09_感染症 介護施設スタッフによる口腔ケアプログラムは標準的ケアと比較して肺炎発生率を減らせますか?(クラスターRCT; JAMA Netw Open. 2020) 介護施設における口腔ケアプログラムの効果はどのくらいか? 長期療養者の84%が口腔ケアを受けておらず、看護助手が歯磨きをした場合、その時間は平均16秒で、米国歯科医師会が推奨する2分をはるかに下回っています(PMID:16420211、Or... 2021.07.11 09_感染症
09_感染症 新型コロナウイルス感染症における対策は、どんな組み合わせが有効ですか?(数学的モデリング研究; Lancet Infect Dis. 2020) COVID-19に伴う症状の有無に関わらずPCR検査したほうが良いのか? 多くの国では、COVID-19に対する初期の封じ込め対策として、症状を有する症例の隔離と接触者の追跡が行われてきましたが、アウトブレイクが拡大するにつれ、物理的な距離... 2021.07.10 09_感染症
02_循環器系 ポリファーマシーを有する高齢者におけるスタチン中止は、心血管アウトカムと死亡率に影響しますか?(後向きコホート研究; JAMA Netw Open. 2021) ポリファーマシーと併存疾患の関係性とは? 平均寿命の延長は、間違いなく21世紀における最高の成果の一つです(PMID: 26561272)。同時に、人口の高齢化に伴い、併存疾患を有する患者数が増加しています(PMID: 31601959)。... 2021.07.09 02_循環器系05_内分泌代謝系
02_循環器系 動脈血栓塞栓症ハイリスク患者に対する術後のヘパリンブリッジの効果はどのくらいですか(DB-RCT; PERIOP2試験; BMJ 2021) 侵襲的手術におけるヘパリンブリッジの要否は? 心房細動または機械式心臓弁を有する患者で、侵襲的手術のためにビタミンK拮抗薬を中断する必要がある場合、手術後に低分子量ヘパリン(LMWH)でブリッジングを行うことが有益であるかどうかについては、... 2021.07.08 02_循環器系
02_循環器系 COVID-19 ICU患者に対する中間用量と標準用量の予防的抗凝固療法の効果は?(INSPIRATION試験の90日後の結果; Thromb Haemost. 2021) COVID-19での血栓塞栓症に対するエノキサパリンの効果は? COVID-19患者において、血栓塞栓症のリスク増加が報告されています。これはサイトカインストームと呼ばれる免疫の異常反応により引き起こされていると考えられています。 サイトカ... 2021.07.07 02_循環器系09_感染症12_血液・造血器系
07_腎・泌尿器系 進行したCKD患者のMACEや透析導入に対するRAS阻害剤 vs. Ca拮抗剤(コホート研究; Am J Kidney Dis. 2021) CKDに対する降圧薬の効果は? アンジオテンシン変換酵素(ACE)阻害薬とアンジオテンシン受容体拮抗薬(ARB)、これらのレニン-アンジオテンシン系(RAS)阻害薬のランダム化試験では、プラセボや利尿薬、β遮断薬、カルシウム拮抗薬(CCB)... 2021.07.06 07_腎・泌尿器系
01_中枢神経系 精神疾患に対する向精神薬の1日1回投与と1日複数回投与で薬剤効果に差はありますか?(RCTのSR&MA; J Clin Psychiatry. 2021) 向精神薬の投与回数で有効性や安全性に差はあるのか? 精神疾患に対する向精神薬は、多種類を併用するケースが多く、これは薬剤の半減期によります。向精神薬の中でもベンゾジアゼピン系薬の処方数は多く、やや古い報告ではありますが、日本人成人のうち20... 2021.07.05 01_中枢神経系
04_消化器系 NSAIDs使用者の潜伏性消化管出血のリスク低減における酸抑制剤 vs. その他の粘膜保護剤(後向きコホート研究; Sci Rep. 2019) NSAIDs誘発出血に対する消化管保護剤(防御因子増強薬)の効果はどの程度なのか? 非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)は、鎮痛・抗炎症・解熱効果があるため、世界中で最も広く処方されている薬剤の一つです。しかし、NSAIDsの様々な利点や... 2021.07.04 04_消化器系
08_炎症・免疫・アレルギー系 メトトレキサートはファイザー・バイオンテック社製BNT162b2 mRNA COVID-19ワクチンの免疫原性を阻害する(後向きコホート研究; Ann Rheum Dis. 2021) mRNA COVID-19ワクチン接種の前には、メトトレキサートによる治療を中止した方が良い? 免疫介在性炎症疾患(IMID)患者は、もともと感染しやすい体質であるため、コロナウイルス2019(COVID-19)の発症リスクが高いと考えられ... 2021.07.03 08_炎症・免疫・アレルギー系09_感染症
09_感染症 市中肺炎患者に対するアモキシシリン+クラブラン酸の治療期間は8日と3日どちらが良い?(DB-RCT; PTC試験; Lancet 2021) β-ラクタム系薬剤の適切な投与期間とは? β-ラクタム系薬剤はβ-ラクタム環を母核とする抗菌薬であり、いずれも細菌の細胞壁合成に必要な酵素に結合して不活化します。β-ラクタム系薬剤は、以下のサブクラスに分けられます; セファロスポリン系およ... 2021.07.02 09_感染症
