05_内分泌代謝系 2型糖尿病患者におけるセマグルチドとタバコ使用障害との関連性はどのくらい?(標的試験エミュレーション研究; Ann Intern Med. 2024) グルカゴン様ペプチド受容体作動薬(GLP-1RA)の2型糖尿病(T2DM)および肥満治療薬であるセマグルチド(semaglutide)を投与された患者において、喫煙欲求が減少したという報告があり、タバコ使用障害(tobacco use d… 2024.08.15 05_内分泌代謝系
00_その他 カフェインとアデノシンを含むシャンプーの抗脱毛効果はどのくらい?(介入研究; J Cosmet Dermatol. 2024) 抜け毛は、多くの人に影響を及ぼす広範な健康問題であり、加齢、睡眠不足、ストレス、内分泌系の問題などと関連しています。カフェインは、特に摂取後に様々な薬理作用を発揮します。カフェインによるホスホジエステラーゼの阻害は、細胞内のcAMP濃度を… 2024.08.14 00_その他
未分類 ジペプチジルペプチダーゼ-4阻害薬使用者と非使用者の腎予後の比較(日本のデータベース研究; Diabetes Obes Metab. 2024) ジペプチジルペプチダーゼ-4阻害薬(DPP-4is)は、日本では2型糖尿病患者の第一選択薬として広く処方されており、その使用率はアジア人の高い血糖降下作用により60%を超えています(PMID: 34309213)。しかし、DPP-4isに… 2024.08.13 未分類
11_皮膚・骨格筋系 変形性膝関節症に対するメトトレキサート経口投与による疼痛軽減効果は?(RCT; Ann Intern Med. 2024) 変形性関節症(OA)の治療法は限られています。これまでの小規模な研究から、抗リウマチ薬であるメトトレキサートがOA疼痛の治療薬となりうる可能性が示唆されていますが、実臨床における検証は充分ではありません。そこで今回は、膝関節OA(KOA)… 2024.08.12 11_皮膚・骨格筋系
11_皮膚・骨格筋系 蕁麻疹治療における抗ヒスタミン薬へのロイコトリエン受容体拮抗薬の追加は有効ですか?(RCTのメタ解析; J Allergy Clin Immunol. 2024) 蕁麻疹(じんましん、かゆみ、血管浮腫)の治療において、H1抗ヒスタミン薬(AH)に抗ロイコトリエン薬を追加することの有益性と有害性は、依然として不明です。そこで今回は、急性および慢性の蕁麻疹に対する抗ロイコトリエン薬とAHの併用療法とAH… 2024.08.11 11_皮膚・骨格筋系
00_その他 血液分布異常性ショック治療におけるアンギオテンシンIIの有効性は?(SR&MA; Shock. 2024) ノルエピネフリン不応性ショックのレスキュー療法として非ノルエピネフリン系昇圧薬が使用されるようになってきているが、その有効性に関するデータは限られています。そこで今回は、血液分布異常性ショック(distributive shock)におけ… 2024.08.10 00_その他01_中枢神経系
02_循環器系 軽症慢性高血圧の妊婦におけるニフェジピンとラベタロールの安全性比較(RCTの事後解析; CHAP試験; Obstet Gynecol. 2024) 妊婦そして新生児において、降圧薬による安全性評価のデータは限られています。そこで今回は、ランダム化比較試験CHAP(Chronic Hypertension in Pregnancy)試験参加者において、使用した降圧薬の種類別に母体および… 2024.08.09 02_循環器系20_妊婦
02_循環器系 ポリファーマシーが心不全患者の3年死亡率に及ぼす影響は?(単施設の後向き研究; J Pharm Health Care Sci. 2024) ガイドラインに沿った薬物療法(GDMT)は心不全管理において重要ですが、ポリファーマシー自体が心不全に影響を与える可能性があります。ポリファーマシーに対する対策は必要ですが、一方的な薬剤漸減(漸減すべき薬剤を含む)に関する現在の議論は不充… 2024.08.08 02_循環器系
05_内分泌代謝系 2型糖尿病における週1回投与イコデックと1日投与インスリンアナログ製剤との比較(メタ解析; ONWARDS試験; Diabetes Obes Metab. 2024) 2型糖尿病(T2D)患者の多くは、長期にわたってインスリンを必要とします。基礎インスリン治療を開始し、適切に漸増すれば血糖値を下げるのに有効ですが、基礎インスリン治療には低血糖に陥るリスクが内在しています。そのため、インスリンによる糖尿病… 2024.08.07 05_内分泌代謝系
09_感染症 小児呼吸器感染症の発症におけるSRウイルスと肺炎球菌の相互作用とは?(系統的レビュー; Lancet Respir Med. 2024) 下気道感染症は、一般的に呼吸器合胞体ウイルス(RSV)または肺炎球菌(肺炎球菌)によって引き起こされ、特に5歳未満の小児において、世界的に大きな健康上の負担となっています。したがってRSVと肺炎球菌の関係をより深く理解することは、疾患の予… 2024.08.06 09_感染症
