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02_循環器系

利尿薬、ACE阻害薬、カルシウム拮抗薬を投与された高血圧患者の死亡率と罹患率に差はあるのか?(ALLHAT試験の二次解析; JAMA Netw Open. 2023)

高血圧は一般的な疾患であり、脳卒中などの心血管リスクの一因です。高血圧に対しては高圧薬による血圧コントロールが行われますが、治療の目標は将来にわたる心血管イベントの発生抑制(イベントの先送り)です。しかし、死亡率と罹患率に関する降圧治療の…
未分類

高コレステロール血症治療薬インクリシランの安全性と忍容性はどのくらい?(臨床試験7件の併合解析; J Am Coll Cardiol. 2023)

インクリシラン(商品名:レクビオ)は低比重リポ蛋白コレステロールを低下させる低分子干渉RNA製剤(RNAi)です。日本では2023年11月22日の薬価収載と同時に発売されました。しかし、安全性情報が限られていることから、継続的なモニタリン…
09_感染症

救急外来を受診した成人におけるSARS-CoV-2オミクロン変異株感染の転帰と季節性インフルエンザおよびRSウイルス感染との比較(多施設コホート研究; Clin Infect Dis. 2023)

SARS-CoV-2感染による人類への影響度はどのくらいか?SARS-CoV-2感染の影響については、病原性の低い亜種が出現し、集団免疫力が増加している時代において議論が残っています。そこで今回は、オミクロン、インフルエンザ、または呼吸器合...
02_循環器系

週末の寝溜めと心血管疾患との関連性はどのくらいですか?(米国の横断研究; Sleep Health. 2023)

平日の睡眠が6時間未満で週末に寝溜めする集団の特徴とは?現代の社会人は多忙であり、睡眠時間が短いことが社会的問題となっています。睡眠時間の短さと心血管疾患との発症リスク増加との関連性が報告されています。一方、このような集団の一部で週末に寝溜...
08_炎症・免疫・アレルギー系

アトピー性皮膚炎(湿疹)の局所外用治療で優れるものは?(RCTのNMA; J Allergy Clin Immunol. 2023)

アトピー性皮膚炎に対する局所外用治療薬として優れているものはどれか?アトピー性皮膚炎(AD)は一般的な皮膚疾患であり、複数の外用療法があるものの、効果比較は充分に行われていません。そこで今回は、アトピー性皮膚炎に対する処方外用療法の有益性と...
09_感染症

COVID-19迅速抗原検査の検体採取として最適な方法は?(RCT; JAMA Netw Open. 2023)

COVID-19の迅速抗原検査を実施するためには、自己採取または医療従事者(HCW)採取の鼻腔スワブ検体が望ましいサンプリング方法とされていますが、咽頭検体が検査感度を向上させることができるかどうかについては議論の余地があります。そこで今・・・
02_循環器系

急性虚血性脳卒中に対する血管内治療後の血圧管理はどのくらいが良いのか?(Open RCT; BEST-II試験; JAMA. 2023)

血管内治療後の血圧管理における最適な目標値は?急性虚血性脳卒中に対する血管内治療による再灌流成功後の血圧コントロールについては議論が分かれています。特に収縮期血圧(SBP)コントロールの目標値として、中等度低下の効果は不明です。そこで今回は...
08_炎症・免疫・アレルギー系

滑膜炎を伴う変形性手関節症に対するメトトレキサートの効果は?(DB-RCT; METHODS試験; Lancet 2023)

変形性手関節症に対するメトトレキサートの効果はどのくらいか?変形性手関節症は、有効な治療法がほとんどなく、患者に障害をもたらす疾患です。滑膜炎を伴う変形性手関節症は、疼痛を伴う一般的な炎症表現型であることから、メトトレキサートが有効である可...
00_その他

ココア抽出物サプリメントと2型糖尿病の発症リスクとの関連性は?(RCT; COSMOS試験; Diabetes Care. 2023)

これまでに実施された観察研究の結果、ココアフラバノールの補給が2型糖尿病(T2D)予防の有望な戦略である可能性が示されています。しかし、より大規模で質の高い研究については実施されていません。そこで今回は、大規模ランダム化臨床試験(RCT)・・・
09_感染症

米国退役軍人におけるCOVID-19後遺症の発症に対するニルマトレルビル-リトナビルの有効性はどのくらい?(標的試験エミュレーション; Ann Intern Med. 2023)

これまでの研究結果から、COVID-19は急性感染後の多くのCOVID-19後遺症の発症に関連していることが示されています。一方で、急性COVID-19の治療に用いられる経口抗ウイルス薬のCOVID-19後遺症の発症予防効果に関する情報は・・・
01_中枢神経系

