食事 子どもの偏食と親のプレッシャーには双方向の関連がある?(オランダのコホート研究; Physiol Behav. 2017) 幼児期の子どもが食事に好き嫌い(偏食)を示すことはよくあり、しばしば親に不安を抱かせます。親による圧迫的な摂食戦略は子どもの偏食を誘発したり悪化させたりする可能性がありますが、こうした摂食戦略も同様に子どもの偏食に対する親の反応である可能… 2023.11.16 食事
09_感染症 インフルエンザウイルス感染症に対するバロキサビル マルボキシル vs. オセルタミビル(SR&MA; J Infect Chemother. 2023) 新たに開発されたキャップ依存性エンドヌクレアーゼ阻害薬であるバロキサビル マルボキシル(Baloxavir marboxil, BXM)は、入院患者および外来患者におけるインフルエンザウイルス感染症の治療に広く使用されています。以前のメタ… 2023.11.15 09_感染症
09_感染症 合併症のない創傷感染予防のための予防的局所抗生物質の効果はどのくらい?(SR&MA; Infect Drug Resist. 2018) 合併症のない創傷の感染予防のために局所抗生物質を処方することは一般的です。しかし、その有効性はあまり報告されていません。そこで今回は、予防的外用抗生物質による合併症のない創傷の感染予防に効果について検証したシステマティックレビュー・メタ解… 2023.11.14 09_感染症
09_感染症 COVID-19パンデミックに関する歴史的物語は動機に偏っている(Nature. 2023) SARS-CoV-2パンデミックを人々がどのように想起するかは、パンデミックへの備えや適切な政治行動に関する今後の社会的議論において極めて重要であると考えられます。しかし、これまでの研究では、単純に忘れるだけでなく、強い動機や現在の状況に… 2023.11.13 09_感染症
07_腎・泌尿器系 抗利尿ホルモン分泌不全症候群に対する尿素の効果は?(系統的レビュー; JAMA Netw Open. 2023) 抗利尿ホルモン不適合分泌症候群(SIADH)は、特定の不適切な状況下での下垂体による抗利尿ホルモン(バソプレシン)の放出量が過多となることで体液が保持され、血中ナトリウム濃度が希釈されて低下します。低ナトリウム血症が引き起こされると、動作… 2023.11.12 07_腎・泌尿器系
08_炎症・免疫・アレルギー系 変形性膝関節症の膝痛に対する細胞ベース注射 vs. ステロイド注射(RCT; Nat Med. 2023) 様々な種類の細胞注射が、変形性膝関節症患者に対する人気の高い、費用のかかる治療選択肢となっていますが、互いの有効性や副腎皮質ステロイド注射との相対的な有効性を立証する文献はほとんどありません。そこで今回は、副腎皮質ステロイド注射(cort… 2023.11.11 08_炎症・免疫・アレルギー系
03_呼吸器系 小児の非特異的急性咳嗽に対するハチミツミルクの3日間投与の効果はどのくらい?(Open-RCT; Allergol Immunopathol (Madr). 2015) はちみつは、オーストラリアのガイドラインで小児の非特異的な急性咳嗽に推奨されています。これまで実施されたランダム化比較試験では、はちみつを夕方1回摂取した場合の鎮咳効果は評価されていますが、複数回摂取した場合の効果は検討されていません。そ… 2023.11.10 03_呼吸器系
01_ワクチン vaccine 季節性インフルエンザワクチン接種に対する意識と障壁の変化:2007年〜2023年(アンケート調査; J Community Health. 2023) 季節性インフルエンザは、主に冬季に流行するウイルス感染症の一つです。インフルエンザウイルスのゲノムRNAは8分節しており、それぞれの分節RNA(1〜8)で、コードされているウイルスタンパクが異なっています。インフルエンザウイルスは変異スピ… 2023.11.09 01_ワクチン vaccine09_感染症
02_循環器系 自然頭蓋内出血後の心房細動患者における経口抗凝固療法の効果は?(RCT個別データのメタ解析; COCROACH試験; Lancet Neurol. 2023) 心房細動と自然発症の頭蓋内出血を有する患者における主要有害心血管イベント予防のための経口抗凝固療法の安全性と有効性は不明です。そこで今回は、自然発症の頭蓋内出血と心房細動を有する患者において、経口抗凝固療法を開始した場合と回避した場合の効… 2023.11.08 02_循環器系
02_循環器系 ウェアラブル心電図で検出される心房および心室の期外収縮は心血管イベントの発生と相関しますか?(データベース研究; Eur Heart J Digit Health. 2023) ウェアラブルデバイスは心電図(ECG)をユビキタス(使いたいときに場所を選ばずに利用できること)な医療検査に変えつつあります。しかし、患者転帰への影響については充分に検証されていません。そこで今回は、心血管系疾患(CVD)のない人を対象に… 2023.11.07 02_循環器系未分類
