なぜブログを書いているのか？
理由なんていらない？
今更ながら，なぜブログを書いているのかについて自身の考えをまとめておこうと思います． ブログを書くきっかけとなったのは，2016年10月11日にtwitter上で「言語化することが重要と感じている．分かること，分からないこと，頭の中だけでは解決しきれないみたいだ．ブログはじめようかな．」と呟いたところ，”青島周一先生”から いいね を貰えたからです． そう，きっかけは単純なものです．誰かに背中を押して欲しかったのだと思います．書きたいから書いているとも言えます．そうは言ってもブログを書き続けているのには理由がありますよね？
ブログを書き続ける上で、自身のモットー（伊：motto）として可能な限り根拠を示すことがあげられます．記事内容を一般公開するわけですから，誰でも本ブログにアクセスできるわけです．当たり前のことですが読み手を選ばない，選べないということは読み手の背景を一切考慮しない，ということです．つまり本ブログに記載された内容は読み手によって如何様にも解釈できるわけです． ブログ内容の根拠となる情報源（基本的に１次情報）をしっかりと示す理由は，少しでも本ブログ（Re: 論文至上主義をゼロから考える薬局）の内容を疑って欲しいためです．つまり記載内容について少しでも疑問を持ってもらいたい．「えっ！？これホンマでっか！？」と情報源に当たることで “各々の解釈“ を読み手に持って欲しいということです．この想いが少しでも読み手に届けば良いなと思いながらブログを書いています． さて少し本筋から脱線してしまいましたので，そろそろ答えを． ブログを書き続ける理由，その一つは承認欲求かもしれません．実際，ブログを書きはじめた時はアクセス数を気にしていました．しかし最近では理由が変わりつつあります．ブログを書くことで薬剤師業務にいかせることは？
ブログを書きはじめてから感じている一番のメリットは「インプットとアウトプットが同時にできること」です．根拠を示しながら文章を書くことで自身の考え，事実，そして解釈を分けてまとめることがきます．いわゆる “メタ認知のための言語化” という作業に当たるわけですが，これは非常に有用な方法であると感じています．そう，ブログを書き続けている最大の理由がこれに当たります． ブログを書くために情報収集しインプット，ブログという形で世にアウトプットしていくわけです．そしてブログを継続することで見えてくること，感じられることが増えてきたと感じています． ブログ内容を全て覚えているわけではありませんが，少なからず自身の記憶にブログ内容が定着していることを日々感じています．そして現場でブログで取り上げた内容と似たようなケースの患者に遭遇した際に「あれっ？どっかで読んだ論文と似ているよな？」と思うことが多くなりました． つまり，ある患者にあったときに情報を探し収集するのではなく，先に情報を収集しておき，いつでも情報を取り出せるようにしておく，ということです．情報収集は論文じゃなくても良いのでは？
時々言われることで，この意見に対し反論や非難をするつもりはありません．しかし，これらを踏まえた上で私の考えは少し違います． 日常での情報活用頻度が高い情報元は “添付文書” ではないでしょうか．一歩進んでもインタビューフォームあるいはネットの情報，さらには書籍ではないでしょうか．これらは背景疑問を解消するための手段です． しかし物にもよりますが情報の新鮮さで言えば，どれも不十分です．なぜなら臨床で出逢う疑問には，大学で学んだ知識を総動員しても解決できないことが多いからです．これらの疑問は前景疑問と呼ばれています． 例えば，今でこそDPP-4阻害薬の添付文書の重大な副作用の項に「類天疱瘡」の記載がありますが，臨床論文で副作用の可能性が発表されてから数年かかっています．その間に救えた患者が何人いたでしょうか．そう思うと私は学ばずにはいられません．論文情報を収集せずにはいられないのです．Just do it!! Good Luck!!!
とにかく行動してしまえば，あとはどうにでもなります．PDCAサイクルの”Do”からはじめて，つまらなくなったら止めれば良いのです．とにかく前景疑問に答えられるような学びを得てみませんか？その一歩として自身の疑問や考えをブログにまとめてみるのはどうでしょうか？ なんだか少しややこしい表現になってしまいましたが正直な気持ちです．このブログを読んでくださっている誰かに届きましたら幸いです． プロジェクトに参加したブログ一覧はこちら↓
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