11_皮膚・骨格筋系 中等度から重度の顔面肝斑に対するトリプルコンビネーションクリームとハイドロキノン4%クリームの比較検討(Open-RCT; J Cosmet Dermatol. 2007) 肝斑に対する外用クリームはどれが優れているのか?皮膚肝斑は、すべての人種にみられる皮膚疾患ですが、アジアおよびヒスパニック系の肌の色が黒い、出産適齢期の女性に多くみらます(PMID: 7492140、PMID: 11951128、PMID:... 2022.02.10 11_皮膚・骨格筋系
02_循環器系 臨床現場におけるGLP-1受容体作動薬とDPP-4阻害薬の比較:腎臓および心血管予後の関連性(コホート研究; Kidney Int. 2022) 2型糖尿病に対して多くの治療薬が上市されています。中でもグルカゴン様ペプチド(GLP)-1受容体作動薬とナトリウムグルコース共輸送体(SGLT)2阻害薬による心血管イベントの抑制効果が示されています。SGLT2阻害薬は心血管イベントだけでなく腎関連アウトカムについてもイベント発生抑制効果が報告され… 2022.02.09 02_循環器系05_内分泌代謝系
11_皮膚・骨格筋系 肝斑治療におけるトラネキサム酸と外用クリーム3剤(フルシノロン+ハイドロキノン+トレチノイン)併用と外用クリーム3剤の比較(RCT; J Ayub Med Coll Abbottabad. Apr-Jun 2021) 肝斑は、日光にさらされる部位、主に顔面に生じる非常に一般的な皮膚の色素沈着性疾患であり、世界的に報告されており、すべての人種および男女に影響を及ぼしています。肝斑は、顔面中央部、顴骨部、下顎部など、さまざまなパターンが報告されています。個人の全体的な外観に影響を与えるため、患者のQOLに影響を与え… 2022.02.08 11_皮膚・骨格筋系
01_ワクチン vaccine mRNA COVID-19ワクチン3回接種によるSARS-CoV-2オミクロンおよびデルタ変異株による症候性感染の予防効果は?(test negative case-control試験; JAMA. 2022) SARS-CoV-2の変異ウイルスであるオミクロンに対するmRNA COVID-19ワクチンの有効性は?2021年11月24日、南アフリカの保健当局がSARS-CoV-2の新型であるB.1.1.529(オミクロン)の出現を報告しました(WH... 2022.02.07 01_ワクチン vaccine09_感染症
08_炎症・免疫・アレルギー系 痛風および慢性腎臓病合併患者におけるアロプリノール投与開始と全死亡率との関連性は?(PSマッチ人口ベースコホート研究; Ann Intern Med. 2022) 慢性腎臓病(CKD)の進行に対してアロプリノールを増量して投与した最近の2つのランダム化臨床試験では、有益性は示されておらず、さらに死亡リスクが増加する可能性について報告されました。痛風とCKDを併発している患者において、このようなリスクが生じる可能性があるかどうかは、まだ不明です。そこで今回は、… 2022.02.06 08_炎症・免疫・アレルギー系
01_ワクチン vaccine イスラエルのワクチン接種状況とCOVID後遺症との関連性(横断研究; プレプリント; medRxiv 2022) ポストCOVID-19症候群としても知られる新型コロナウイルス感染症後遺症(Long COVID)は、新興かつ複雑な健康問題であり、その特徴はまだ十分に解明されていません。 2021年10月、世界保健機関(WHO)はCOVID後遺症を「重症急性呼吸器症候群コロナウイルス2(SARS-CoV-2)感… 2022.02.05 01_ワクチン vaccine09_感染症
11_皮膚・骨格筋系 肝斑治療におけるトラネキサム酸内服とハイドロキノン外用の併用療法はハイドロキノン外用よりも治療効果が高い(DB-RCT; Australas J Dermatol. 2020) 肝斑は一般的な色素沈着症であり、これまでの研究でトラネキサム酸の内服が一定の有効性を示しています。国内の診療ガイドラインでは「トラネキサム酸の内服および注射は肝斑の治療に有効である(グレード C1)」とされています。また同ガイドラインにおいて、「ハイドロキノン単体では,4%製剤で肝斑治療に有効であ… 2022.02.04 11_皮膚・骨格筋系
