2023-07

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02_循環器系

RNA干渉治療薬ジルベシランによる降圧効果はどのくらいですか?(RCT; N Engl J Med. 2023)

アンギオテンシノーゲンはアンギオテンシンペプチドの唯一の前駆体であり、高血圧の発症において重要な役割を担っています。ジルベシラン(Zilebesiran)は、作用時間が長く、肝アンジオテンシノーゲン合成を阻害するRNA干渉治療薬としての開…
30_小児

小児期におけるテトラサイクリン曝露と歯の健康の関連性は?(システマティックレビュー; Pediatrics. 2023)

テトラサイクリン系抗生物質は、マグネシウムなどの2価イオンとキレートを形成することで蛍光を発することが知られており、歯が形成される時期(12歳頃まで)に服用すると歯の中に蛍光粒子が取り込まれ、象牙質に着色を起こしますことが報告されています…
09_感染症

小児の尿路感染症に対する抗菌薬投与は5日と10日どちらが良いのか?(非劣性RCT; SCOUT試験; JAMA Pediatr. 2023)

小児の尿路感染症(UTI)における治療期間推奨の指針となる小児特有の比較データは乏しいことから、エビデンスの創出が求められています。そこで今回は、小児の尿路感染症に対する抗菌薬の標準コース療法(10日間)と短期コース療法(5日間)の有効性…
09_感染症

敗血症の重症患者におけるメロペネムの持続投与と間欠投与どちらが良いのか?(DB-RCT; MERCY試験; JAMA. 2023)

メロペネムは広く処方されているβ-ラクタム系抗生物質です。メロペネムは、最小発育阻止濃度(Minimum Inhibitory Concentration, MIC)以上の薬物濃度を一定に保つために持続点滴で投与すると、薬力学的に最大の効…
09_感染症

スイスの学校におけるマスク着用や空気清浄機の有無によるSARS-CoV-2伝播の違いは?(モデリング研究; PLoS Med. 2023)

SARS-CoV-2伝播を効果的に予防できる方法とは? 重症急性呼吸器症候群コロナウイルス2(SARS-CoV-2)の全拡散には、特にエアロゾルと呼ばれる小さな粒子を介した空気感染が重要であることを示唆する証拠が増えつつあります。しかし、S...
02_循環器系

スタチン不耐容患者の心血管イベント一次予防におけるベンペド酸の効果は?(RCT; JAMA. 2023)

心血管イベントの一次予防におけるベンペド酸の効果は? ATPクエン酸リアーゼ阻害薬であるベンペド酸(bempedoic acid)は、低比重リポ蛋白(LDL)コレステロールを低下させ、筋関連有害事象の発現率が低いことと関連することが報告され...
00_その他

高齢者におけるハイパーポリファーマシー減処方は通常ケアと比較して薬剤数や老年症候群の発生を減少できますか?(RCT; JAMA Netw Open. 2023)

多くの処方薬(ハイパーポリファーマシー)を使用している高齢患者は、薬物有害作用のリスクが高い可能性があります。使用している薬剤数が多いことは、単なる状況に過ぎませんが、ポリファーマシーは潜在的な不適切処方(Potential Inappr…
00_その他

TIDieRチェックリストを用いた抗うつ薬中止試験における漸減法の評価結果は?(系統的レビュー; Int J Clin Pharm. 2023)

介入に関する完全な説明が公開されていなければ、臨床医と患者は有用であることが示されている介入を確実に実施することができず、他の研究者は研究結果を再現したり、それに基づいて構築したりすることができません。しかし、出版物における介入の記述の質…
11_皮膚・骨格筋系

急性腰痛症および頚部痛に対するオピオイド鎮痛薬の効果はどのくらい?(RCT; OPAL試験; Lancet. 2023)

腰痛/頚部痛の急性期にオピオイド鎮痛薬は有効なのか? オピオイド鎮痛薬は急性腰痛症や頚部痛によく使用されますが、有効性を裏付けるデータは充分ではありません。 そこで今回は、急性腰痛および頚部痛に対するオピオイド鎮痛薬の適切な短期コースの有効...
40_AI

医療システム規模の言語モデルは万能予測エンジンとなりますか?(AIプログラム; Nature. 2023)

医師は毎日、時間に制約のある重要な意思決定を行っています。臨床予測モデルは、臨床や業務上の出来事を予測することで、医師や管理者の意思決定を支援することができます。既存の構造化データに基づく臨床予測モデルは、データ処理やモデルの開発・展開が…
08_炎症・免疫・アレルギー系

