Lenvatinib as an Initial Treatment in Patients with Intermediate-Stage Hepatocellular Carcinoma Beyond Up-To-Seven Criteria and Child-Pugh A Liver Function: A Proof-Of-Concept Study.
Kudo M, et al.
Cancers (Basel). 2019.
PMID: 31370183
【試験背景】
経カテーテル動脈化学塞栓療法(transcatheter arterial chemoembolization, TACE)は中期肝細胞癌(hepatocellular carcinoma, HCC)の標準治療だが、TACEの恩恵を受けない患者を含む大部分が不均一な疾患である。
現在、この恩恵を受けないサブグループ患者における治療戦略は、臨床診療において未充足ニーズ(Unmet Medical Needs)のままである。
本試験では、レンバチニブが、Up-To-Seven基準を超える大規模または多結節性腫瘍を有する中期HCC患者の初期治療として、TACEよりも有利な治療選択肢であるという概念実証研究(Proof of concept)を実施した。
ベースラインから治療終了までのアルブミン-ビリルビン(ALBI)スコアの変化は、レンバチニブ群30人で -2.61から -2.61(p = 0.254)、cTACE群で -2.66から -2.09(p <0.01)だった。
レンバチニブ群は、cTACE群よりも有意に高い客観的奏効率(73.3% vs. 33.3%; p <0.001)を示し、無増悪生存期間の中央値はcTACE群(16.0 vs. 3.0か月; p <0.001)よりも有意に長かった。
レンバチニブ群の全生存期間は、cTACE群よりも有意に長かった(37.9 vs. 21.3ヶ月、ハザード比 =0.48、p <0.01)。
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