09_感染症 COVID-19入院患者に対するレムデシビルの効果はどのくらい?(オープンRCT; CATCO試験; CMAJ. 2022) SARS-CoV-2感染によりCOVID-19患者数が増加しています。流行時期により変異ウイルスが異なることから、定期的に治療薬の効果検証が求められます。入院中のCOVID-19患者の治療におけるレムデシビルの役割は、世界的に見てもまだ充分に定義されていません。世界保健機関(WHO)のが実施したラ… 2022.02.03 09_感染症
11_皮膚・骨格筋系 中等度から重度の肝斑患者における経口トラネキサム酸の有効性・安全性は?(単施設・小規模RCT; J Am Acad Dermatol. 2018) 肝斑治療にトラネキサム酸が用いられているが、その有効性はどの程度なのか?肝斑は一般的な色素性疾患であり、しばしば治療が困難であるとされています。トラネキサム酸は、肝斑の有望な治療薬として注目されていますが、対照試験はほとんど存在しません。形... 2022.02.02 11_皮膚・骨格筋系
02_循環器系 コントロール不良の高血圧患者における自己血圧測定は血圧コントロールを改善しますか?(Open-RCT; TASMINH2試験; Lancet. 2010) 血圧のコントロールは心血管疾患予防の重要な要素ではありますが、血圧目標値の達成は困難です。血圧は病院や診療所で測定した場合と、家庭で測定した場合とで値が異なることが報告されています。このため、血圧の測定環境により血圧の目標値が異なります(高血圧治療ガイドライン2019)。基本的には病院や診療所にお… 2022.02.01 02_循環器系
02_循環器系 【批判的吟味】ポリファーマシーを有する高齢者におけるスタチン中止は、心血管アウトカムと死亡率に影響しますか?(後向きコホート研究; JAMA Netw Open. 2021) 人口の高齢化に伴い、併存疾患を有する患者数が増加しています。併存疾患があると、多剤併用(Polypharmacy, ポリファーマシー)となりやすく、これは避けられない問題です。しかし、慢性疾患の併発及びポリファーマシー、両方の状態にさらされていると、認知機能障害などのさらなる病的状態や、薬物間の相… 2022.01.31 02_循環器系
05_内分泌代謝系 2型糖尿病およびCKD患者の心血管/腎アウトカムに対するフィネレノンの有効性・安全性(RCTのプール解析; FIDELITY試験; Eur Heart J. 2021) フィネレノンは、新規の選択的非ステロイド性ミネラルコルチコイド受容体(MR)拮抗薬です。2022年1月現在、MR拮抗薬は高血圧に対する適応が主ですが、このフィネレノン(商品名:ケレンディア)は「2型糖尿病を合併する慢性腎臓病」を適応として承認申請されています。2022年1月28日の部会で承認につい… 2022.01.30 05_内分泌代謝系07_腎・泌尿器系
12_血液・造血器系 静脈血栓塞栓症の予防および治療におけるDOAC使用に伴う重篤な出血リスクの比較(RCTのネットワークメタ解析; Eur J Vasc Endovasc Surg. 2021) 静脈血栓塞栓症(VTE)の予防および治療において、一般的にビタミンK拮抗薬(VKA)あるいは直接経口抗凝固薬(DOAC)が用いられます。近年ではDOACの使用数量が増えています。DOAC使用によるVTEの予防、治療により得られる益が大きいものの、これと引き換えに重篤な出血リスクが報告されていること… 2022.01.29 12_血液・造血器系
