慢性疾患のない成人における心血管疾患リスクは犬よりも猫を飼うと低くなるかもしれない?(前向きコホート研究; High Blood Press Cardiovasc Prev. 2016)

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Pet Ownership and the Risk of Dying from Cardiovascular Disease Among Adults Without Major Chronic Medical Conditions.

Ogechi I et al.

High Blood Press Cardiovasc Prev. 2016 Sep;23(3):245-53.

doi: 10.1007/s40292-016-0156-1. Epub 2016 May 12.

PMID: 27174431

【背景】

最近の声明において、アメリカ心臓協会は「心血管疾患(CardioVascular Disease, CVD)が確立していない人のペット所有権と生存率に関するデータは乏しい」と述べた。本研究では、このギャップを埋めようとした。

【方法】

全国代表データを用いて、主要な身体的疾患のない50歳以上の成人3,964人のデータを分析した。ペット所有権は、1988年から1994年までのベースラインで評価された。2006年12月31日まで重要なステータスが追跡された。

【結果】

・研究人口の34.6%がペットを所有していた。

・試験参加者の22.0(標準誤差0.34)%が犬を所有しており、犬は最も人気のあるペットだった。

・ペット所有権は、CVD死亡率[ハザード比(HR)=0.69(95%CI 0.45〜1.07)]および脳卒中[0.54(0.28〜1.01)]が低く、女性の間で有意なレベルであった。これらの関連性は身体活動に合わせて調整されており、主に犬ではなく猫がいることに起因している。

・猫の飼い主グループでは、猫以外の飼い主のグループと比較して、すべてのCVD死 HR =0.62(0.36〜1.05)であり、脳卒中による死亡 HR =0.22(0.07-0.68)だった。

・犬の飼い主の対応するHRは、それぞれ0.82(0.51〜1.34)と0.76(0.34〜1.71)だった。

・同様の関連は男性の間で観察されなかった。高血圧による死亡の危険性は、男性と女性の両方のペット所有とは関連していなかった。

【結論】

犬ではなく猫を飼うことで、CVDイベント、特に脳卒中による死亡の危険性が大幅に減少した。保護ペットは、肉体的な活動からではなく、ペットの飼い主の性格や伴侶としてのペットによるストレス緩和効果の可能性がある。

KEYWORDS

Exercise; Follow-up studies; Mortality; NHANES; Pet ownership


【コメント】

アブストのみ。

犬より猫の方が良さそう。あくまで仮説生成ですが。

ごめんなさい。これが言いたかっただけ。ネコ最高。

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コメント

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