2023-10

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09_感染症

COVID-19の家庭内曝露後予防におけるモルヌピラビルの効果は?(DB-RCT; MOVe-AHEAD試験; J Infect. 2023)

SARS-CoV-2感染によるCOVID-19患者数は増減を繰り返し、しばしば家庭内感染を引き起こします。これまで感染症に対する治療薬の曝露後予防投与が実施されてきましたが、COVID-19におけるエビデンスは限られています。そこで今回は…
02_循環器系

アンジオテンシン受容体-ネプリライシン阻害薬の動脈硬化性心血管病イベントに対する効果はどのくらい?(RCTのメタ解析; Am J Cardiol. 2023)

サクビトリル-バルサルタンはアンギオテンシン受容体-ネプリライシン阻害薬(ARNI)であり、心不全患者の死亡や入院のリスクを減少させることが報告されています。しかし、アテローム性動脈硬化性心血管疾患(ASCVD)イベントの改善との関連は不…
02_循環器系

厳格な血糖コントロールは集中治療室の在院日数や死亡率低下には影響しない?(RCT; TGC-Fast試験; N Engl J Med. 2023)

集中治療室(ICU)患者における厳格な血糖コントロールの有益性と有害性の両方について、ランダム化比較試験によって示されています。この要因として、早期の非経口栄養の使用やインスリン誘発性重症低血糖のばらつきがあげられます。これらの要因が、血…
02_循環器系

2型糖尿病患者のアルブミン尿に対するエンパグリフロジンへのセマグルチド追加効果はどのくらい?( DB-RCT; Diabetes Obes Metab. 2023)

2型糖尿病は腎臓病を合併することが多く、患者予後に影響を与えることから、治療戦略の確立が求められています。2型糖尿病の治療薬は多く販売されていますが、中でもナトリウム-グルコース共輸送体-2阻害薬(SGLT-2i)とグルカゴン様ペプチド-…
01_中枢神経系

神経障害性疼痛に対するα-リポ酸とプレガバリンの併用療法の効果はどのくらいですか?(DB-RCT; PAIN-CARE試験; Pain. 2023)

非鎮静性抗酸化剤であるα-リポ酸(ALA)の補給は、いくつかの生化学的プロセスと作用に関与し、重要な抗酸化作用と抗炎症活性を発揮することで、末梢神経障害患者における痛みや麻痺症状を和らげることが報告されています。末梢神経障害による神経障害…
01_中枢神経系

急性虚血性脳卒中における血管内血栓除去術(EVT)後の集中的血圧降下と従来の血圧降下どちらが良い?(PROBE法; OPTIMAL-BP試験; JAMA. 2023)

急性虚血性脳卒中患者に対する血管内血栓除去術(EVT)による再灌流成功後の最適な血圧コントロールは不明です。そこで今回は、EVTを受けた患者において、再灌流成功後24時間の集中的な血圧管理が、従来の血圧管理よりも臨床転帰を改善させるかどう…
03_呼吸器系

軽度〜中等度のCOVID-19外来患者に対するフルチカゾンフランカルボン酸エステルの効果は?(DB-RCT; ACTIV-6試験; N Engl J Med. 2023)

グルココルチコイドが重症の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)患者における症状消失までの期間を短縮したり、入院や死亡を予防したりすることが示されています。一方、軽度から中等度のコロナウイルス疾患2019(COVID-19)の外来患…
09_感染症

ニルマトレルビルまたはモルヌピラビルの使用とオミクロン感染による重篤な転帰との関連性は?(コホート研究; JAMA Netw Open. 2023)

ニルマトレルビル(リトナビルでブースト)とモルヌピラビルは、現在米国やその他の国々で、軽症から中等症のCOVID-19を有し、重症化への進行リスクが高い非入院患者の治療に使用されています。これら2つの経口抗ウイルス薬と、新しいSARS-C…
02_循環器系

青年後期の血圧値と心血管イベントのリスクとの関連性はどのくらいか?(コホート研究: Annals of Internal Medicine 2023)

高血圧は脳卒中や心筋梗塞の発症リスクと関連していることから、高齢者を含む成人において降圧治療が行われています。しかし、思春期の血圧と将来の心血管イベントとの関連については十分に知られていません。そこで今回は、2017年の米国心臓病学会(A…
09_感染症

フルオロキノロン使用と大動脈瘤または大動脈解離との関連は認められない?(自己対照症例シリーズ; Eur Heart J. 2023)

フルオロキノロン使用による大動脈瘤および大動脈解離(AA/AD)のリスク増加が報告されています。しかし、最近の研究では適応による交絡因子が示唆されています。そこで今回は、フルオロキノロン使用に関連するAA/ADのリスクを調査することを目的…
01_ワクチン vaccine

米国高齢者におけるCOVID-19 mRNAワクチン接種後の潜在的有害事象リスクの比較:ファイザー社製 vs. モデルナ社製(後向きコホート研究; JAMA Netw Open. 2023)

SARS-CoV-2に対するmRNAワクチンの安全性を直接比較することは、意思決定のために必要とされています。しかし、現在のエビデンスは、高齢者への一般化が不充分であり、ワクチン接種直後の事象を正確に捉えられていません。さらに、これまでの…
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