フェブキソスタットによる心血管アウトカムおよび死亡リスクへの影響はどのくらいですか?(RCTのSR&MA; Mayo Clin Proc Innov Qual Outcomes. 2020.)

Effects of Febuxostat on Mortality and Cardiovascular Outcomes: A Systematic Review and Meta-Analysis of Randomized Controlled Trials

Ahmad Al-Abdouh et al.

Mayo Clin Proc Innov Qual Outcomes. 2020.

PMID: 32793871

PMCID: PMC7411164

DOI:10.1016/j.mayocpiqo.2020.04.012

Keywords: CARES trial, The Cardiovascular Safety of Febuxostat and Allopurinol in Patients with Gout and Cardiovascular Morbidities; CVD, cardiovascular disease; MACE, major adverse cardiovascular events; MI, myocardial infarction; RCT, randomized controlled trials; RD, risk difference.

目的

フェブキソスタットの使用と心血管イベントとの関連を調査する。

方法

フェブキソスタットの使用と心血管イベントの関連性を検討する。 2019年4月17日までにPubMed/MEDLINE、コクランレビュー、EMBASEデータベースを用いてランダム化比較試験の系統的検索を行った。

ランダム効果モデルを用いてメタ解析を行い、推定値をリスク差(RD)として95%CIで報告した。

エビデンスの確実性は、Grading of Recommendations Assessment, Development and Evaluationアプローチを用いて評価した。

主なアウトカムは心血管死亡率と全死亡率であった。

結果

・合計15件のランダム化比較試験(16,070例)が組み入れられた。

・平均±SD年齢は58.1±11.7歳であった。追跡期間中央値6.4ヵ月の時点で、フェブキソスタットの使用による各アウトカムへの影響は以下の通り;

  1. 心血管系死亡:RD =0.12%、95%CI -0.25%~0.49%、I2 =48%(確実性の低いエビデンス)
  2. 全死亡:RD =0.20%、95%CI -0.28%~0.68%、I2 =60%(確実性の低いエビデンス)
  3. 主要有害心血管イベント:RD =0.40%;95%CI -0.34%~1.13%;I2 =26%(確実性の低いエビデンス)
  4. 心筋梗塞:RD= -0.06%、95%CI -0.29%~0.17%、I2 =0%(確実性が中等度のエビデンス)
  5. 脳卒中:RD =0.10%、95%CI -0.15%~0.35%、I2 =0%(確実性が中等度のエビデンス)
  6. 高血圧の新規発症:RD =1.58%、95%CI -0.63%~3.78%、I2 =58%(確実性が非常に低いエビデンス)

・これらの所見は、既存の心血管疾患を有する患者で一貫していた。

結論

本メタアナリシスでは、痛風および高尿酸血症患者におけるフェブキソスタットの使用は、死亡リスクや心血管系の有害アウトカムの増加とは関連していないことが示唆された。

本結果は、エビデンスの確実性が低いか中等度のために制限されていた。

✅まとめ✅ 痛風および高尿酸血症患者におけるフェブキソスタットの使用は、死亡リスクや心血管系の有害アウトカムの増加とは関連していなかった(低〜中等度の確実性のエビデンス)

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