02_循環器系 2型糖尿病におけるGLP-1RA エフペグレナチド使用は心血管・腎イベント発生を抑制できますか?(AMPLITUDE-O試験; NEJM 2021) GLP-1受容体アゴニストであるエフペグレナチドの心血管保護効果は? 糖尿病患者における心血管イベントの有害事象の発生率は、糖尿病でない人の3倍であり(英国の研究 PMID:25466521)、腎イベントの有害事象の発生率も糖尿病患者で高く... 2021.07.01 02_循環器系05_内分泌代謝系
05_内分泌代謝系 インスリン治療歴のない2型糖尿病に対する週1回のインスリン投与の有効性と安全性はどのくらい?(RCT; 第2相試験; NEJM2020) 開発中の週1回インスリン製剤の臨床試験が発表された 米国糖尿病学会および欧州糖尿病学会の標準治療ガイドラインでは、2型糖尿病患者が個別の血糖値目標に到達しない場合、治療を拡大することが推奨されています。 これらの推奨事項にもかかわらず、2型... 2021.06.30 05_内分泌代謝系
08_炎症・免疫・アレルギー系 中等度から重度のアトピー性皮膚炎の青年期および成人期におけるウパダシチニブとコルチコステロイド外用薬の併用療法の有効性・安全性は?(DB-RCT; AD Up試験; Lancet 2021) アトピー性皮膚炎に対する経口JAK阻害薬の効果はどのくらいか? アトピー性皮膚炎に対する薬物療法において、ステロイド外用薬は、抗炎症外用薬として第一選択薬として使用されることが多く、小児および成人を対象に使用されています(推奨度1・エビデン... 2021.06.29 08_炎症・免疫・アレルギー系11_皮膚・骨格筋系
08_炎症・免疫・アレルギー系 【まとめ】COVID-19に対するトシリズマブの効果はどのくらいですか?(ナラティブレビュー; 最終更新日 2021年6月25日) 2021年6月24日 FDAがCOVID-19の治療薬としてトシリズマブを承認 米国食品医薬品局(FDA)は、全身性コルチコステロイドの投与を受けている入院中の成人および小児(2歳以上)で、補助酸素、非侵襲的または侵襲的機械式人工呼吸、また... 2021.06.28 08_炎症・免疫・アレルギー系09_感染症
02_循環器系 D-ダイマー濃度の上昇を伴うCOVID-19入院患者に対する治療的抗凝固療法と予防的抗凝固療法どちらが優れていますか?(Open-RCT; ACTION試験; Lancet 2021) COVID-19高リスク患者における抗凝固療法は治療的と予防的どちらが良い? COVID-19は他の呼吸器感染症に比べて血栓症の合併症のリスクが高く、これらの合併症イベントの規模も大きいことが示されています。 さらに、血栓症、播種性血管内凝... 2021.06.27 02_循環器系09_感染症12_血液・造血器系
02_循環器系 糖尿病、CKD及び急性冠症候群を有する集団における心血管イベントに対するアパベタロンの効果は?(BETonMACE試験の事前規定解析; Clin J Am Soc Nephrol. 2021) 慢性腎臓病(CKD)に対するアパベタロンの効果はどのくらいか? 慢性腎臓病は、一般成人の少なくとも10%が罹患しており、心血管疾患の負担が大きく、臨床転帰が悪いことが知られています。慢性腎臓病の主な原因は2型糖尿病であり、地域によっては慢性... 2021.06.26 02_循環器系05_内分泌代謝系07_腎・泌尿器系
02_循環器系 急性冠症候群を有する2型糖尿病患者のMACEに対する標準治療へのアパベタロン追加の効果はどのくらいですか?(DB-RCT; BETonMACE試験; JAMA. 2020) ブロモドメインおよびエクストラターミナール阻害剤の開発が進んでいる エピジェネティクスとは、環境に応じてクロマチンが化学的に変化し、転写に影響を与える過程を指す。ブロモドメインおよびエクスターミナルタンパク質は、アセチル化されたリジン残基を... 2021.06.25 02_循環器系05_内分泌代謝系07_腎・泌尿器系
06_骨代謝系 骨粗鬆症におけるデノスマブ治療後のゾレドロン酸への切り替えによる治療効果はどのくらいですか?(小規模; open-RCT; J Bone Miner Res. 2021) 骨粗鬆症治療における治療は何が良いのか? 骨粗鬆症は、骨の量(骨量)が減って骨が弱くなり、骨折しやすくなる病気です。 日本には約1000万人以上の患者さんがいるといわれており、高齢化に伴ってその数は増加傾向にあります(日本整形外科学会より)... 2021.06.24 06_骨代謝系
02_批判的吟味 Critical Appraisal 【批判的吟味】70歳以上の高齢者における転倒予防介入は転倒・骨折を減らせますか?(TCT; PreFIT試験; Health Technol Assess. 2021) 試験の概要 NHSで実施されている転倒予防サービスPreFITの効果はどのくらいなのか? National Health Service(NHS) は、イギリス政府が運営する国民保険サービスです。税収などの一般財源によって賄われている医療機... 2021.06.23 02_批判的吟味 Critical Appraisal06_骨代謝系
06_骨代謝系 70歳以上の高齢者における転倒予防介入は転倒・骨折を減らせますか?(TCT; PreFIT試験; Health Technol Assess. 2021) 高齢化社会に伴い転倒や骨折が増えている 転倒や骨折は、公衆衛生上の大きな負担となっています。転倒は、自立性や機能性の低下につながり、介護施設や長期療養への早期入所の主な原因となります(PMID:21655932、PMID:21226685)... 2021.06.22 06_骨代謝系