2024-02

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01_中枢神経系

キノコ摂取と認知症発症リスクとの関連性は?(CIRCS試験; Br J Nutr. 2024)

食物繊維や数種類の抗酸化物質を豊富に含むキノコ類の食事摂取が、認知症リスクの低下と関連しているかどうかは不明です。そこで今回は、キノコの摂取と認知症リスクとの関連を前向きに検討した日本のコホート研究の結果をご紹介します。1985〜1999…
00_その他

日本のプライマリ・ケア提供者のためのベンゾジアゼピン処方中止の質改善の実現可能性と認識は?(質的研究;

日本のプライマリ・ケアにおける質の向上(QI, Quality Improvement)*の取り組みは稀です。QIの重要な領域の1つは、高齢者人口が増加傾向にある日本における、ベンゾジアゼピン系薬剤の適切な処方ですが、実臨床において充分に…
00_その他

病院での転倒予防として患者の転倒予防教育の効果はどのくらいですか?(RCT; Age Ageing. 2024)

転倒は、世界中の病院で頻発し、回避可能な問題であるものの、予防対策としての介入については充分に検証されていません。病院における転倒率は過去の報告で3~16/1,000病床日であり、超高齢者や認知機能障害、パーキンソン病などの慢性疾患患者で…
00_その他

レジオネラ症に対する抗菌薬併用療法の有効性はどのくらい?(全国入院患者データベース研究; Int J Infect Dis. 2024)

レジオネラ肺炎(レジオネラ症)はレジオネラ属菌により引き起こされる細菌感染症です。早期診断、早期治療が重要な疾患の一つです。 治療薬としてマクロライド系やニューキノロン系の抗菌薬、リファンピシン等が挙げられます。 一方、レジオネラ症に対す…
02_循環器系

治療中の低血圧と心血管イベントとの関連性は?(日本コホート研究; Hypertens Res. 2024)

リスクの高くない高血圧患者における不充分な血圧コントロールは世界的な関心事であり、治療の最適化の必要性を示唆しています。しかし、これらの患者における過度の血圧降下による潜在的な有害性については、充分な研究がなされていません。そこで今回は、…
00_その他

医師のバーンアウトを軽減するための介入には何が良い?(RCTのSR&MA; Am J Med. 2023)

医師は職業上の強いプレッシャーにさらされており、そのことが燃え尽き症候群を増加させる一因となっている可能性があります。しかし、介入効果については充分に検証されていません。そこで今回は、医師、研修中の医師、その他の医療専門職のバーンアウトを…
02_循環器系

2型糖尿病でアルブミン尿を有する患者における心血管、腎臓、死亡率の生涯ベネフィットに優れる併用療法とは?(Circulation. 2024)

ナトリウムグルコース共輸送体2阻害薬(SGLT2i)、グルカゴン様ペプチド-1受容体作動薬(GLP-1 RA)、非ステロイド性ミネラルコルチコイド受容体拮抗薬(ns-MRA)であるフィネレノンは、2型糖尿病でアルブミン尿を有する患者におい…
01_中枢神経系

うつ病に対する運動の効果は?(RCTのNWM; BMJ. 2024)

大うつ病性障害(MDD)は、抑うつ気分、興味の減退、認知機能の障害ならびに睡眠障害や食欲障害などの自律神経症状を特徴とする消耗性疾患です。MDDの治療に対して心理療法、抗うつ薬が選択されますが、運動の効果については明らかとなっていません。…
02_循環器系

テネクテプラーゼ投与は脳梗塞発症から4.5時間を超えても効果があるのか?(DB-RCT; TIMELESS試験; N Engl J Med. 2024)

テネクテプラーゼを含む血栓溶解薬は一般に脳卒中発症後4.5時間以内に使用されます。そのため、テネクテプラーゼが4.5時間を超えても有効かどうかに関する情報は限られています。そこで今回は、虚血性脳卒中患者を対象に、患者が最後に元気であること…
05_内分泌代謝系

2型糖尿病患者におけるSGLT-2阻害薬と腎結石リスクとの関連性は?(米国データベース研究; JAMA Intern Med. 2024)

2型糖尿病(T2D)は腎結石リスクの上昇と関連していることが報告されています。一方、ナトリウム-グルコース共輸送体2阻害薬(SGLT2i)は尿組成を変化させることにより腎結石のリスクを低下させる可能性を有しています。しかし、糖尿病治療薬と…
09_感染症

