夜型の人は死亡リスクが高くなりますか?(フィンランド; 長期コホート研究; Chronobiol Int. 2023)

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根拠となった試験の抄録

背景:年代と死亡率に関するUKバイオバンク研究では、6.5年間の追跡調査において、全死因死亡率と心血管系死亡率のわずかな増加が示唆された。われわれの目的は、より長期間の追跡調査で得られた知見を建設的に再現することである。

方法:1981年に集団ベースの成人フィンランド双生児コホートに質問票を実施した(回答率84%)。研究対象者は、質問に回答した23,854例である: 「自分がどの程度朝型人間か夜型人間かを評価してみてください」という質問に対して、4つの選択肢(「明らかに朝型人間」から「明らかに夜型人間」までのアンカー付き)で回答した23,854例を対象とした。バイタルステータスと死因のデータは、2018年末までの全国的な登録から提供された。死亡率のハザード比は8,728例の死亡に基づいて計算された。教育、アルコール、喫煙、BMI、睡眠時間について調整を行った。

結果:共変量調整モデルでは、夜型群では全死因死亡率が9%増加し(HR 1.09、95%CI 1.01〜1.18)、主に喫煙とアルコールによる減衰が認められた。これらの重要性は、非喫煙者であっても飲酒量が少ない場合には死亡率の増加はみられなかったことで強調された。原因別死亡率の増加はみられなかった。

結論:この結果は、死亡率に対するクロノタイプの独立した寄与はほとんどないことを示唆している。

キーワード:クロノタイプ、アルコール、日周型、縦断的研究、死亡率、睡眠、タバコ

引用文献

Chronotype and mortality – a 37-year follow-up study in Finnish adults
Christer Hublin et al. PMID: 37322846 DOI: 10.1080/07420528.2023.2215342
Chronobiol Int. 2023 Jun 15;1-9. doi: 10.1080/07420528.2023.2215342. Online ahead of print.
ー 続きを読む https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/37322846/

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