メトホルミン投与中止と認知症発症率との関連性は?(米国データベース研究; JAMA Netw Open. 2023)

先行研究では、メトホルミンは認知症発症率の低下と関連する可能性が示唆されていますが、その関連は疾患の重症度や処方傾向によって混同される可能性があります。また、糖尿病患者におけるメトホルミン治療の中止は、一般的には腎機能障害の徴候により起こ・・・
02_循環器系

サクビトリル/バルサルタンの関連有害事象と投与中止との関連性は?(日本コホート研究; REVIEW-HF登録; J Cardiol. 2023)

サクビトリル/バルサルタンを投与された心不全患者の特徴、忍容性、転帰について、日本人におけるデータは不充分であり、未だ不明な点が多い。そこで今回は、サクビトリル/バルサルタンを心不全治療薬として新規に処方された患者の特徴と転帰を評価するこ・・・
00_その他

SGLT2阻害薬服用中にアルコール検知器反応陽性を示した正常血糖ケトーシス症例(症例報告; 糖尿病 2019)

アルコールを摂取していないのにも関わらずアルコール検知器で陽性?Sodium-glucose cotransporter 2(SGLT2)阻害薬は、近位尿細管でのブドウ糖の再吸収を抑制することで尿糖排泄を促進し、血糖および体重を減少させるこ...
01_中枢神経系

軽度認知障害におけるシロスタゾールの有効性と安全性は?(DB-RCT; COMCID試験; JAMA Netw Open. 2023)

これまでに報告されたエビデンスでは、アルツハイマー病の治療におけるβアミロイド免疫療法の有効性が強調されていますが、実臨床における効果は依然として不明です。脳からのβアミロイド除去を促進する作用については、選択的ホスホジエステラーゼ-3阻…
02_循環器系

安定狭心症に対する経皮的冠動脈インターベンション vs. プラセボ(DB-RCT; ORBITA-2試験; )

経皮的冠動脈インターベンション(PCI)は安定狭心症の症状を軽減するために頻繁に施行されています。しかし、抗狭心症薬の投与を受けていない患者において、PCIがプラセボよりも狭心症を緩和するかどうかは明らかとなっていません。そこで今回は、安…
09_感染症

中国における軽度〜中等度のCOVID-19患者に対する経口抗ウイルス薬VV116の効果はどのくらい?(DB-RCT; Lancet Infect Dis. 2023)

SARS-CoV-2の蔓延は世界的な大流行を引き起こし、オミクロン感染症の治療には未だ満たされていない医療ニーズがあります。SARS-CoV-2に対して強力な活性を有する経口抗ウイルス薬であるVV116は、in vitroや小規模の臨床研…
01_中枢神経系

コリンエステラーゼ阻害薬と認知障害患者における転倒、失神、外傷との関連性は?(SR&MA; Age Ageing. 2023)

コリンエステラーゼ阻害薬は、転倒リスクが高いことが多い神経認知障害患者の治療によく用いられています。これらの薬剤を効果的に使用するには、リスクとベネフィットを慎重に評価する必要がありますが、充分に検討されていません。そこで今回は、神経認知…
08_炎症・免疫・アレルギー系

アロプリノールは肝硬変関連合併症を予防できますか?(QB-RCT; Am J Med. 2023)

肝硬変とは、B型やC型肝炎ウイルス感染、アルコール、非アルコール性脂肪性肝炎などによって肝臓に炎症が生じ、その炎症を修復するときにできる線維増加が肝臓全体に拡がった状態のことです。肝硬変では、腹水や食道静脈瘤、肝性脳症や黄疸、こむらがえり…
02_循環器系

CKD患者の心血管アウトカムに対するフィブラート系薬の効果は?(日本コホート内症例対照研究;

CKD患者におけるフィブラート系薬の効果はどのくらいなのか?慢性腎臓病 (CKD) 患者における重大な心血管イベント (MACE) のリスクが高いことは、これまでの研究結果から明らかです。しかし、CKD患者におけるMACEリスクに対するフィ...
02_循環器系

左室駆出率が軽度に低下または維持された心不全におけるダパグリフロジン投与後のeGFRファーストディップの影響はどのくらい?(DELIVER試験の事前規定二次解析; JAMA Cardiol. 2023)

ナトリウム-グルコース共輸送体-2阻害薬(SGLT2i)の投与開始後、推定糸球体濾過量(eGFR)の初期低下が報告されています。この低下は、糖尿病、慢性腎臓病、心不全の患者全体で観察されています。しかし、心不全における左室駆出率の違いによ…
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