02_循環器系 DOACとの薬物-薬物相互作用においてベッドサイドで簡単に実施できる推奨事項とは?(※校正前版; AJM2021) DOAC欧州心臓病学会および米国心臓病学会の現行のガイドラインでは、非弁膜症性心房細動患者の大部分にビタミンK拮抗薬(VKA)ではなく直接経口抗凝固薬(DOAC)を使用することが広く推奨されています。理論的には、DOACはVKAに比べて薬理... 2021.05.04 02_循環器系12_血液・造血器系
02_循環器系 β3刺激薬ミラベグロン使用による心血管リスクはどのくらいですか?(ナラティブレビュー; 最終更新2021年5月) ミラベグロンによる心血管リスクはどの程度なのか?β3刺激薬であるミラベグロン(ベタニス®️)の添付文書では、禁忌として「重篤な心疾患を有する患者」が設定されています。これは国内臨床試験で脈拍数の増加が認められたため、症状悪化の可能性が否定で... 2021.05.03 02_循環器系07_腎・泌尿器系
05_内分泌代謝系 慢性腎臓病患者におけるダパグリフロジン使用は死亡率を減らせますか?(RCTの事前設定解析; DAPA-CKD; Eur Heart J. 2021) 慢性腎臓病(CKD)患者に対するだパグリフロジンの効果はどのくらいか?SGLT-2阻害薬は1型・2型糖尿病だけでなく、心不全(HF)患者への有効性が示されています。また糖尿病の有無に関わらず慢性腎臓病(CKD)患者に対しても有効である可能性... 2021.05.02 05_内分泌代謝系
25_授乳婦 発展途上国における母乳育児によるアレルギー疾患の一次予防効果はどのくらいですか?(横断研究; Eur Ann Allergy Clin Immunol. 2007) 発展途上国における完全母乳育児はどのくらいか?長期間の母乳育児は、アレルギー疾患や呼吸器疾患のリスクを低減することが示されていることから、完全母乳育児を推奨している背景があります。しかし、アレルギー疾患の発症に対する完全母乳育児の有効性につ... 2021.05.01 25_授乳婦
08_炎症・免疫・アレルギー系 季節性アレルギー性鼻炎におけるコルチコステロイド点鼻の単剤投与および抗ヒスタミン薬+ロイコトリエン受容体拮抗薬の併用療法、どちらの効果が優れていますか?(クロスオーバー試験; Clin Exp Allergy. 2001) 抗ヒスタミン薬とロイコトリエン受容体拮抗薬との併用効果はどのくらいなのか?発売当初からモンテルカスト(キプレス®️、シングレア®️)による鼻詰まり症状の改善効果が強調されています。しかし、実際の臨床症状の改善効果については不明でした。抗ヒス... 2021.04.30 08_炎症・免疫・アレルギー系
02_循環器系 PCI後におけるコルヒチン投与の効果はどのくらいですか?(RCTのSR&メタ解析; Am J Emerg Med. 2021) コルヒチンによる心血管イベントの効果はどのくらいか?心筋梗塞後に低用量コルヒチンを使用すると、プラセボと比較して、心血管イベントの発生リスクが有意に低下することが明らかになりました(COLCOT試験)。これにより、コルヒチンによる抗炎症作用... 2021.04.29 02_循環器系
08_炎症・免疫・アレルギー系 日本の乳幼児及び小児における母乳育児はアレルギー性疾患のリスクを低下できますか?(横断研究; Ryukyus Child Health Study; Pediatr Allergy Immunol. 2007) 完全母乳育児によりアレルギー疾患の発症リスクを低下できるのか?完全母乳育児が小児期のアレルギー疾患を予防するかどうかについては、依然として不確かな点が多く、一貫した結果は得られていません。日本で過去に行われた2つの研究では、完全母乳育児と喘... 2021.04.28 08_炎症・免疫・アレルギー系25_授乳婦
01_ワクチン vaccine 妊婦に対するmRNA COVID-19ワクチンはどのくらい安全ですか?(データベース研究; NEJM 2021) 妊婦におけるmRNA COVID-19ワクチンの安全性は?米国で最初に販売されたコロナウイルス感染症2019(COVID-19)ワクチンは、メッセンジャーRNA(mRNA)ワクチンであり、BNT162b2(Pfizer-BioNTech)と... 2021.04.27 01_ワクチン vaccine09_感染症
08_炎症・免疫・アレルギー系 長期にわたる母乳育児は乳児湿疹を予防できますか?(ISAAC trial; Br J Dermatol. 2011) 母乳育児(完全母乳)は乳児湿疹を抑制できるのか?アレルギー疾患を予防するために、多くの国や学会が少なくとも4ヵ月間の完全母乳育児を推奨しています。これは限られた臨床試験の結果に基づいていますが、試験デザインや時代背景から、同様の結果が得られ... 2021.04.26 08_炎症・免疫・アレルギー系25_授乳婦
01_ワクチン vaccine COVID-19に対するヤンセン社製Ad26.COV2.Sワクチン単回接種の有効性はどのくらいですか?(RCT; NEJM2021) COVID-19ワクチンは2回投与が基本COVID-19に限った話ではありませんが、ワクチン接種は2回以上が基本です。これは免疫を獲得するプロセスから決められています。ただし、接種1回であっても体内で抗体が産生されるため、感染リスクを低下で... 2021.04.25 01_ワクチン vaccine09_感染症
