00_その他

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00_その他

糖尿病を伴わない過体重または肥満成人におけるセマグルチドとリラグルチド、どちらが良い?(RCT; STEP8試験; JAMA. 2022)

糖尿病を伴わない過体重または肥満成人の体調管理に優れているGLP-1受容体作動薬はどれか? 米国では、体重管理に使用可能なグルカゴン様ペプチド-1類似体(GLP-1)としてセマグルチドとリラグルチドがあげられます。しかし、これらを比較した第...
09_感染症

歯学部生の歯垢に対するココナッツオイルプリングの効果はどのくらいですか?(小規模RCT; J Clin Diagn Res. 2017)

オイルプリングは、インドの伝統的な民間療法として、歯科疾患の予防や歯と歯茎の強化に長年にわたり広く使用されています。科学療法的な口腔内疾患予防あるいは歯垢除去方法としては、クロルヘキシジンが使用されていますが、不快な味、歯の着色、味覚の変化などのいくつかの欠点を有していることから代替療法が求められ…
運動・身体活動

ポケモンGOの身体活動への影響はどのくらいですか?(SR&MA; Am J Prev Med. 2020)

ポケモンGOは、プレイヤーが仮想キャラクターを捕まえるために様々な場所に移動することを要求する人気のモバイル拡張現実ゲームです。しかし、プレイヤーの身体活動に対する影響については充分に検討されていません。そこで今回は、ポケモンGOがプレイヤーの身体活動へどのような影響を及ぼすのか検討したメタ解析の…
01_中枢神経系

健康な成人における学業ストレス誘発性睡眠障害に対するヤクルトY1000の効果はどのくらいですか?(DB-RCT; Benef Microbes. 2017)

2021年に発売された乳製品乳酸菌飲料「Y1000」は、1mL当たり10億個の生きた「乳酸菌シロタ株」を含む乳製品乳酸菌飲料です。本品は機能性表示食品であり、「乳酸菌シロタ株」には、一時的な精神的ストレスがかかる状況における「ストレス緩和」や「睡眠の質向上」の機能があることが報告されています。しか…
00_その他

Open AIツール “ChatGPT” が作成する医学研究抄録は説得力があるのか?(preprint; bioRxiv 2022)

2022年11月30日にOpen AIの無料ツールChatGPT(OpenAI. ChatGPT)がリリースされ、人工知能モデルがコンテンツを生成する能力を実証し、その可能な使用方法(活用シーン)や潜在的な論争に関する記事がすぐに掲載されました(CNET、Digital Trends、The gu…
00_その他

日本における6つの急性心疾患の院内死亡率に及ぼす肥満度の影響はどのくらい?(日本データベース研究; Sci Rep. 2022)

Body mass index(BMI)分布と心血管疾患(CVD)への影響は、アジアと欧米の集団で異なりますが、充分に検証されていません。そこで今回は、日本人のCVD患者における肥満と低体重の有病率およびBMIの安全域の時間的な傾向を明らかにすることを目的に実施された日本のデータベース研究の結果を…
04_相互作用、薬物相互作用

選択的セロトニン再取り込み阻害薬と経口抗凝固薬の併用と大出血リスクとの関連性はどのくらい?(SR&MA; Thromb Haemost. 2022)

最も処方されている抗うつ薬である選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)は、大出血のリスクをわずかに増加させることに関連しています。また、SSRIと経口抗凝固薬(OAC)の両方で治療を受けている患者では、大出血のリスクはかなり高くなる可能性があります。しかし、SSRIとOAC併用による出血リス…
00_その他

口腔内やけどのリスクなしに紅茶を飲むための最適なビスケットとしては何が良いですか?(非盲検比較試験; DUNC試験; BMJ. 2022)

医療従事者が休息時間を設けることで医療の質を向上できるかもしれません。いわゆるティータイムでは、コーヒーや紅茶などを飲みますが、熱々の飲み物で口腔内を火傷するリスクを伴います。今回ご紹介するのは、標準的な病院のスタッフルームで利用可能な資源を用いて、危害(口腔内やけど)のリスクなしにカップ一杯の紅…
運動・身体活動

クリスマス準備期間中の身体活動への参加を増やすためのクリスマスをテーマとした身体活動介入は座位時間を減らし身体活動を活発化する(パイロットRCT; BMJ. 2022)

身体活動は、非伝染性疾患の予防と管理(PMID: 22818936、PMID: 31389871)、および全死因死亡リスクの低減において重要な因子であることが知られています(PMID: 31095084)。自己申告データによると、成人の約60%が中程度から強度の身体活動への推奨参加レベルを満たして…
20_ポリファーマシー

多併存疾患とポリファーマシーの傾向における性差の影響は?(反復横断研究; PLoS One. 2021)

医療の進歩などにより高齢化が進んでいます。高齢化に伴い多病化(多併存疾患、多疾病化)が進んでいますが、こうした最近の傾向がポリファーマシーの程度および複雑さに与える影響や性別による変動の可能性は依然として不明です。そこで今回は、2003年と2016年の多疾患、ポリファーマシー(5種類以上の薬剤)、…
04_相互作用、薬物相互作用

