09_感染症

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09_感染症

医療および地域社会におけるSARS-CoV-2感染予防のためのマスクの効果はどのくらいですか?(システマティックレビュー; Ann Intern Med. 2023)

COVID-19発症予防のためのマスク着用の効果はどのくらいなのか? COVID-19を予防するために様々な感染対策が講じられています。マスクの種類としてN95、外科用、布製が挙げられますが、最適な使用方法や予防効果の比較検討は充分に行われ...
09_感染症

2022-2023年秋冬にCOVID-19と季節性インフルエンザで入院した患者の死亡リスクはどのくらい?(JAMA. 2023)

COVID-19パンデミックの最初の年、米国の2件の研究では、COVID-19で入院した人は、季節性インフルエンザで入院した人に比べて、30日死亡のリスクが約5倍になることが示唆されました(PMID: 33323357、PMID: 330…
01_ワクチン vaccine

高齢者におけるRSウイルスのプレフュージョンF蛋白ワクチンの効果はどのくらい?(AReSVi-006試験; N Engl J Med. 2023)

呼吸器合胞体ウイルス(RSV)は、新生児や高齢者における急性呼吸器感染症、下気道疾患、臨床合併症、および死亡の重要な原因です。新生児、乳児、幼児に対してはシナジス(筋肉内注射用パリビズマブ(遺伝子組換え)製剤)が重篤な下気道疾患の発症抑制…
09_感染症

高効率微粒子エアフィルター付き手術用ヘルメットシステムの使用はCOVID-19発症予防に応用できるのか?(小規模DB-RCT; Int Orthop. 2022)

新型コロナウイルス感染症 2019(COVID-19)の急速な広がりにより、個人防護具の使用が増加していますが、その効果については充分に検証されていません。そこで今回は、市販の無菌手術用ヘルメットシステム(SSHS)がCOVID-19に対…
09_感染症

漢方薬である血必浄により敗血症患者の28日死亡率が低下する?(DB-RCT; EXIT-SEP試験; JAMA Intern Med. 2023)

これまでの研究で、漢方薬ベースの点滴製剤である血必浄注射液(Xuebijing, XBJ:紅花・赤芍・川きゅう・丹参・当帰を配合)が敗血症患者の死亡率を低下させる可能性が示唆されています。しかし、検証は充分ではないことから、より質の高い前…
09_感染症

COVID-19入院後の臨床転帰に及ぼすアピキサバンによる血栓予防の影響は?(DB-RCT; Ann Intern Med. 2023)

COVID-19で入院した患者は、サイトカインストームに伴う血栓塞栓症の発生率の高さが報告されています。したがって、血栓予防・治療が行われますが、退院後の血栓予防の延長の役割は不明です。そこで今回は、COVID-19入院後の退院患者におい…
09_感染症

敗血症性ショック患者におけるフルドロコルチゾン +ヒドロコルチゾン vs. ヒドロコルチゾン単独(TTEデザイン; JAMA Intern Med. 2023)

敗血症の重症例では、副腎皮質ホルモンでステロイドの一種であるコルチゾールの分泌が不良となり、これを重症関連コルチコステロイド障害(critical illness-related corticosteroid insufficiency,…
01_ワクチン vaccine

SARS-CoV-2 mRNAワクチン接種後の心筋炎の予後は?(北欧のコホート研究; BMJ Med. 2023)

SARS-CoV-2ウイルスに対するmRNAワクチンを接種した際に、心筋炎リスクが増加する可能性が報告されています。しかし、COVID-19に伴う心筋炎との臨床転帰の比較については充分に検証されていません。そこで今回は、mRNAワクチン接…
01_ワクチン vaccine

COVID-19ワクチン接種はコロナ後遺症を予防できますか?(システマティックレビュー; BMJ Med. 2023)

SARS-CoV-2ウイルスにより引き起こされるCOVID-19の患者数は増減を繰り返し、感染終息の兆しが見えないことから、コロナとの共存(withコロナ)を迫られています。COVID-19に対する治療薬や感染予防対策が講じられ、感染者数…
01_ワクチン vaccine

日本のオミクロン変異株BA.1およびBA.2流行時のmRNA COVID-19ワクチンの有効性は?(試験陰性症例対照研究; VERSUS試験; Expert Rev Vaccines. 2023)

COVID-19ワクチンの有効性(VE)を国内で評価することは、国のワクチン接種方針を評価・決定する上で極めて重要です。日本におけるワクチンの有効性データは限られています。そこで今回は、国内におけるmRNA COVID-19ワクチンのVE…
09_感染症

非重症COVID-19入院患者における抗凝固戦略は予防的投与と治療的投与、どちらが良いですか?(RCT; FREEDOM COVID試験; J Am Coll Cardiol. 2023)

