01_ワクチン vaccine モデルナ社製COVID-19ワクチンは6〜11歳の小児においても有効ですか?(RCT; KidCOVE試験; N Engl J Med. 2022) コロナウイルス有効性試験(COVE)およびTeen COVE試験において mRNA-1273ワクチン(Moderna, モデルナ社製)は、主に一過性の副作用が少なく、12歳以上の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の予防に高い有効性を示すことが示され、米国では成人への接種が承認されています… 2022.05.20 01_ワクチン vaccine09_感染症
09_感染症 退院間近のCOVID-19入院患者のリハビリ運動負荷時のサージカルマスク着用は安全か?(小規模ランダム化クロスオーバー試験; Clin Rehabil. 2022) 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染を軽減するために、入院患者におけるサージカルマスクの着用がリハビリテーションを含むケア中に推奨されるようになりました。しかし、マスクは呼吸困難を増加させる可能性があり、急性期以降のCOVID-19患者のリハビリテーション活動を推進する上で懸念されま… 2022.05.19 09_感染症
04_消化器系 DAPT実施患者における消化性潰瘍に対するレバミピドの効果は?(小規模DB-RCT; J Gastroenterol Hepatol. 2019) 経皮的冠動脈インターベンション(PCI)後の血栓予防のために二重抗血小板薬(DAPT)が用いられています。DAPTの適切な実施期間については結論が得られておらず、患者背景によりますが、少なくとも1〜2年間以上の実施が求められます。このような背景からDAPTの長期使用は増加しており、ほとんどの患者は… 2022.05.18 04_消化器系
02_循環器系 心血管疾患リスクを有する糖尿病患者における非HDL-C低下に対するスタチンはどれが良いですか?(代用のアウトカム; SR&NWM; BMJ. 2022) 心血管疾患(CVD)は、世界の死亡原因の第1位です。スタチン系薬剤やPCSK9阻害剤など、CVDのリスクファクターである低比重リポ蛋白コレステロール(LDL-C)を低下させる薬剤を含む多くの治療法があるにもかかわらず、CVDは世界の死亡原因の上位を占めています。LDL-C低下薬は有効であることが多… 2022.05.17 02_循環器系05_内分泌代謝系
00_その他 社会との関わりがある方が幸福度が高い?(縦断研究; Int J Environ Res Public Health. 2021) 周囲の社会的つながりから得るものが多いと幸福度は高くなるのか?世界保健機関(WHO)の憲法前文では、健康とは「身体的、精神的及び社会的に完全に良好な状態であり、単に疾病又は病弱がないことではない」(PMID: 12571728)と定義されて... 2022.05.16 00_その他
12_血液・造血器系 DOACの適応外低用量は標準用量と比較して全死亡および心血管複合イベントのリスクを増加させる?(コホート研究のSR&MA; Int J Cardiol. 2022) 房細動は、高齢者に最も多くみられる不整脈であり、血栓塞栓症との関連が指摘されています。中でも虚血性脳卒中のリスクが高いことが報告されています。直接経口抗凝固薬(DOAC)は、ビタミンK拮抗薬であるワルファリンに代わり、ほとんどの患者で選択される治療法ですが、その使用に際して標準的な投与量では出血な… 2022.05.15 12_血液・造血器系
09_感染症 SARS-CoV-2オミクロン変異株は他の流行株と同程度の致死率であることが判明(データベース研究; preprint; Research Square 2022) オミクロン変異株は従来の流行株と比較して感染力が強く、入院や死亡リスクが低いとされているが、、、重症急性呼吸器症候群コロナウイルス2型(SARS-CoV-2)のB.1.1.529(Omicron, オミクロン)変異株は、南アフリカ、スコット... 2022.05.14 09_感染症
00_疫学 日本における2型糖尿病患者の2002年から2018年までの血糖コントロールの推移は?(横断研究; JDDM66試験; BMJ Open Diabetes Res Care. 2022) 2型糖尿病は世界的な流行病であり、多くの国で公衆衛生や経済的負担に対する大きな脅威となっています。 2型糖尿病患者の予後を改善し、重篤な合併症の発症を予防するためには、厳格な血糖コントロールを長期にわたって維持することが重要です。多くの糖尿病診療ガイドラインでは、妊娠していない成人の血糖コントロー… 2022.05.13 00_疫学05_内分泌代謝系
04_消化器系 慢性腎臓病患者における便秘と末期腎不全リスクとの関連性はどのくらい?(台湾データベース研究; BMC Nephrol. 2019) 慢性腎臓病(CKD)は、世界的な健康問題です。CKDを適切にコントロールできなければ、末期腎不全(ESRD)に進行し、腎代替療法という高価な介入を必要とし、家族や政府にとって大きな負担となります。CKDのリスクファクターには、糖尿病、高血圧、鎮痛剤、ハーブ、腎臓結石、感染症など多くのものがあります… 2022.05.12 04_消化器系07_腎・泌尿器系
09_感染症 50歳以上のCOVID-19成人患者において帯状疱疹の発症リスクが増加する?(米国の後向きコホート研究; Open Forum Infect Dis. 2022) COVID-19発症は帯状疱疹リスクを増加させるのか?帯状疱疹(HZ)は、潜伏している水痘帯状疱疹ウイルス(VZV)の再活性化によって引き起こされ、痛みを伴う小水疱状の皮膚発疹によって特徴付けられます(PMID: 23863052、PMID... 2022.05.11 09_感染症