変形性膝関節症におけるステムピューセルの効果はどのくらい?(小規模DB-RCT; Am J Sports Med. 2023)

変形性関節症は慢性、進行性、退行性の疾患であり、治療の選択肢は限られています。これまでは疼痛や炎症を抑える対処療法が中心です。近年、生物学的療法が変形性関節症の治療法として発展しつつあります。そこで今回は、変形性関節症患者において、同種間…
00_その他

ケアホームにおける薬剤師による独立処方の有効性と安全性は?(クラスターRCT; BMJ. 2023)

海外において薬剤師の処方権は、独立型と依存型に大きく分けられます。独立型とは、薬剤師が患者のアセスメント・診断・臨床マネジメントに責任を有する処方権であり、薬剤師が自分の判断で処方せんを書くことができる権限です。イギリスでは一般的であり、…
09_感染症

COVID-19パンデミックと幼児期の発達との関連性はどのくらい?(コホート研究; JAMA Pediatr. 2023)

COVID-19パンデミックと学齢児童の学業成績との間に、負の関連(相関性)を報告する研究が増えていますが、パンデミックと幼児期の発達との関連についてはあまり知られていません。そこで今回は、COVID-19パンデミックと幼児期の発達との関…
00_その他

ケアホームの高齢者に対する薬剤師独立処方者による脱処方の障壁と実現要因には何がありますか?(クラスターRCT; CHIPPS試験; Res Social Adm Pharm. 2023)

ケアホーム入居者の70%以上が、罹患率や死亡率に関連する不適切な薬剤(potentially inappropriate medications, PIMs)を処方されています。イギリスにおいて、ケアホームで薬剤レビューを行う薬剤師による…
09_感染症

入院原因としてのCOVID-19、インフルエンザあるいは敗血症で患者予後は異なりますか?(人口ベースコホート研究; JAMA Intern Med. 2023)

COVID-19、インフルエンザ、敗血症による入院患者の予後の比較 COVID-19による入院を生き延びた人は、心血管、神経、精神、炎症性自己免疫疾患を新たに発症するリスクがあります。しかし、COVID-19の入院後のリスクが他の重篤な感染...
00_その他

過体重または肥満の成人に対するセマグルチド経口投与の効果はどのくらい?(DB-RCT; OASIS 1試験; Lancet. 2023)

経口グルカゴン様ペプチド(GLP)-1アナログであるセマグルチドは、2型糖尿病治療薬として承認されています。GLP-1アナログ(受容体作動薬)は、副作用として消化器症状や食欲抑制、これに伴う体重減少が報告されています。したがって、過体重ま…
02_循環器系

心血管疾患リスクを有する患者におけるウパダシチニブの安全性は?(DB-RCT; SELECT試験の事後解析; Ann Rheum Dis. 2023)

心血管(CV)リスクを少なくとも1つ以上有している50歳以上の関節リウマチ(RA)患者において、腫瘍壊死因子(TNF)阻害薬治療と比較したトファシチニブの重篤な有害事象(AE)リスクの増加が報告されました(ORAL Surveillanc…
食事

体重減少のためのカロリー計算なしの食事時間制限法は有効ですか?(Open-RCT; Ann Intern Med. 2023)

食事時間制限と25%のカロリー制限どちらの体重減少効果が大きいのか? カロリー計算を行わない食事時間制限(食事時間制限法:Time-restricted eating、16時間ファスティング、16時間絶食)は人気のある減量戦略となっています...
30_睡眠

精神疾患患者の不眠症管理においてレンボレキサントへの切替えにより不眠症状が改善しますか?(小規模後向き研究; SLIM試験; J Clin Sleep Med. 2023)

オレキシンは、睡眠と覚醒のスイッチング機能を担う脳内の神経伝達物質です。発見当初は食欲を促進する物質と考えられていましたが、オレキシンの遺伝子欠損マウスでの検証結果から、食事量は減少するものの、睡眠発作を繰り返すことが明らかになりました。…
09_感染症

ニルマトレルビルによる治療とCOVID-19後遺症のリスクとの関連性は?(コホート研究; JAMA Intern Med. 2023)

コロナ後遺症の発症リスクとニルマトレルビル治療との関連性は? COVID-19後遺症(コロナ後遺症)はlong COVIDとしても知られ、多くの人が罹患しています。抗ウイルス薬使用によりコロナ後遺症リスクが低減する可能性が報告されていますが...
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