COVID-19においてみられる凝固異常(COVID-19-associated coagulopathy: CAC)は、感染や炎症に端を発する炎症性サイトカインの産生、免疫血栓(immunothrombosis)形成、補体の活性化、血管…
09_感染症

COVID-19入院患者に対するモルヌピラビルとニルマトレルビル-リトナビルの有効性はどのくらい?(TTE試験; Ann Intern Med. 2023)

COVID-19非入院(外来)患者に対する経口抗ウイルス薬の有効性が示されています。しかし、入院患者にCOVID-19経口抗ウイルス薬が有効であるかどうかについては結論が得られていません。そこで今回は、オミクロンアウトブレイク時のCOVI…
01_ワクチン vaccine

安定冠動脈疾患および急性冠症候群の予防治療に対するインフルエンザワクチン接種の効果はどのくらい?(RCTのメタ解析; Am J Med. 2023)

インフルエンザは、冠動脈疾患患者に大きな負担を与える可能性があります。したがって、インフルエンザワクチン接種により、冠動脈疾患の発症リスクを低減できる可能性があります。そこで今回は、急性冠症候群と安定冠動脈疾患患者におけるインフルエンザワ…
00_その他

デンマークにおけるインフルエンザワクチン接種率向上のための電子ナッジの効果は?(クラスターRCT; Lancet. 2023)

インフルエンザワクチン接種率は、インフルエンザ感染と関連する合併症の予防に有効であるにもかかわらず、依然として最適とは言えません。ワクチン接種は個々人の任意であることから、個人の意思を尊重した接種向上施策が求められます。今回ご紹介するのは…
04_消化器系

プロトンポンプ阻害薬の使用と薬剤耐性腸内細菌の獲得リスクとの関連性は?(コホート内症例対照研究; JAMA Netw Open. 2023)

PPI使用は薬剤耐性腸内細菌の獲得リスクと関連しているのか? プロトンポンプ阻害薬(PPI)は、薬剤耐性菌のコロニー形成リスクと関連していることが報告されています。しかし、生活習慣関連因子や疾患の重症度による交絡の可能性があり、この関連性に...
09_感染症

12歳以上のワクチン未接種者およびワクチン接種者におけるCOVID-19罹患率および死亡率の比較(CDC; MMWR Morb Mortal Wkly Rep. 2023)

2022年9月1日、CDCは、12歳以上(※その後、生後6ヵ月以上まで拡大)の患者に対して、前回のワクチン接種により低下した予防効果を回復させ、出現した変異株に対する予防効果を拡大するために、最新の二価COVID-19ワクチンのブースターを推奨しました。これはワクチン承認時の臨床試験やリアルワール…
09_感染症

オミクロン変異株の流行期におけるニルマトレルビルの効果はどのくらいですか?(後向きコホート研究; Lancet Infect Dis. 2023)

オミクロン変異株の流行時におけるニルマトレルビルの効果はどのくらい? ニルマトルビルはSARS-CoV-2に対してin vitro活性を有するプロテアーゼ阻害剤であり、リトナビルでブーストしたニルマトレルビルは、デルタおよび初期のオミクロン...
09_感染症

エンシトレルビルはコロナ後遺症のリスクを低減できますか?(探索的評価; 学会報告; CROI2023)

2023年2月22日、塩野義製薬株式会社が、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)治療薬エンシトレルビル フマル酸(商品名:ゾコーバ錠125mg、以下「エンシトレルビル」)について、第2/3相臨床試験のPhase 3 partより新たに得られた結果を第30回 Conference on Re…
09_感染症

呼吸器系ウイルスの拡散を阻止または低減するための物理的介入法の効果はどのくらいですか?(SR&MA; Cochrane Database Syst Rev. 2023)

急性呼吸器感染症(ARI)のウイルス性流行またはパンデミックは、世界的な脅威となっています。例えば、2003年の重症急性呼吸器症候群(SARS)、2009年のH1N1pdm09ウイルスによるインフルエンザ(H1N1)、2019年のSARS-CoV-2によるコロナウイルス症2019(COVID-19…
09_感染症

SARS-CoV-2感染歴とワクチン接種歴を有するハイブリッド免疫はオミクロン変異株感染および重症化予防に有効ですか?(SR&MA; Lancet Infect Dis. 2023)

Omicron (B.1.1.529) variant(オミクロン変異株)の世界的な急増により、多くの人がハイブリッド免疫(SARS-CoV-2感染とワクチン接種の組み合わせにより獲得した免疫)を経験することになりました。しかし、オミクロン変異株に対する防御効果や重症化リスク低減効果については不明…
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