、充分に検証されていません。そこで今回は、COVID後症状について、症状の進行、消失、出現、再出現に関するより微妙な説明を提供するために実施された研究…
01_ワクチン vaccine

米国におけるSARS-CoV-2感染後の炎症反応はワクチン接種で抑えられる(前向きコホート研究; THE Lancet Microb 2023)

サイトカインおよびケモカインは、感染およびワクチン接種に対する反応において重要な役割を果たしています。しかし、経時的な変化については充分に検証されていません。そこで今回は、SARS-CoV-2感染者におけるCOVID-19ワクチン接種とサ…
09_感染症

高齢者におけるCOVID-19による入院後の死亡および再入院の長期リスクはどのくらい?(後向きコホート研究; BMJ. 2023)

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の患者数は増減を繰り返しており、感染の終息が困難であることから共生(withコロナ)の道を辿っています。高齢者においては、感染症による入院や死亡リスクが高いことが知られていますが、COVID-1…
01_ワクチン vaccine

SARS-CoV-2の学校感染の有病率と危険因子には何がありますか?(コホート研究; JAMA Health Forum. 2023)

学校関連でのSARS-CoV-2感染はまれであるとされていますが、実際の感染率は不明です。そこで今回は、学校におけるSARS-CoV-2の二次感染率(secondary attack rate, SAR)および感染に関連する因子を明らかに…
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