コカ・コーラ®️は植物性胃石に効果があるかもしれない?(システマティックレビュー; )

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Systematic review: Coca-Cola can effectively dissolve gastric phytobezoars as a first-line treatment.

Ladas SD et al.

Aliment Pharmacol Ther. 2013 Jan;37(2):169-73.

doi: 10.1111/apt.12141.

PMID: 23252775

【背景】

胃における植物性胃石は、胃の運動性が悪い患者の最も一般的な原因である。手術を避けるために、さまざまな溶解療法と内視鏡による断片化技術が保存的治療として評価されている。

【目的】

胃の植物性胃腸溶解に対するコカ・コーラの有効性を調査する。

【方法】

コカ・コーラの溶解療法としての有効性を評価するために、系統的検索を行って、胃の植物胃石に関する出版物を特定した。

カキの摂取後に形成される胃石は、硬い粘稠度を特徴とする独特なタイプの植物胃石である。

したがって、胃石のこれら2つのサブグループは、溶解成功の観点から比較された。

【結果】

10年間(2002-2012)で、46人の患者を含む24の論文が発表された。症例の91.3%で、コカ・コーラ投与による植物胃石の崩壊は、単一の治療(50%)またはさらなる内視鏡技術との併用で成功したが、手術を受けた患者は4人のみだった。

コカ・コーラを使用した最初の試みの後に、植物寄生虫は胃石と比較して溶解する可能性が高かった(60.6% vs. 23%, P = 0.022)。

【結論】

コカ・コーラ単独使用は、症例の半分で胃の植物胃石溶解に有効であり、追加の内視鏡的治療法と組み合わせて、症例の90%以上で成功している。

【コメント】

アブストのみ。

そもそも胃石を知りませんでした。お恥ずかしい。

さて、基本的に治療不要な症例が多いようですが、時にセルラーゼ(ケイラーゼ®️など)やメトクロプラミド(プリンペラン®️)を処方されることがあるようです。

そして何とコカ・コーラの使用が推奨されているようです。症例数は少ないですが、有効性はかなり高そう。治療選択肢の1つとしては有りかもしれないですね。治療期間や用量が気になるところ。あと何と言ってもカロリー。

ホント勉強すればするほど知らないことばかり。

— 薬剤師の未来に幸あれ —

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