03_呼吸器系 がんと急性低リスク肺塞栓症患者におけるリバーロキサバンの18ヵ月投与と6ヵ月投与の比較(Open-RCT; ONCO PE試験; Circulation. 2024) リバーロキサバンの最適な投与期間は?癌と急性低リスク肺塞栓症(PE)患者に対する抗凝固療法の最適期間は臨床的に重要ですが、エビデンスは不足しています。抗凝固療法の延長は血栓性イベントの予防に有益である可能性がありものの、出血のリスクを増加さ... 2024.12.13 03_呼吸器系
01_ワクチン vaccine 米国におけるHPV感染ハイリスクの26歳以上の人口集団へのワクチン接種拡大の費用対効果は?(費用対効果分析; Ann Intern Med. 2024) HPVワクチン接種による効果が高い年齢層は?2019年6月、米国の予防接種実施諮問委員会( the U.S. Advisory Committee on Immunization Practices)は、27歳から45歳の男女(以下「中成人... 2024.12.12 01_ワクチン vaccine09_感染症
00_その他 医療用医薬品添付文書における新生児、乳児、幼児、小児の定義は? 添付文書では、成人や小児、高齢者のように年齢区分を用いない表記があります。患者ごとに日常生活動作(ADL, Activities of Daily Living)や体重、体格などが異なることから、これらを踏まえると、必ずしも年齢で区分でき… 2024.12.11 00_その他
07_腎・泌尿器系 長期療養を要する高齢者の骨粗鬆症に対するデノスマブの有効性は?(RCT; J Am Geriatr Soc. 2024) 骨折リスクの高い長期療養患者に対するデノスマブの効果はどのくらい?長期療養(long-term care, LTC)では、股関節骨折や椎体骨折の発生率が地域住民の8倍であることが報告されています。骨粗鬆症治療が広く利用可能であるにもかかわら... 2024.12.10 07_腎・泌尿器系
02_循環器系 急性心筋梗塞におけるコルヒチンの有効性は?(RCT; CLEAR試験; N Engl J Med. 2024) 炎症は心血管系の有害事象と関連していることが知られています。コルヒチンは心血管イベントのリスクを減少させることが最近の試験から示唆されていますが、急性心筋梗塞患者については充分に検証されていません。そこで今回は、2×2の要因デザインを用い… 2024.12.09 02_循環器系
05_内分泌代謝系 血漿オメガ-6およびオメガ-3脂肪酸と全がん及び19の部位特異的がんとの関連性は?(集団ベースのコホート研究; Int J Cancer. 2024) 多価不飽和脂肪酸(polyunsaturated fatty acids, PUFA)とがん罹患率との関連に関するこれまでの疫学研究には一貫性がなく、リスクを低減する場合とリスクを増加させる場合ともに報告されています。そこで今回は、血漿中… 2024.12.08 05_内分泌代謝系13_悪性腫瘍
08_炎症・免疫・アレルギー系 アレルギー予防のための早期ピーナッツ導入の効果は?(青年期までの追跡調査; ITN070AD試験; NEJM Evid. 2024) アレルギー予防のための早期ピーナッツ導入の有効性は?ランダム化比較試験により、乳児期から5歳までのピーナッツ摂取がピーナッツアレルギーの発症を予防することが証明されています。この試験の延長試験では、1年間ピーナッツを摂取しなくても効果が持続... 2024.12.07 08_炎症・免疫・アレルギー系
13_悪性腫瘍 がん治療中の症状モニタリングに関する患者日誌は有効か?(RCTの追跡調査; JAMA. 2017) 進行がんの治療を受けている患者には症状がよくみられますが、臨床医が発見できないことが約半分もあることが知られています。患者報告アウトカム(PRO)をルーチンのがん診療に組み込んで症状モニタリングを行うことに関心が高まっている一方で、臨床的… 2024.12.06 13_悪性腫瘍
09_感染症 血流感染患者における抗生物質治療は7日間と14日間どちらが良い?(RCT; BALANCE試験; N Engl J Med. 2024) 血流感染症はかなりの罹患率と死亡率を伴います。早期の適切な抗生剤治療が重要ですが、治療期間は不明です。そこで今回は、血流感染症に罹患した入院患者(集中治療室[ICU]に入院中の患者を含む)を7日間または14日間抗生物質治療を受ける群にラン… 2024.12.05 09_感染症
07_腎・泌尿器系 デノスマブの慢性腎臓病ステージ別緊急治療低カルシウム血症リスクに対する効果は?(標的試験模倣研究; Ann Intern Med. 2024) CKD患者におけるデノスマブ使用と低カルシウム血症との関連性は?進行した慢性腎臓病(CKD)患者における骨粗鬆症の治療に関するデータは充分ではありません。そこで今回は、CKDの病期およびCKD-ミネラル・骨障害(CKD-MBD)の有無別に、... 2024.12.04 07_腎・泌尿器系
