2023-07

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05_内分泌代謝系

2型糖尿病患者に対するGIP、GLP-1およびグルカゴン受容体作動薬レタトルチドの効果は?(DB-RCT; Lancet. 2023)

現在の2型糖尿病管理のコンセンサスガイドラインによれば、体重管理は血糖目標値の達成と同様に重要であるとされています。グルコース依存性インスリン分泌促進ポリペプチド(GIP)、グルカゴン様ペプチド(GLP)-1、グルカゴン受容体に対してアゴ…
00_その他

成人肥満症に対するGLP-1受容体作動薬オルフォルグリプロンの効果はどのくらい?(DB-RCT; GZGI試験; N Engl J Med. 2023)

肥満は、世界的に多くの主要な疾病および死因の主要な危険因子です。非ペプチド性グルカゴン様ペプチド-1(GLP-1)受容体作動薬であるオルフォルグリプロン(Orforglipron)は、経口投与が可能であり、さらに空腹時服用の制限がないこと…
02_循環器系

急性虚血性脳卒中患者におけるブチルフタリドの効果はどのくらい?(DB-RCT; BAST試験; JAMA Neurol. 2023)

DL-3-n-ブチルフタリド(NBP)は、Apium graveolensの種子から単離されたL-3-n-ブチルフタリドに基づく合成化合物です。2002年に虚血性脳卒中の治療のためにラセミ3-n-ブチルフタリド(dl-NBP)が中国食品医…
10_眼関連疾患

糖尿病黄斑浮腫患者の眼底写真からAIは最高矯正視力を推定できますか?(JAMA Ophthalmol. 2023)

最良矯正視力(BCVA)は糖尿病黄斑浮腫(DME)の管理に用いられる指標であり、時にDMEの発症や抗血管内皮増殖因子による治療の開始、反復、保留、再開の検討を示唆します。眼底画像からBCVAを推定するために人工知能(AI)を使用すれば、屈…
02_循環器系

夜に歯を磨かないことと心血管疾患リスク増加には関連性がありそう(観察研究; Sci Rep. 2023)

歯科疾患は心血管疾患リスクと関連していることが報告されています。さらに周術期の口腔ケアが心臓血管外科手術の転帰にプラスの影響を与えることを示唆する報告もいくつかあります(PMID: 17761432、PMID: 29302279、PMID…
02_循環器系

2型糖尿病患者におけるオルフォルグリプロン経口投与の効果はどのくらい?(DB-RCT; Lancet. 2023)

経口非ペプチド性グルカゴン様ペプチド-1(GLP-1)受容体作動薬であるオルフォグリプロンは、2型糖尿病および肥満症治療薬として開発中の新薬候補物質です。本剤のプラセボや既存のGLP-1受容体作動薬との比較は行われていません。そこで今回は…
09_感染症

入院検査のうちSARS-CoV-2検査を中止するとCOVID-19患者数が増加しますか?(観察研究; JAMA Intern Med. 2023)

SARS-CoV-2感染の3分の2は無症候性または前症候性の感染者からのものであり、同室の患者間での感染リスクは高いことが明らかとなっています。医療用マスクは感染を減少させることはできますが、排除することはできません。イングランドでは20…
00_その他

夜型の人は死亡リスクが高くなりますか?(フィンランド; 長期コホート研究; Chronobiol Int. 2023)

年代と死亡率に関するUKバイオバンク研究では、6.5年間の追跡調査において、全死因死亡率と心血管系死亡率のわずかな増加が示唆されました。しかし、より長期間にわたる研究結果は示されていません。そこで今回は、フィンランドで行われたより長期間の…
09_感染症

COVID-19診断のための迅速抗原検査の精度はどのくらいですか?(系統的レビュー&メタ解析; Diagnostics (Basel). 2022)

逆転写定量ポリメラーゼ連鎖反応(RT-qPCR)を用いたウイルスRNAの同定は、SARS-CoV-2による感染を同定するためのゴールドスタンダードである。RT-qPCRには、高価な装置、訓練されたスタッフ、検査設備が必要であるという限界が…
12_血液・造血器系

非弁膜症性心房細動患者における経口抗凝固薬投与用量と治療アドヒアランスの関連性は?(後向き研究; JAMA Netw Open. 2023)

出血リスクの高い非弁膜症性心房細動(NVAF)患者に対しては、直接経口抗凝固薬(DOAC)の減量投与が承認されているます。しかし、特に腎機能障害患者における投与量の正確性についてはほとんど知られていない。そこで今回は、DOAC過少投与が長…
09_感染症

コロナ後遺症のリスク低減効果に優れる薬剤はどれですか?(QB-RCT; COVID-OUT試験; Lancet Infect Dis. 2023)

COVID-19後遺症(long COVIDとも呼ばれる)は、数百万人が罹患する可能性のある新たな慢性疾患です。しかし、有効な治療戦略は確立されていません。そこで今回は、SARS-CoV-2感染後すぐにメトホルミン、イベルメクチン、フルボ…
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