00_その他 ケアホームの高齢者に対する薬剤師独立処方者による脱処方の障壁と実現要因には何がありますか?(クラスターRCT; CHIPPS試験; Res Social Adm Pharm. 2023) ケアホーム入居者の70%以上が、罹患率や死亡率に関連する不適切な薬剤(potentially inappropriate medications, PIMs)を処方されています。イギリスにおいて、ケアホームで薬剤レビューを行う薬剤師による… 2023.07.18 00_その他20_ポリファーマシー
00_その他 過体重または肥満の成人に対するセマグルチド経口投与の効果はどのくらい?(DB-RCT; OASIS 1試験; Lancet. 2023) 経口グルカゴン様ペプチド(GLP)-1アナログであるセマグルチドは、2型糖尿病治療薬として承認されています。GLP-1アナログ(受容体作動薬)は、副作用として消化器症状や食欲抑制、これに伴う体重減少が報告されています。したがって、過体重ま… 2023.07.16 00_その他
食事 体重減少のためのカロリー計算なしの食事時間制限法は有効ですか?(Open-RCT; Ann Intern Med. 2023) 食事時間制限と25%のカロリー制限どちらの体重減少効果が大きいのか? カロリー計算を行わない食事時間制限(食事時間制限法:Time-restricted eating、16時間ファスティング、16時間絶食)は人気のある減量戦略となっています... 2023.07.14 食事
30_睡眠 精神疾患患者の不眠症管理においてレンボレキサントへの切替えにより不眠症状が改善しますか?(小規模後向き研究; SLIM試験; J Clin Sleep Med. 2023) オレキシンは、睡眠と覚醒のスイッチング機能を担う脳内の神経伝達物質です。発見当初は食欲を促進する物質と考えられていましたが、オレキシンの遺伝子欠損マウスでの検証結果から、食事量は減少するものの、睡眠発作を繰り返すことが明らかになりました。… 2023.07.13 30_睡眠
00_その他 成人肥満症に対するGLP-1受容体作動薬オルフォルグリプロンの効果はどのくらい?(DB-RCT; GZGI試験; N Engl J Med. 2023) 肥満は、世界的に多くの主要な疾病および死因の主要な危険因子です。非ペプチド性グルカゴン様ペプチド-1(GLP-1)受容体作動薬であるオルフォルグリプロン(Orforglipron)は、経口投与が可能であり、さらに空腹時服用の制限がないこと… 2023.07.10 00_その他
00_その他 夜型の人は死亡リスクが高くなりますか?(フィンランド; 長期コホート研究; Chronobiol Int. 2023) 年代と死亡率に関するUKバイオバンク研究では、6.5年間の追跡調査において、全死因死亡率と心血管系死亡率のわずかな増加が示唆されました。しかし、より長期間にわたる研究結果は示されていません。そこで今回は、フィンランドで行われたより長期間の… 2023.07.04 00_その他
00_その他 虚弱高齢者の健康状態を最適化するための脱処方は有効ですか?(DB-RCT; Opti-med試験; Age Ageing. 2023) 高齢者施設に住む高齢者では、潜在的に有害なポリファーマシーが非常に多くみられます。しかし、これまでに多剤処方の解除(脱処方、減処方、減薬)に関する二重盲検ランダム化比較試験は行われていません。そこで今回は、住宅型高齢者施設の65歳以上の高… 2023.06.25 00_その他
01_中枢神経系 不眠症患者におけるオレキシン受容体拮抗薬の処方に関連する因子には何がありますか?(日本のデータベース研究; Drugs Real World Outcomes. 2023) オレキシンは覚醒と睡眠を調節する神経伝達物質のひとつであり、オレキシンがオレキシン受容体へ作用すると覚醒システムを活性化させ覚醒が維持されることが明らかとなっています。 この覚醒システムが過剰に働いている状態では、不眠などの症状を引き起こ… 2023.06.20 01_中枢神経系30_睡眠
食事 2型糖尿病リスクを有する成人における最適な食事療法はどれですか?(RCT; Nat Med. 2023) 新規の断続的断食+早期時間制限食アプローチの効果とは? 断続的断食(Intermittent fasting)は、ヒトの健康を改善するためのカロリー制限(calorie restriction, CR)に代わる同等の方法と考えられます。しか... 2023.05.29 食事
04_相互作用、薬物相互作用 心房細動患者における抗凝固薬とアミオダロンの併用は出血関連入院リスクと関連性がありますか?(後向きコホート研究; Ann Intern Med. 2023) アミオダロンはP糖蛋白やCYP3A4阻害作用を有していることから、薬物相互作用により併用薬剤の排泄を遅延させる可能性があります。しかし、この相互作用による患者予後については充分に検討されていません。そこで今回は、アピキサバンまたはリバーロ… 2023.05.28 04_相互作用、薬物相互作用12_血液・造血器系