成人非合併性急性A型インフルエンザ感染症に対するオンラジビルの安全性と有効性は?(DB-RCT; Lancet Infect Dis. 2024)

オンラジビル(Onradivir, ZSP1273)は新規の抗インフルエンザAウイルス阻害剤です。前臨床試験において、オンラジビルはインフルエンザA H1N1およびH3N2の複製を阻害し、インフルエンザ感染動物の生存率を増加させることが示…
01_中枢神経系

抑うつ症状を呈する心不全患者のQOLに対する心理療法 vs. 抗うつ薬(RCT; JAMA Netw Open. 2024)

心不全(HF)は米国では600万人以上、世界では6400万人以上の成人が罹患しており、うつ病の有病率は50%であるとされています。患者や臨床家は、心不全のうつ病に対してどのような介入がより効果的であるかについて、充分に情報を得られていませ…
09_感染症

人工呼吸器関連肺炎に対する抗生物質の最適な投与期間は?(Open-RCT; REGARD-VAP試験; Lancet Respir Med. 2024)

人工呼吸器関連肺炎(VAP)は、死亡率の増加、入院期間の延長、過剰な抗生物質の使用、ひいては抗菌薬耐性の増加と関連しています。しかし、抗生物質の短期間治療との比較は充分に行われていません。そこで今回は、VAPに対する実用的で個別化された…
01_中枢神経系

強迫性障害の死亡リスクに影響する因子は?(コホート研究; BMJ. 2024)

強迫性障害(OCD)患者は、強迫観念として知られる、高レベルの不安やその他の苦痛な感情を引き起こす侵入的な思考、衝動、またはイメージによって特徴付けられ、人は強迫観念として知られる反復的な行動や儀式に従事することで、それを中和しようとしま…
05_内分泌代謝系

2型糖尿病の血糖コントロール、体重、脂質プロファイルに対するGLP-1受容体作動薬の比較(ネットワークメタ解析; BMJ. 2024)

2型糖尿病の治療薬としてグルカゴン様ペプチド-1受容体作動薬(GLP-1RA)が使用されています。しかし、血糖コントロール、体重、脂質プロファイルに対してどのGLP-1RAが優れているのかについては充分に検証されていません。そこで今回は、…
13_悪性腫瘍

化学療法誘発性悪心・嘔吐に対する制吐薬3剤併用療法におけるオランザピン用量はどのくらいが良い?(単盲検RCT; Lancet Oncol. 2024)

オランザピンは有効な制吐薬として使用されていますが、標準用量で投与すると日中にかなりの傾眠を来すことが知られています。国内の制吐薬適正使用ガイドライン(2023年10月改訂 第3版)では投与用量として5mg(1日最大10mg)を設定してい…
09_感染症

COVID-19ワクチンとインフルエンザワクチンに対する一般市民の意識調査(米国の調査; JAMA Netw Open. 2023)

COVID-19パンデミックの緊急フェーズは収束し、Withコロナ時代と呼ばれる複雑で致命的となりうる呼吸器ウイルスのシーズンが続くという遺産が残されました。ウイルス情勢が変化する中、毎年接種されるワクチンを同様に認識しているのか、あるい…
09_感染症

急性脳損傷患者における人工呼吸器関連肺炎の早期予防のためのセフトリアキソンは有効ですか?(DB-RCT; Lancet Respir Med. 2024)

急性脳損傷患者は人工呼吸器関連肺炎(VAP)のリスクが高いことが報告されています。短期間の抗生物質による予防の有用性については議論が続いています。そこで今回は、人工呼吸を必要とする重症脳損傷患者において、抗生物質セフトリアキソンの早期単回…
09_感染症

軽症から中等症までの成人COVID-19患者に対するシムノトレルビル経口投与の効果は?(DB-RCT; N Engl J Med. 2024)

Simnotrelvir(シムノトレルビル)は経口の3-キモトリプシン様プロテアーゼ阻害剤(3-chymotrypsin-like protease inhibitor)であり、in vitroで重症急性呼吸器症群コロナウイルス2(SAR…
00_その他

『The Great British Bake Off』のレシピに含まれるクリスマスデザート材料の健康上の有益性と有害性の関連は?(観察研究のメタ解析のアンブレラレビュー; BMJ. 2023)

ときに食材は薬剤と同様に患者転帰に影響することが報告されています。しかし、その影響については充分に検証されていません。そこで今回は、ザ・グレート・ブリティッシュ・ベイク・オフ(The Great British Bake Off)*のクリ…
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