未分類 急性虚血性脳卒中患者における降圧治療は早期に行った方が良いのか?(Open-RCT; BMJ. 2023) 急性虚血性脳卒中は局所的な脳虚血に起因して突然生じる神経脱落症状のうち、永続的な脳梗塞を伴います。一般的には、血圧が220/120mmHgを超えていなければ、すぐには高血圧の治療は行われません。動脈が狭窄している場合、脳に充分な血液を送る… 2023.11.06 未分類
09_感染症 軽度〜中等度のCOVID-19患者に対する経口ドンペリドンはSARS-CoV-2ウイルス量を減少できますか?(RCT; Ann Med. 2023) ドンペリドンはin vitroで重症急性呼吸器症候群コロナウイルス2(SARS-CoV-2)に対する抗ウイルス活性を示し、プロラクチン分泌刺激による免疫抑制作用が期待されています。しかし、実臨床において、COVID-19患者に対するドンペ… 2023.11.05 09_感染症
02_循環器系 症候性末梢動脈疾患に対する血管内血行再建術後のリバーロキサバン+アスピリン vs. アスピリン単独(RCTの事後解析; VOYAGER PAD試験; Circulation. 2023) VOYAGER PAD試験において、リバーロキサバンとアスピリンの併用療法はアスピリン単独療法と比較して、下肢血行再建術後の主要心イベントと虚血肢イベントを減少させました。しかし、血管内血行再建術を受けた患者における抗血小板薬の効果はこれ… 2023.11.04 02_循環器系
05_内分泌代謝系 成人2型糖尿病患者の体重減少に対する時間制限ダイエットの効果は?(RCT; JAMA Netw Open. 2023) 時間制限ダイエットはますます一般的になってきていますが、2型糖尿病(T2D)患者におけるその有効性と安全性を評価した長期ランダム化比較試験は行われていません。そこで今回は、成人T2D患者において、時間制限ダイエットが毎日のカロリー制限(C… 2023.11.03 05_内分泌代謝系
02_循環器系 成人冠動脈疾患患者の予後におけるロスバスタチン vs. アトルバスタチン(RCTの二次解析; LODESTAR試験; BMJ. 2023) 成人の冠動脈疾患患者におけるロスバスタチン投与とアトルバスタチン投与の長期的な有効性と安全性については充分に検討されていません。そこで今回は、ランダム化、オープンラベル、多施設共同試験であるLODESTAR試験の二次解析の結果をご紹介しま… 2023.11.02 02_循環器系05_内分泌代謝系
05_内分泌代謝系 COVID-19ワクチン接種はSARS-CoV-2感染後の糖尿病リスクを減少させる?(データベース研究; Diabetes Care. 2023) これまでの研究で、糖尿病(DM)とSARS-CoV-2感染には双方向の相関があることが示されています。しかし、COVID-19ワクチン接種が感染者の糖尿病新規発症リスクを低下させる可能性を包括的に検討した研究はありません。そこで今回は、S… 2023.11.01 05_内分泌代謝系09_感染症
02_循環器系 起立性/立位低血圧患者においても積極的な降圧は有効ですか?(個人データのメタ解析; JAMA. 2023) 成人の起立性低血圧あるいは立位低血圧(orthostatic/standing hypotension)の患者において、集中的な血圧治療と標準的な血圧治療の利点について継続的な懸念があります。これは、治療に伴うリスクとベネフィットに関する… 2023.10.31 02_循環器系
09_感染症 日本における抗インフルエンザ薬の処方傾向は?(2014〜2020年のデータベース研究; PLoS One. 2023) 日本では、季節性インフルエンザに対して医師も患者も積極的に取り組んでおり、6種類の薬剤(ザナミビル、オセルタミビル、ラニナミビル、ペラミビル、バロキサビルなど)が承認されています。多くの国で全国的なインフルエンザサーベイランスシステムが構… 2023.10.30 09_感染症
00_その他 看護師とプライマリ・ケア医による高齢患者への不適切な処方頻度の違いは?(データベース研究; Ann Intern Med. 2023) 米国等では、医師の指示を受けずに一定レベルの診断や治療などを行うことができる「Nurse Practitioner(ナース・プラクティショナー, 診療看護師)」という看護の資格があり、医療現場で活躍しています。具体的には、医師の指示によら… 2023.10.29 00_その他
02_循環器系 フィブラート系薬の心血管リスク低下作用はどのくらいか?(SR&MA; Eur J Prev Cardiol. 2023) 心血管系リスクに対するフィブラート治療の効果は一貫していません。そこで今回は、主要有害心血管転帰(MACE)減少に対するフィブラートの効果を評価するために実施されたメタ解析の結果をご紹介します。本試験では、PubMed、Embase、Co… 2023.10.28 02_循環器系05_内分泌代謝系