00_その他 家族で食事をする時間が長い子どもは果物・野菜摂取量が多くなる?(RCT; JAMA Netw Open. 2023) 家族での食事は、子どもたちの食の選択と嗜好を形成する形成的な学習環境です。そのため、子どもの栄養状態を改善するための取り組みには理想的な環境であると考えられます。しかし、家族での食事時間と摂取する食事内容との関連性については充分に検討され… 2023.05.21 00_その他食事
00_その他 自然環境で過ごすことと薬剤(向精神薬、降圧薬、喘息治療薬)の使用頻度に関連性はありますか?(横断研究; Occup Environ Med. 2023) 自然環境への曝露は人間の健康に有益であると考えられていますが、その証拠には一貫性がありません。そこで今回は、フィンランドでの都市環境における緑と青の空間への曝露が精神的・身体的健康と関連しているかどうかを検証した横断研究の結果をご紹介しま… 2023.05.15 00_その他
00_その他 術後患者に対する説明の情報源としてChatGPTとGoogle検索どちらが優れていますか?(定性的研究; JAMA Otolaryngol Head Neck Surg. 2023) 人工知能を搭載した言語モデルチャットボットChatGPT(generative pretrained transformer:生成的な事前訓練を行ったネットワークアーキテクチャ)は、医療を含む多くの業界にとって革新的なリソースであると言わ… 2023.05.12 00_その他40_AI
00_その他 外眼部写真のディープラーニングにより全身状態がわかる?(後向き研究; Lancet Digital Health 2023) 疾患の早期発見・早期治療のために健康診断や検診時における採血などの侵襲的な方法が用いられています。しかし、このような侵襲的な方法は、経時的にデータを収集する上で患者負担を増加させることから代替案が求められています。外眼部の写真をディープラ… 2023.05.04 00_その他40_AI
00_その他 公開ソーシャルメディアフォーラムに投稿された患者からの質問への対応における医師 vs. ChatGPT(横断研究; JAMA Intern Med. 2023) バーチャルヘルスケアの急速な拡大により、医療従事者の仕事量と燃え尽き症候群の増加に伴い、患者からのメッセージが急増しています。人工知能(AI)アシスタントは、臨床医が確認できるような回答を作成することで、患者の質問に対する回答を作成するの… 2023.05.03 00_その他40_AI
00_その他 不健康行動の蓄積は不眠症リスクと関連する?(横断的研究; BMJ Open. 2022) 不健康行動(運動習慣なし、喫煙、飲酒、朝食抜き、肥満)が不眠症の発症リスクと関連していることは、これまでの報告から明らかです。一方、主要な心血管危険因子の有無によって層別化された個人における不健康行動の蓄積と不眠症の関連は不明です。そこで… 2023.04.27 00_その他
00_その他 栄養リスクの高い重症患者における高タンパク質投与の効果はどのくらい?(RCT; EFFORT Protein試験; Lancet. 2023) 国際的な重症患者栄養ガイドラインでは、質の低いエビデンスに基づき、様々な量のタンパク質投与を推奨しています。しかし、重症時に高用量タンパク質を投与することの効果については充分に検討されていません。そこで今回は、重症患者に高用量のタンパク質… 2023.04.12 00_その他
20_ポリファーマシー ポリファーマシーを有する高齢のフレイル外来患者における脱処方を促進する家族会議は有効ですか?(クラスターRCT; COFRAIL試験; JAMA Netw Open. 2023) フレイル(虚弱)症候群の高齢者にとって、ポリファーマシーを減らす "脱処方・減処方" は、安全性を促進する治療法として有用であると考えられます。しかし、脱処方による患者予後への影響については充分に検討されていません。そこで今回は、ポリファ… 2023.04.10 20_ポリファーマシー
02_循環器系 HFpEF治療におけるSGLT-2阻害剤の費用対効果はどのくらい?(費用対効果分析; JAMA Cardiol. 2023) 駆出率が維持された心不全(HFpEF)患者において、標準治療薬にナトリウム・グルコース共輸送体2阻害薬(SGLT2-I)を追加すると、心不全悪化または心血管死亡の複合転帰のリスクが低下することが報告されていますが、米国のHFpEF患者にお… 2023.04.04 02_循環器系費用対効果分析
04_相互作用、薬物相互作用 DOACの出血リスク増加とCYP3A4阻害薬との相互作用との関連性はどのくらい?(FAERSデータベース研究; Br J Clin Pharmacol. 2023) 直接経口抗凝固薬(DOAC)とCYP3A4阻害薬は一般的に使用されていますが、その相互作用の可能性に伴う出血リスクについては、充分に検討されておらず、コンセンサスが得られていません。そこで今回は、マクロライド系抗生物質とアゾール系抗菌薬の… 2023.03.26 04_相互作用、薬物相互作用