2024-01

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01_中枢神経系

非心臓手術を受けた高齢成人患者における術後早期の認知機能障害に対するネオスチグミンの効果は?(DB-RCT; Anesth Analg. 2023)

高齢者において、加齢に伴い認知症リスクが増加することが知られています。また、手術後におこる可能性があるものに「術後せん妄」と「術後認知機能障害」があります。「術後せん妄」は、手術後に意識・注意・知覚障害が出現し、1日のうちでも症状の波(日…
09_感染症

インフルエンザ外来患者におけるオセルタミビルの使用は入院を予防できますか?(SR&MA; JAMA Intern Med. 2024)

オセルタミビルは広く使用されているにもかかわらず、外来患者に投与した場合に入院リスクが低下するかどうかについては、先行するメタ解析による要約エビデンスでは矛盾した結論が得られています。また、医師主導の大規模ランダム化臨床試験のいくつかは、…
未分類

SGLT-2阻害薬の心筋梗塞発症率に対する効果はどのくらい?(SR&MA; Diabetes Obes Metab. 2023)

SGLT-2阻害薬による心筋梗塞の発症予防効果はどのような患者集団で認められるのか? ナトリウム-グルコース共輸送体-2(SGLT2)阻害薬は、2型糖尿病治療薬として開発されましたが、その後、心不全や腎臓病にも適応を拡大しました。これらの疾...
01_ワクチン vaccine

乳児のRSウイルスによる入院予防にニルセビマブは有効ですか?(実用的試験; HARMONIE試験; N Engl J Med. 2023)

呼吸器合胞体ウイルス(Respiratory syncytial virus, RSV)は年齢を問わず、顕性感染を引き起こすことが知られています。特に乳幼児期においては非常に重要な病原ウイルスであり、生後数週〜数ヵ月の期間にもっとも重症な…
09_感染症

SARS-CoV-2持続感染は心不全の発症リスクになる?(基礎研究; 3次元心臓モデルを用いたリスク予測; Cell. 2023)

新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の累積感染者数は7億5,400万人を超え、死亡者数は2023年2月時点で680万人に達しています。SARS-CoV-2の変異株は引き続きBA.5株(オミクロン株)が支配的であるとされています。 心…
00_その他

減処方に対する患者の嗜好は?(横断研究; 日本のアンケート調査; Int J Clin Pharm. 2019)

デプレスクリプション(deprescribing; 脱処方、減処方)は患者中心の介入ですが、不確実性を内在しているため、意思決定の共有と患者の関与が必要です。そこで今回は、日本の代表的なサンプルにおいて、減処方に対する患者の嗜好に関連する…
01_中枢神経系

うつ病の症状、訓練動機、視覚空間記憶に対するビデオゲーム介入の効果はどのくらい?(オープンRCT; Front Psychiatry. 2023)

大うつ病性障害患者に対するビデオゲームの効果は? 大うつ病性障害(MDD)の患者は、感情や気分の低下、記憶障害などの認知障害をしばしば経験します。MDDにはさまざまな治療法がありますが、その多くはMDDに伴う認知障害には対処していません。3...
00_その他

誤った情報を評価するためのオンライン検索は、誤報の信憑性を高める可能性がある?(Nature. 2023)

ソーシャルネットワークを中心に、ネット上の誤情報に対する理解には、学術的にかなりの注意が払われてきました。しかし、情報の信憑性を評価するためにオンライン検索を利用することは、メディアリテラシー介入の中心的な要素であるにもかかわらず、情報環…
01_中枢神経系

学生における携帯電話依存症と先延ばしの関連性はどのくらい?(メタ解析; J Affect Disord. 2024)

携帯電話依存症(Mobile phone addiction, MPA)は、学生の先延ばしの重要な要因として広く研究されている。しかし、MPAと先延ばしとの相関の方向性や大きさについては不明な点が多い。そこで本メタ分析では、学生におけるM…
05_内分泌代謝系

妊娠初期におけるGLP-1受容体作動薬および他のセカンドライン抗糖尿病薬の安全性はどのくらい?(メタ解析; JAMA Intern Med. 2023)

2型糖尿病の妊婦における非インスリン系糖尿病薬の安全性評価 妊娠中の2型糖尿病(T2DM)患者において、治療のファーストライン(第一選択)はインスリンです。一方、セカンドライン(第二選択)の非インスリン系抗糖尿病薬(ADM)の使用が近年増加...
07_腎・泌尿器系

サイアザイド誘発性低ナトリウム血症の累積発生率はどのくらいか?(集団ベースのコホート研究; Ann Intern Med. 2023)

医薬品の添付文書によると、サイアザイド誘発性低ナトリウム血症の頻度は不明、またはまれから非常にまれ(すなわち、1万人に1人未満から100人に1人未満)であるが、正確な負担は不明なままです。そこで今回は、日常臨床において、非サイアザイド系降…
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