07_腎・泌尿器系 痛風・腎臓病患者における血清尿酸値の目標値と慢性腎臓病の進展との関連性は?(標的試験模倣研究; JAMA Intern Med. 2024) 臨床医は、痛風で腎機能が低下している患者に対して尿酸降下療法(ULT)を慎重に行うことが多いでしょう。しかし、この関連性に関するランダム化臨床試験からのエビデンスは、依然として結論が出ていません。そこで今回は、痛風で腎機能が低下している患… 2024.12.03 07_腎・泌尿器系
未分類 心室頻拍に対するカテーテルアブレーション vs. 抗不整脈薬(RCT; VANISH2試験; N Engl J Med. 2024) 心室頻拍と虚血性心筋症の患者は有害転帰のリスクが高いことが報告されています。抗不整脈薬で心室頻拍が抑制されない場合、カテーテルアブレーションが一般的に用いられますが、カテーテルアブレーションが心室頻拍患者の第一選択治療として抗不整脈薬より… 2024.12.02 未分類
02_循環器系 2型糖尿病で肥満度が低~正常の患者におけるSGLT2阻害薬と心血管イベントとの関連性は?(標的試験模倣研究; Cardiovasc Diabetol. 2024) 2型糖尿病に対するNa-グルコース共輸送体2(SGLT2)阻害薬に関する主要なランダム化比較試験において、BMI(body mass index;体重25.0kg/m2未満)が正常から低値の患者の割合が低いことが知られています。しかし、日… 2024.12.01 02_循環器系05_内分泌代謝系
02_循環器系 心筋梗塞後の長期アスピリン服用と心血管イベントの発生リスクとの関連性は?(データベース研究; Eur Heart J Qual Care Clin Outcomes. 2024) 心筋梗塞(MI)後のアスピリンは必須と考えられています。しかし、その長期的有効性については疑問視されています。そこで今回は、心筋梗塞後の長期的なアスピリンの有効性を検討したデータベース研究の結果をご紹介します。2004年から2017年にM… 2024.11.30 02_循環器系
未分類 日本の有害事象報告データベースを用いたアメナメビル誘発脳症の不均衡性解析(シグナル検出; J Infect Chemother. 2024) 抗ヘルペスウイルス薬による脳症は帯状疱疹治療を複雑にする可能性があります。しかし、最近開発された抗ヘルペスウイルス薬であるアメナメビル(商品名:アメナリーフ)と脳症発症との関連は不明です。アメナメビル誘発脳症の特徴を明らかにすることは、帯… 2024.11.29 未分類
02_循環器系 2型糖尿病患者における厳格な血圧コントロールは有効か?(RCT; BPROAD試験; N Engl J Med. 2024) 2型糖尿病患者における血圧のコントロール目標値は?高血圧や2型糖尿病は合併しやすく、心血管イベントの発症リスクが高いことから、患者予後を悪化させます。しかし、2型糖尿病患者における収縮期血圧コントロールの有効な目標値は不明です。そこで今回は... 2024.11.28 02_循環器系05_内分泌代謝系
02_循環器系 急性心筋梗塞におけるスピロノラクトンの定期的投与の効果は?(RCT; CLEAR試験; N Engl J Med. 2024) ミネラルコルチコイド受容体拮抗薬は、うっ血性心不全を伴う心筋梗塞後の患者の死亡率を低下させることが示されています。しかし、スピロノラクトンのルーチン使用が心筋梗塞後に有益かどうかは不明です。そこで今回は、2×2要因デザインの多施設共同試験… 2024.11.27 02_循環器系
02_循環器系 駆出率が維持された心不全と肥満に対するチルゼパチドの効果は?(DB-RCT; SUMMIT試験; N Engl J Med. 2024) 肥満は駆出率が維持された心不全のリスクを増加させることが知られています。グルコース依存性インスリン分泌促進ポリペプチドおよびグルカゴン様ペプチド-1受容体(GIP/GLP-1)の長時間作用型アゴニストであるチルゼパチドはかなりの体重減少を… 2024.11.26 02_循環器系05_内分泌代謝系
01_中枢神経系 ゾルミトリプタン経口投与は群発頭痛の急性期治療に有効?(DB-RCT; Neurology. 2000) 群発頭痛に対してトリプタン系経口薬は有効なのか?通常、群発頭痛にはトリプタン系薬の皮下注射あるいは経鼻投与が推奨されますが、安定供給が難しい昨今、経口ゾルミトリプタンが使用されることがあります。しかし、その効果はどのくらいなのでしょうか?そ... 2024.11.25 01_中枢神経系
13_悪性腫瘍 モルヒネ髄腔内投与による帝王切開分娩における悪心、嘔吐、掻痒症に対するパロノセトロン vs. オンダンセトロン(RCT; Anesth Analg. 2024) 帝王切開分娩では脊椎麻酔が望ましい麻酔法です。一方、術後の悪心・嘔吐(PONV)と掻痒症は、オピオイド髄腔内投与による帝王切開分娩後の患者のそれぞれ最大80%と83%にみられます。PONV予防にはオンダンセトロンが推奨されますが、第2世代… 2024.11.24 13_悪性腫瘍