05_内分泌代謝系 日本人集団におけるエンパグリフロジンの費用対効果は?(EMPA-REG OUTCOMEのアジア人サブグループ解析; 費用対効果分析; Clin Ther. 2019) 近の報告では、日本における糖尿病患者数は約1,000万人と推定され、糖化ヘモグロビン(HbA1c)値(6.5%)や家族歴から糖尿病が強く疑われる成人男性は16.3%、女性は9.3%とされています。日本における糖尿病治療のための医療費は年間約1兆2,400億円で、国民医療費全体の約4%を占めています… 2022.01.28 05_内分泌代謝系70_医療経済学
09_感染症 SARS-CoV-2感染外来患者に対する高用量の亜鉛とアスコルビン酸の補給と標準治療の効果に差はない(RCT; COVID A to Z試験; JAMA Netw Open. 2021) 重症急性呼吸器症候群コロナウイルス2型(SARS-CoV-2)は、エンベロープRNAウイルスの新型で、国際的なパンデミックを引き起こす致死性のウイルスとして登場しました。発症時の一般的な症状は、発熱、非生産的な咳、筋肉痛、疲労感など、インフルエンザに類似したものです。米国疾病対策予防センター(CD… 2022.01.27 09_感染症
03_呼吸器系 気管支拡張症における吸入コルチコステロイド療法は、全死亡と関連する?(前向き研究; Int J Chron Obstruct Pulmon Dis. 2021) 非嚢胞性気管支拡張症(BE)患者は、QoLが著しく低下し、罹患率および死亡率が増加します。非嚢胞性線維症BEは、放射線学的に、しばしば気道の内在性病変の結果としての、気道の永久的な病理学的拡大であると定義されています。BE の病理学的メカニズムとして、慢性気管支炎、粘膜繊毛クリアランスの低下、肺の… 2022.01.26 03_呼吸器系
08_炎症・免疫・アレルギー系 COVID-19患者におけるトシリズマブは標準治療やプラセボよりも優れていますか?(RCTのメタ解析; Br J Clin Pharmacol. 2021) COVID-19のパンデミックは、ここ数年、数十年における人類の健康に対する最大の課題の1つです。2021年4月20日現在の公式データによれば、1億5,500万人以上が感染し、そのうち300万人以上が死亡しています。公式のデータは保守的なものであることから、実際の感染者数および死亡者数はさらに多い… 2022.01.25 08_炎症・免疫・アレルギー系09_感染症
01_中枢神経系 軽度の虚血性脳卒中および一過性脳虚血発作患者において、アスピリンに追加してチカグレロルとクロピドグレルを比較すると?(ネットワークメタ解析; JAMA Neurol. 2021) クロピドグレル(プラビックス®️)とアスピリンによる二重抗血小板療法(DAPT)は、軽度の虚血性脳卒中や一過性脳虚血発作(TIA)後の脳卒中再発予防に有効であることが報告されています。クロピドグレルよりも新しい抗血小板薬であるチカグレロル(ブリリンタ®️)とアスピリンの使用に関するエビデンスも集積… 2022.01.24 01_中枢神経系02_循環器系
01_ワクチン vaccine SARS-CoV-2 オミクロン変異株に対するワクチン接種後の抗体価増加はどの程度?(プレプリント; medRxiv. 2021) 近年、SARS-CoV-2のB.1.1.159(オミクロン)変異型が出現し、国際的に拡散し、特に南アフリカで患者数が急増していることから、広く懸念されています。この新型ウイルスの病原性はまだ不明ですが、スパイクタンパク質のアミノ酸置換、挿入、欠損の多さ(ウイルスゲノム中の非同義変化約50個のうち3… 2022.01.23 01_ワクチン vaccine09_感染症
02_循環器系 心血管疾患を有する2型糖尿病患者に対するDPP-4阻害剤、GLP-1受容体作動薬、SGLT-2阻害剤の効果はどのくらい?(SR&MA; Cochrane Database Syst Rev. 2021) 心血管疾患(CVD)は世界的な主要死因の一つです。近年、ジペプチジルペプチダーゼ-4阻害剤(DPP4i)、グルカゴン様ペプチド-1受容体作動薬(GLP-1RA)、ナトリウム-グルコース共輸送体-2阻害剤(SGLT2i)が2型糖尿病患者の治療に認可されました。メトホルミンは依然として2型糖尿病患者に… 2022.01.22 02_循環器系05_内分泌代謝系