09_感染症 成人COVID-19入院患者に対するバリシチニブとレムデシビルの併用療法は、プラセボとレムデシビルの併用療法より優れていますか?(RCT; ACTT-2試験; NEJM2020) 新型コロナウイルス感染症に対する3つ目の治療薬が承認された厚生労働省の部会は2021年4月21日、関節リウマチ薬として承認されている「バリシチニブ(オルミエント®️)」を、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の治療薬として使用するこ... 2021.04.24 09_感染症
02_循環器系 経カテーテル的大動脈弁植え込み術(TAVI)後の患者における抗血小板薬による単独療法と二重療法の安全性と有効性に差はありますか?(SR&MA; Am J Cardiol. 2021) 経カテーテル的大動脈弁植え込み術後の抗凝固療法には何が良いのか?経カテーテル的大動脈弁植え込み術(transcatheter aortic valve implantation, TAVI)を受け、かつ経口抗凝固療法の長期適応がない患者にお... 2021.04.23 02_循環器系
02_循環器系 アストラゼネカ社製ワクチン接種後の異常な血栓症や血小板減少症リスクはどのくらいですか?(症例シリーズ; N Engl J Med. 2021) COVID-19ワクチン接種後に血栓症が発生する?重症急性呼吸器症候群コロナウイルス2(SARS-CoV-2)に対するワクチンは、コロナウイルス2019(COVID-19)のパンデミックに対抗するための最も重要な対策です。2020年12月か... 2021.04.22 02_循環器系09_感染症12_血液・造血器系
02_批判的吟味 Critical Appraisal 【批判的吟味】アトルバスタチン20mgによる非重篤な筋肉症状の発生リスクはどのくらいですか?(RCT; StatinWISE試験; BMJ 2021) 試験の概要PICOTSLP:スタチンの服用中止を検討または過去3年間に筋肉症状のためにスタチン服用を中止した患者I :アトルバスタチン(20mg)C:プラセボO:自己申告による筋症状(痛み、脱力感、圧痛、硬直、痙攣のいずれかの強さ) 各... 2021.04.21 02_批判的吟味 Critical Appraisal11_皮膚・骨格筋系
11_皮膚・骨格筋系 スタチン治療と筋肉症状の関連性はどのくらいですか?(RCT; StatinWISE試験; BMJ 2021) スタチンによる筋肉症状の発生はどの程度なのか?スタチンは、一次予防および二次予防において、男女を問わず、また、すべての年齢層において、心血管疾患のイベントを減少させます。また、ランダム化試験のシステマティックレビューとメタアナリシスにより、... 2021.04.20 11_皮膚・骨格筋系
02_循環器系 心房細動患者における脳卒中後の早期アピキサバン使用による有効性・安全性はどのくらいですか?(Open-RCT; AREST試験; Stroke 2021) 心房細動による急性虚血性脳卒中後にいつ抗凝固療法を開始すべきか?心房細動による急性虚血性脳卒中後にいつ抗凝固療法を開始すべきかについては明らかとなっていません。早期の抗凝固療法は脳梗塞の再発を予防しますが、心房細動に起因する脳梗塞は一般的に... 2021.04.19 02_循環器系12_血液・造血器系
02_循環器系 高齢の2型糖尿病患者に対するGLP-1受容体作動薬とSGLT2阻害薬の有効性はどのくらいですか? (SR&MA; Diabetes Res Clin Pract. 2021) 2型糖尿病の高齢者においてもGLP-1受容体作動薬やSGLT2阻害薬は有効なのか?GLP-1受容体作動薬及びSGLT2阻害薬は、比較的新しい糖尿病治療薬です。これらの薬剤は、脳卒中や心筋梗塞などの心血管イベント、死亡リスクを低下させることが... 2021.04.18 02_循環器系05_内分泌代謝系
02_循環器系 高齢の痛風患者における心血管リスクはフェブキソスタットとアロプリノールで差がありますか?(Letter; PSマッチコホート研究; J Am Heart Assoc. 2021) 痛風患者の心血管リスクにおけるフェブキソスタット vs. アロプリノール米国では2009年にフェブキソスタットが承認されるまで、痛風の治療にはアロプリノールが唯一の選択肢でした(※日本では2011年5月に販売開始)。フェブキソスタットの市販... 2021.04.17 02_循環器系07_腎・泌尿器系
10_眼関連疾患 ブルーライトカット眼鏡は長時間のスクリーン使用による眼精疲労を軽減できますか?(RCT; Am J Ophthalmol. 2021) ブルーライトカット眼鏡の効果はどのくらいなのか?IT社会において、パーソナルコンピュータやスマートフォンなどの使用は避けられません。これらのIT機器の使用頻度の増加、ブルーライトへの暴露が増加することで眼関連障害のリスク増加が懸念されていま... 2021.04.16 10_眼関連疾患
01_中枢神経系 睡眠のタイミングがうっ血性心不全を予測するかもしれない(コホート研究; J Am Heart Assoc. 2021) 睡眠及び起床時刻により慢性心不全リスクが異なる?うっ血性心不全は、世界中で死亡、罹患、入院の主要原因の一つとなっています。慢性心不全に関連する死亡率は多くの国で低下しているにもかかわらず、慢性心不全の発症率と関連する費用は着実に増加していま... 2021.04.15 01_中枢神経系02_循環器系