09_感染症 AZD7442(チキサゲビマブ/シルガビマブ)によるCOVID-19予防効果はどのくらい?(DB-RCT; PROVENT試験; N Engl J Med. 2022) 重症急性呼吸器症候群コロナウイルス2(SARS-CoV-2)に対するワクチン接種は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の負担を軽減しています。しかし、免疫不全者やワクチン接種ができない一部の集団では、依然として重症COVID-19の危険にさらされています。モノクローナル抗体は、免疫系の状… 2022.05.10 09_感染症
02_循環器系 アムロジピン誘発性足浮腫に対するシルニジピンへの変更は有効ですか?(単施設前向きコホート研究; J Nepal Health Res Counc. 2021) 高血圧は最も一般的な心血管疾患です。ネパールでは、人口の27.3%が高血圧であることが報告されています。アムロジピンは、その降圧作用の強さから最も頻繁に処方される降圧剤です。しかし、アムロジピンの服用により、最大15%の患者が足浮腫を発症し、服用中止に至ることが報告されています。比較的新しいカルシ… 2022.05.09 02_循環器系05_内分泌代謝系
01_ワクチン vaccine COVID-19ワクチン未接種かつCOVID-19既往歴を有する成人におけるCOVID-19再感染率はどのくらい?(コホート研究; JAMA Netw Open. 2022) SARS-CoV-2感染の収束はみられず、世界各地でロックダウンが繰り返されています。一方、米国では感染者数の推移や国民のワクチン接種率などのデータから、公共交通機関および構内におけるマスク着用義務を撤廃しました。一方、CDCはマスク着用義務を5月3日まで延長しました。このような状況の中、COVI… 2022.05.08 01_ワクチン vaccine09_感染症
30_小児 新生児気管内挿管時の経鼻高流量療法は初回挿管の成功率を上昇させる(RCT; N Engl J Med. 2022) 臨床医が新生児挿管に習熟する機会は、時代とともに減少しています。この傾向の要因としては、非侵襲的な呼吸補助の増加、早産児に対する低侵襲なサーファクタント投与法の利用可能性 、メコニウムで染色された羊水で出生した乳児の気管内吸引を推奨しないことなどがあげられます。しかし、最も病的で未熟な乳児に対して… 2022.05.07 30_小児
12_血液・造血器系 早産児の脳内酸素供給に対する輸血赤血球は新鮮な方が良いですか?(RCT; JAMA Pediatr. 2022) 白血球にガンマ線を照射すると、輸血に伴う移植片対宿主病は予防できますが、赤血球の保存病変形成は悪化してしまいます。輸血必要量の多い早産児において、新鮮な照射赤血球が照射・保存赤血球よりも有効であるかどうかは不明です。そこで今回は、貧血を有する早産児に対して、放射線照射された新鮮赤血球と同じく放射さ… 2022.05.06 12_血液・造血器系
09_感染症 軽症の成人COVID-19患者におけるファビピラビルの有効性は?(DB-RCT; Avi-Mild-19試験; Clin Microbiol Infect. 2022) 軽症COVID-19患者におけるファビピラビル早期投与の効果は?2021年12月20日現在、コロナウイルス病2019(COVID-19)は、世界中で2億7,500万人以上が感染し、約500万人の死亡を引き起こしました(ジョンズホプキンス大学... 2022.05.05 09_感染症
02_循環器系 透析を受けている非弁膜症性心房細動患者におけるアピキサバン用量とワルファリンの比較(後向きコホート研究; Am J Kidney Dis. 2022) 透析を受けている非弁膜症性心房細動(NVAF)患者では、血栓塞栓症に伴う心血管イベントのリスクが高いことが報告されています。そのため、抗凝固療法が実施されますが、異なるアピキサバン投与量またはワルファリンを用いた抗凝固レジメン間の臨床転帰の比較は充分に検証されていません。そこで今回は、維持透析を受… 2022.05.04 02_循環器系07_腎・泌尿器系
00_その他 コクラン・レビューで検証されたほとんどの医療介入は、質の高いエビデンスによれば有効ではない(J Clin Epidemiol. 2022) エビデンスレベルが高いとされているシステマティックレビュー・メタ解析(SR&MA)は、個々の研究結果を統合することで、現時点における医療介入による治療効果、あるいは害の大きさについて推し量ることができる方法です。コクランレビューは、メタ解析に組み入れる研究選択において、より厳格な基準を設けているこ… 2022.05.03 00_その他
09_感染症 オミクロンあるいはデルタ流行期におけるCOVID-19症状の違いは?(前向き観察研究; ZOE COVID試験; Lancet. 2022) デルタ変異株に対するオミクロン変異株の特徴とは?2021年11月26日、WHOは南アフリカで初めて確認されたSARS-CoV-2の変異株B.1.1.529(omicron、オミクロン)を懸念すべき新変異株として指定しました(PMID: 35... 2022.05.02 09_感染症
食事 カロリー制限による減量に加え食事摂取時間を制限しても12ヵ月後の体重減少はあまり変わらない(RCT; N Engl J Med. 2022) 肥満患者は関節痛の他、高血圧症や心血管イベントの併発リスクが高いことが報告されています。基本的には運動療法と食事療法の実施が求められます。食事療法としては、食事摂取の回数、タイミング、そしてカロリー制限が実施されますが、体重減少を目的とした食事摂取の時間制限による長期的な有効性と安全性は明らかでは… 2022.05.01 食事