07_腎・泌尿器系 地域在住の高齢女性の転倒予防に対する2年間の運動効果はどのくらい?(RCT; Age Ageing. 2023) 共同運動介入は、転倒や怪我の予防に役立つ可能性があります。しかし、そのような戦略の有効性を実証する実用的な臨床試験の結果は一貫しておらず、質の高い前向き研究の実施が求められます。そこで今回は、初期6ヵ月間の監督された週1回のジムと太極拳セ… 2023.05.23 07_腎・泌尿器系
11_皮膚・骨格筋系 女性の尋常性ざ瘡に対するスピロノラクトンの効果はどのくらい?(DB-RCT; SAFA試験; BMJ 2023) カリウム保持性利尿薬であるスピロノラクトンは、高血圧症などに広く使用されていますが、抗アンドロゲン作用を有していることから、長年にわたり尋常性ざ瘡に対して適応外処方されてきました。しかし、エビデンスは不充分です。 2023.05.22 11_皮膚・骨格筋系
00_その他 家族で食事をする時間が長い子どもは果物・野菜摂取量が多くなる?(RCT; JAMA Netw Open. 2023) 家族での食事は、子どもたちの食の選択と嗜好を形成する形成的な学習環境です。そのため、子どもの栄養状態を改善するための取り組みには理想的な環境であると考えられます。しかし、家族での食事時間と摂取する食事内容との関連性については充分に検討され… 2023.05.21 00_その他食事
12_血液・造血器系 高齢者の直接作用型経口抗凝固薬治療におけるギャップ予測因子と臨床転帰の関連性は?(後向きコホート研究; Thromb Res. 2023) 直接作用型経口抗凝固薬(DOAC)は半減期が12時間程度と短いため、DOAC治療の短いギャップ期間であっても抗凝固作用が低下し、有害な臨床転帰のリスクが増加する可能性があります。しかし、このGapが臨床転帰に及ぼす影響は明らかとなっていま… 2023.05.20 12_血液・造血器系
09_感染症 医療および地域社会におけるSARS-CoV-2感染予防のためのマスクの効果はどのくらいですか?(システマティックレビュー; Ann Intern Med. 2023) COVID-19発症予防のためのマスク着用の効果はどのくらいなのか?COVID-19を予防するために様々な感染対策が講じられています。マスクの種類としてN95、外科用、布製が挙げられますが、最適な使用方法や予防効果の比較検討は充分に行われて... 2023.05.19 09_感染症
12_血液・造血器系 急性冠症候群における二重抗血小板療法のデエスカレーション戦略は有効ですか?(患者個人データのメタ解析; Eur Heart J. 2023) 経皮的冠動脈形成術(PCI)を受ける急性冠症候群(ACS)患者には、アスピリンと強力なP2Y12阻害剤による二重抗血小板療法(DAPT)が標準治療となっています。PCI後の虚血リスクと出血リスクのバランスをとるために、強力なP2Y12阻害… 2023.05.18 12_血液・造血器系
05_内分泌代謝系 スタチン治療を受けている患者における心血管イベントの予測因子として炎症とコレステロールどちらが良い?(大規模RCT3件の統合; Lancet. 2023) 炎症とコレステロールどちらがより適した患者予後の予測因子となりうるのか?炎症と高脂血症(脂質異常症)は共にアテローム血栓症に寄与しています。スタチンによる集中治療を受けると、将来の心血管イベントリスクに対する炎症と高脂血症の相対的な寄与が変... 2023.05.17 05_内分泌代謝系08_炎症・免疫・アレルギー系
09_感染症 2022-2023年秋冬にCOVID-19と季節性インフルエンザで入院した患者の死亡リスクはどのくらい?(JAMA. 2023) COVID-19パンデミックの最初の年、米国の2件の研究では、COVID-19で入院した人は、季節性インフルエンザで入院した人に比べて、30日死亡のリスクが約5倍になることが示唆されました(PMID: 33323357、PMID: 330… 2023.05.16 09_感染症
00_その他 自然環境で過ごすことと薬剤(向精神薬、降圧薬、喘息治療薬)の使用頻度に関連性はありますか?(横断研究; Occup Environ Med. 2023) 自然環境への曝露は人間の健康に有益であると考えられていますが、その証拠には一貫性がありません。そこで今回は、フィンランドでの都市環境における緑と青の空間への曝露が精神的・身体的健康と関連しているかどうかを検証した横断研究の結果をご紹介しま… 2023.05.15 00_その他