経口抗凝固薬投与中の患者におけるトラマドールの使用と出血性合併症のリスクはどのくらい?(SR&MA; Eur J Clin Pharmacol. 2022)

トラマドール(商品名:トラマール)の添付文書では、併用注意にクマリン系抗凝血剤(ビタミンK拮抗薬:ワルファリン)が記載されており、これは「出血を伴うプロトロンビン時間の延長、斑状出血等の抗凝血作用への影響がみられたとの報告がある」ためのようです。しかし、この機序については解明されておらず、また出血…
00_その他

小児において週21時間以上ビデオゲームをすると認知能力が向上する?(症例対照研究; JAMA Netw Open. 2022)

ビデオゲームと小児の攻撃的行動の関連については、過去の個々の攻撃性を考慮した上で、ほとんどの研究において、その後の攻撃的行動の増加と関連していることが示されていますが、ビデオゲームと認知能力との関連については、研究結果が分かれています。そこで今回は、思春期脳認知発達(ABCD)研究のデータを用いて…
00_疫学

乳幼児期の川崎病発症に関連する暴露因子には何がありますか?(日本の前向きコホート研究; JECS試験; Sci Rep. 2021)

川崎病(KD)は、主に乳幼児に発症する急性の全身性血管炎です。未治療の場合、KD患者の約25%が冠動脈瘤を発症するといわれています。KDは、先進国における小児後天性心疾患の主要な原因となっています。冠動脈瘤を発症したKD患者は虚血性心疾患のリスクがあり、長期の抗凝固療法が必要となります。KDは、遺…
00_その他

FDA有害事象報告システムから特定された安全性シグナルの根拠と特徴は?(横断研究; BMJ. 2022)

米国FDAが公表している安全性シグナルの根拠と特徴は? 市販後ファーマコビジランスは、医薬品の安全性を監視するために不可欠な要素であり、自主的および積極的な監視活動を通じて、医薬品に関連する潜在的な有害事象を早期に特定することができます(P...
20_ポリファーマシー

潜在的に不適切な薬剤使用と相関する患者要因とは?(BMC Geriatr. 2021)

高齢者の有病率は、平均寿命の伸びを主な理由として、米国をはじめ世界的に多くの国で増加しています。同時に、一般的に2つ以上の慢性疾患を有すると定義される多重罹患の有病率も上昇しています。したがって、多疾病と年齢との関連から、高齢者では多疾病がますます一般的になってきています。多疾病患者はしばしば複雑…
00_その他

脳卒中のPROBE試験における転帰評価者の盲検化と転帰との関連性は?(Int J Stroke. 2022)

PROBE(prospective randomized open blinded endpoint)法は、二重盲検ランダム化比較試験に比べて試験コストを抑制できることから、臨床試験において採用されることが増えています。しかし、臨床試験において、転帰評価者が転帰評価中に盲検状態を維持することは困難…
00_その他

COVID-19インフォデミック – 誤情報を見抜くための5つのチェック項目を紹介

米国を含む世界中で、医療関係者と患者は、パンデミックとinfodemic(インフォデミック:不正確な情報の拡散による混乱)の両方に直面しています。前者はSARS-CoV-2によって、後者は誤報と偽情報によって引き起こされています。アネンバーグ パブリック ポリシー センターがソーシャルメディアとレ…
02_循環器系

心不全治療におけるポリファーマシーの定義と、その割合はどのくらい?(システマティックレビュー; Heart Fail Rev. 2022)

ポリファーマシーは、ますます一般的になってきている現象で、一人の個人が複数の薬剤を使用することを指しています。ポリファーマシーの普遍的な定義はありませんが、毎日5種類以上の薬を服用するという数値的な定義が一般的です。ポリファーマシーの出現は、人口の高齢化と多疾病(すなわち、複数の疾患の存在)の蔓延…
00_その他

チョコレート摂取量と認知機能、ノーベル賞受賞者の関係性は?(N Engl J Med. 2012)

植物性食品に豊富に含まれる食物性フラボノイドは、認知機能を改善することが示されています。特に、認知症リスクの減少、いくつかの認知テストの成績向上、軽度障害のある高齢者患者の認知機能の改善は、フラボノイドの定期的な摂取と関連しています。ココア、緑茶、赤ワイン、いくつかの果物に広く含まれるフラバノール…
00_その他

ポリファーマシーを有する高齢患者の退院時の服薬確認と情報伝達の強化は初回再入院を減らせますか?(クラスターRCT; J Gen Intern Med. 2022)

ポリファーマシーと不適切な薬剤処方は、薬物有害事象、薬物相互作用、服薬エラー、服薬アドヒアランス低下の主な危険因子であり、多病合併高齢者における罹患率、入院率、コスト、死亡率を増加させます。ポリファーマシーの普及を認識し、各国当局やWHOは、薬害を減らすために不適切な薬剤の処方を控えるよう提唱して…
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