03_呼吸器系 公共空間における手術用フェイスマスク着用の効果はどのくらい?(実用的ランダム化優越性試験; BMJ 2024) 観察研究のシステマティックレビューでは、フェイスマスクの着用と呼吸器感染症のリスク低下との関連が報告されていまます(PMID: 32497510、PMID: 37186920)。しかし、最近のコクランレビューの著者は、10件のランダム化試… 2024.08.05 03_呼吸器系
01_中枢神経系 ベンゾジアゼピン使用と長期認知症リスクおよび神経変性マーカーとの関連性はどのくらい?(集団ベース研究; BMC Med. 2024) ベンゾジアゼピンの使用は、特に高齢者において一般的です。ベンゾジアゼピン系薬剤は認知機能に対する急性期の有害作用は確立されており適切なモニタリングや代替薬への変更等の対処法がありますが、神経変性や認知症リスクに対する長期的な影響は依然とし… 2024.08.04 01_中枢神経系
11_皮膚・骨格筋系 中等症から重症の慢性手湿疹に対するデルゴシチニブクリームの効果はどのくらい?(DB-RCT; DELTA 1/DELTA 2; Lancet. 2024) デルゴシチニブは慢性手湿疹にも有効なのか? 慢性手湿疹は、変動性、炎症性、そう痒性、しばしば痛みを伴う手や手首の疾患であり、患者のQOLや職業能力に強く影響します。 慢性手湿疹に対して、汎ヤヌスキナーゼ阻害剤(pan-JAK kinase ... 2024.08.03 11_皮膚・骨格筋系
00_その他 ハーフタイム中の手と前腕の冷水浸漬は、暑熱下での間欠的運動パフォーマンスを改善する(クロスオーバ試験; Front Physiol. 2023) 温暖な環境と比較して、高温環境では体幹温度(Tc )と平均皮膚温度(Tsk)の上昇が速く、その結果、心血管系、代謝系、および熱知覚負荷が増加し、持久力と断続的な運動パフォーマンスが低下することが知られています。また、前腕を10~15分間水… 2024.08.02 00_その他
04_相互作用、薬物相互作用 高齢老人ホーム入居者におけるCYP2D6代謝オピオイドと抗うつ薬の併用に関連する臨床結果と有害転帰(標的試験エミュレーション研究; Ann Intern Med. 2024) 高齢のナーシングホーム(NH)入居者における、チトクロームP450(CYP)2D6(CYP2D6)代謝オピオイドと抗うつ薬との薬物動態学的相互作用の安全性に関するエビデンスは限られています。そこで今回は、CYP2D6代謝オピオイドと抗うつ… 2024.08.01 04_相互作用、薬物相互作用
11_皮膚・骨格筋系 手根管症候群に対する異なるキネシオテーピング手技の効果比較(DB-RCT; Arch Phys Med Rehabil. 2024) キネシオテーピング手法による効果比較 手根管症候群(Carpal Tunnel Syndrome, CTS)は、手首の手根管内にある正中神経が圧迫されることによって引き起こされる症状のことです。この神経圧迫により、手や指にしびれや痛み、感覚... 2024.07.31 11_皮膚・骨格筋系
02_循環器系 認知症老人ホーム入居者における降圧治療中止が精神神経症状およびQOLに及ぼす影響はどのくらい?(Open-RCT; DANTON試験; Age Ageing. 2024) 観察研究およびランダム化比較試験(RCT)に基づくと、認知症高齢者における降圧治療の有益性と有害性のバランスは不明であり、更なる検証が求められています。そこで今回は、認知症を有するナーシングホーム入居者において、降圧治療の中止が神経精神症… 2024.07.30 02_循環器系
05_内分泌代謝系 米国高齢2型糖尿病患者におけるグルカゴン様ペプチド-1受容体作動薬と自殺念慮および自殺行動のリスク(データベース研究; Ann Intern Med. 2024) GLP-1受容体作動薬(GLP-1 RA)は、2型糖尿病(T2D)や肥満の治療に使用されます。最近の研究では、この薬が特に高齢者において自殺リスクにどう影響するかが調査されました。調査結果によると、GLP-1 RAを使用した高齢者の自殺行… 2024.07.29 05_内分泌代謝系
14_歯科 予防歯科治療が血液透析患者における心血管疾患と肺炎のリスクを減少させる?(データベース研究; Sci Rep. 2024) 口腔の健康状態は血液透析患者の死亡率に影響することが知られています。いくつかの研究で、歯周炎が血液透析患者の死亡率に影響することが報告されています。さらに、う蝕、欠損歯指数、および口腔衛生状態の不良は、血液透析患者の死亡率と関連している可… 2024.07.28 14_歯科
02_循環器系 ジゴキシンとβ遮断薬を用いた心拍数コントロールの評価のための消費者向けウェアラブルデバイスの可能性(RCT; RATE-AF試験; Nat Med. 2024) コンシューマーグレードのウェアラブル技術は、臨床研究や患者管理をサポートする可能性があるものの、実臨床での検証は充分に行われていません。そこで今回は、永続的な心房細動と心不全を有する高齢の多疾患合併患者における心拍数を比較するために実施さ… 2024.07.27 02_循環器系