05_内分泌代謝系 閉塞性睡眠時無呼吸症候群と肥満に対するチルゼパチドの効果はどのくらい?(DB-RCT; SURMOUNT-OSA試験; N Engl J Med. 2024) 閉塞性睡眠時無呼吸症候群は睡眠中の呼吸障害を特徴とし、主要な心血管合併症と関連しています。チルゼパチドは副作用として食欲減退と体重減少作用があり、本疾患の治療薬となる可能性があります。しかし、実臨床における検証は充分ではありません。そこで… 2024.07.15 05_内分泌代謝系30_睡眠
00_その他 小児期の短時間睡眠と青年期の精神病との関連性は?(コホート研究; JAMA Psychiatry. 2024) 小児期の長期間にわたる短時間睡眠は、精神病の発症を含む長期的な精神的健康に有害な影響を及ぼす可能性があります。さらに、これらの関連性の潜在的な基礎となる機序は依然として不明です。そこで今回は、小児期の持続的な夜間睡眠時間の短縮と、24歳時… 2024.06.09 00_その他30_小児30_睡眠
02_循環器系 週末の寝溜めと心血管疾患との関連性はどのくらいですか?(米国の横断研究; Sleep Health. 2023) 平日の睡眠が6時間未満で週末に寝溜めする集団の特徴とは? 現代の社会人は多忙であり、睡眠時間が短いことが社会的問題となっています。睡眠時間の短さと心血管疾患との発症リスク増加との関連性が報告されています。一方、このような集団の一部で週末に寝... 2023.12.22 02_循環器系30_睡眠
10_眼関連疾患 CPAP使用と眼圧変化に関連性はありますか?(症例集積研究; Transl Vis Sci Technol. 2021) 閉塞性睡眠時無呼吸症候群(OSAS)は、睡眠中の完全または部分的な反復性上気道閉塞を特徴とし、心血管および神経血管疾患の高い発生率と関連しています。OSASは、眼瞼下垂症候群、円錐角膜、非動脈炎性前部虚血性視神経症、頭蓋内圧上昇による乳頭… 2023.08.23 10_眼関連疾患30_睡眠
30_睡眠 精神疾患患者の不眠症管理においてレンボレキサントへの切替えにより不眠症状が改善しますか?(小規模後向き研究; SLIM試験; J Clin Sleep Med. 2023) オレキシンは、睡眠と覚醒のスイッチング機能を担う脳内の神経伝達物質です。発見当初は食欲を促進する物質と考えられていましたが、オレキシンの遺伝子欠損マウスでの検証結果から、食事量は減少するものの、睡眠発作を繰り返すことが明らかになりました。… 2023.07.13 30_睡眠
01_中枢神経系 不眠症患者におけるオレキシン受容体拮抗薬の処方に関連する因子には何がありますか?(日本のデータベース研究; Drugs Real World Outcomes. 2023) オレキシンは覚醒と睡眠を調節する神経伝達物質のひとつであり、オレキシンがオレキシン受容体へ作用すると覚醒システムを活性化させ覚醒が維持されることが明らかとなっています。 この覚醒システムが過剰に働いている状態では、不眠などの症状を引き起こ… 2023.06.20 01_中枢神経系30_睡眠
01_中枢神経系 健康な成人における学業ストレス誘発性睡眠障害に対するヤクルトY1000の効果はどのくらいですか?(DB-RCT; Benef Microbes. 2017) 2021年に発売された乳製品乳酸菌飲料「Y1000」は、1mL当たり10億個の生きた「乳酸菌シロタ株」を含む乳製品乳酸菌飲料です。本品は機能性表示食品であり、「乳酸菌シロタ株」には、一時的な精神的ストレスがかかる状況における「ストレス緩和」や「睡眠の質向上」の機能があることが報告されています。しか… 2023.01.27 01_中枢神経系30_睡眠
01_中枢神経系 レンボレキサントとアルコール併用の影響はどのくらい?(ランダム化クロスオーバー試験; J Psychopharmacol. 2022) アルコールの鎮静作用の結果として、海外では不眠症を自己治療するために、入眠前にアルコールを摂取することもあります。アルコール摂取は、持続的な注意力を低下させ、新しい情報を学習する能力を妨げ、協調性を損ない、身体の揺れ(体動)を増大させ、自己評価の覚醒度を低下させることが知られています。さらに、アル… 2022.06.18 01_中枢神経系30_睡眠
30_睡眠 睡眠不足は脂肪を減らすための食事療法の効果を台無しにするかもしれない(小規模ランダム化クロスオーバー試験; Ann Intern Med. 2010) 肥満者におけるカロリー制限食の効果に対する睡眠不足の影響は? 哺乳類の睡眠は、生体のエネルギーバランスの調節や代謝的生存と密接に関連しています(PMID:16251951)。げっ歯類の睡眠不足による強力な異化作用に比べ(PMID:84474... 2022.05.26 30_睡眠
00_その他 心房細動と睡眠時無呼吸症候群を有する患者に対するCPAP使用は心房細動の発生を減らさない(PROBE; Am J Respir Crit Care Med. 2021) 睡眠時無呼吸症候群(Sleep Apnea Syndrome, SAS)は、睡眠中に無呼吸を繰り返すことで、様々な合併症を引き起こします。SAS発症の原因は空気の通り道である上気道が狭くなることです。また、首まわりの脂肪の沈着が多いと上気道は狭くなりやすいため、肥満はSASと深く関係しています。鼻… 2021.10.29 00_その他02_循環器系30_睡眠
00_その他 日本、中国、シンガポール、韓国の成人における睡眠時間と死亡率との関係はどのくらい?(コホート研究; JAMA Netw Open. 2021) 睡眠時間の長さは、死亡率の重要な行動危険因子として注目されています。前向き研究のメタアナリシスでは、短時間および長時間の睡眠が全死亡率と関連することが示されています。メタアナリシスから得られた強力なエビデンスにもかかわらず、考慮すべきいくつかの限界があります。メタアナリシスに含まれる個々の研究は… 2021.10.11 00_その他30_睡眠