2024-03

スポンサーリンク
01_中枢神経系

日本人の大うつ病性障害に対するブレクスピプラゾール vs. アリピプラゾール(SR&NMA; Neuropsychopharmacol Rep. 2024)

ブレクスピプラゾールは、脳内の神経伝達物質のセロトニン・ドパミンの働きを調整し、統合失調症による幻覚、妄想、意欲の減退などの症状を改善する薬剤です。日本では2023年12月22日に「うつ病・うつ状態(既存治療で十分な効果が認められない場合…
07_腎・泌尿器系

代謝性アシドーシス患者におけるベベリマーのCKD進行抑制効果はどのくらい?(DB-RCT; VALOR-CKD試験; J Am Soc Nephrol. 2024)

代謝性アシドーシスはCKDの一般的な合併症であり、腎機能の急速な低下と関連していますが、代謝性アシドーシスの治療がCKDの進行を遅らせる効果を検証するための、充分なパワーを有する対照ランダム化試験は実施されていません。ベベリマーは消化管か…
05_内分泌代謝系

集中的な血糖コントロールは大血管および細小血管の転帰を改善できるのか?(SR&MA; Diabetes Obes Metab. 2024)

2型糖尿病(T2D)における集中的な血糖降下戦略と標準的な血糖降下戦略が、大血管および細小血管の転帰を改善するのかについては充分に検証されていません。そこで今回は、上記の血管関連転帰と試験群の糖化ヘモグロビン(HbA1c)低下との関係を検…
00_その他

高リスク集団における早期の健康診断は有用なのか?(データベース研究; Atherosclerosis. 2024)

高リスク集団における健康診断後の患者転帰については充分に検証されていません。そこで今回は、健診後の病院への受診時期と心血管イベントによる入院および全死亡リスクとの関連を検討することを目的に実施したデータベース研究の結果をご紹介します。本研…
02_循環器系

急性冠症候群患者の予後に対するチカグレロル単剤療法 vs. DAPT(RCT; T-PASS試験; Circulation. 2024)

薬剤溶出ステント留置後1ヵ月以内にアスピリンを中止してチカグレロル単剤療法を行うことは、広く心疾患を有する患者を対象に行われてきました。したがって、急性冠症候群患者を対象としてのみ評価されてきたわけではありません。そこで今回は、急性冠症候…
00_その他

嚥下障害に対する”とろみ”は薬剤の溶出に影響するのか?(システマティックレビュー; Eur Geriatr Med. 2024)

嚥下障害は、脳卒中、認知症、パーキンソン病、虚弱(フレイル)などの長期疾患と関連しています。嚥下障害は65歳以上の人口の30~40%にみられます。嚥下障害のある成人は、多くの場合、複数の薬剤(しばしば5種類以上:ポリファーマシー)を必要と…
09_感染症

2020~2021年、日本の祝祭日がCOVID-19の伝播を増加させた?(モデリング研究; Epidemiol Health. 2024)

祝祭日はCOVID-19患者数の増加と関連するのか? 特定の祝日が感染症の伝播動態を変化させる役割についての研究が注目されていますが、コロナウイルス感染症2019(COVID-19)の伝播に対する祝日の疫学的影響については不明な点が多いこと...
04_消化器系

原発性胆汁性胆管炎を対象としたセラデルパーの効果はどのくらい?(DB-RCT; RESPONSE試験; N Engl J Med. 2024)

原発性胆汁性胆管炎患者に対するセラデルパーの効果は? 原発性胆汁性胆管炎患者に対する有効な治療法は限られており、ウルソデオキシコール酸が使用されています。しかし、アンメットニーズの分野であることから更なる治療法の確立が求められています。ペル...
04_消化器系

ヘリコバクター・ピロリ除菌後の胃癌リスクとボノプラザン使用との関連性は?(日本のデータベース研究; Clin Gastroenterol Hepatol. 2024)

カリウムイオン競合型アシッドブロッカー(P-CAB)は、プロトンポンプ阻害薬(PPI)に代わって上部消化管障害の治療に使用されるようになってきています。PPIはHelicobacter pylori(Hp)除菌後の胃癌リスク上昇と関連して…
01_ワクチン vaccine

青年および若年成人におけるSARS-CoV-2 mRNAワクチンのブースターワクチン接種と心筋炎との関連性は?(北欧のコホート研究; Eur Heart J. 2024)

SARS-CoV-2 mRNAワクチンは心筋炎のリスク上昇と関連しています。この関連は、思春期の男性や若年男性、2回目の接種後に最も強い可能性が報告されていますが、更なる検証が求められています。そこで今回は、12~39歳のSARS-CoV…
02_循環器系

心房性心疾患患者における潜在性脳卒中後の再発予防に対するアピキサバン vs. 低用量アスピリン(DB-RCT; ARCADIA試験; JAMA. 2024)

心房性心疾患(Atrial Cardiopathy)患者における脳卒中発症を防ぐ方法は? 心房性心疾患(Atrial Cardiopathy)は臨床的に明らかな心房細動がなくても脳卒中と関連していることが報告されています。左房のリモデリング...
スポンサーリンク