07_腎・泌尿器系 慢性腎臓病患者における脳卒中のタイプと発症リスクの程度はどのくらい?(SR&MA; Nephrol Dial Transplant. 2022) 慢性腎臓病(CKD)は、腎機能の低下のみではなく、脳卒中などの心血管イベントの発生リスク上昇と関連しています。しかし、CKD患者における虚血性脳卒中と出血性脳卒中の相対的な頻度については、明確に説明されていません。さらに、急性虚血性脳卒中… 2023.05.14 07_腎・泌尿器系
01_ワクチン vaccine 高齢者におけるRSウイルスのプレフュージョンF蛋白ワクチンの効果はどのくらい?(AReSVi-006試験; N Engl J Med. 2023) 呼吸器合胞体ウイルス(RSV)は、新生児や高齢者における急性呼吸器感染症、下気道疾患、臨床合併症、および死亡の重要な原因です。新生児、乳児、幼児に対してはシナジス(筋肉内注射用パリビズマブ(遺伝子組換え)製剤)が重篤な下気道疾患の発症抑制… 2023.05.13 01_ワクチン vaccine09_感染症
00_その他 術後患者に対する説明の情報源としてChatGPTとGoogle検索どちらが優れていますか?(定性的研究; JAMA Otolaryngol Head Neck Surg. 2023) 人工知能を搭載した言語モデルチャットボットChatGPT(generative pretrained transformer:生成的な事前訓練を行ったネットワークアーキテクチャ)は、医療を含む多くの業界にとって革新的なリソースであると言わ… 2023.05.12 00_その他40_AI
05_内分泌代謝系 2型糖尿病患者における笑いヨガは血糖コントロールに有効ですか?(RCT; Front Endocrinol (Lausanne). 2023) 笑いには様々な健康効果があることが報告されています。しかし、介入としての "笑い" による糖尿病への長期的な影響に関するデータは限られています。そこで今回は、笑いヨガ(Laughter yoga)が2型糖尿病患者の血糖コントロールを改善で… 2023.05.11 05_内分泌代謝系
07_腎・泌尿器系 【再掲】CKD患者の血管石灰化に対するマグネシウム補充の効果はどのくらい?(DB-RCT; MAGiCAL-CKD試験; J Am Soc Nephrol. 2023) 血清マグネシウム濃度の上昇は、CKD患者における心血管イベントのリスク低下と関連していることが報告されています。また、マグネシウムはCKDの動物モデルにおいて血管石灰化を予防することも報告されています。したがって、CKD患者における血管石… 2023.05.10 07_腎・泌尿器系
09_感染症 高効率微粒子エアフィルター付き手術用ヘルメットシステムの使用はCOVID-19発症予防に応用できるのか?(小規模DB-RCT; Int Orthop. 2022) 新型コロナウイルス感染症 2019(COVID-19)の急速な広がりにより、個人防護具の使用が増加していますが、その効果については充分に検証されていません。そこで今回は、市販の無菌手術用ヘルメットシステム(SSHS)がCOVID-19に対… 2023.05.09 09_感染症
05_内分泌代謝系 2型糖尿病における心血管予防療法を最適化するためのコーディネートケアの効果は?(クラスターRCT; COORDINATE–Diabetes Site試験; JAMA. 2023) これまでの臨床試験により、心血管疾患の発症リスクを低減させるための治療法が示されています。しかし、成人の2型糖尿病患者における動脈硬化性心疾患リスクを低減するためのエビデンスに基づく治療法は、臨床現場で充分に活用されていません。そこで今回… 2023.05.08 05_内分泌代謝系
07_腎・泌尿器系 無症候性高尿酸血症患者における慢性腎臓病リスクに関するベンズブロマロン vs. アロプリノール(後向きコホート研究; Eur J Intern Med. 2023) 慢性腎臓病(CKD)と高尿酸血症に対する考え方は日本と海外(欧米)とでは大きく異なっています。本邦のガイドラインではCKDを伴う高尿酸血症の治療において、血清尿酸値が8.0mg/dLを超える場合には生活指導を行った上で薬物治療を考慮するこ… 2023.05.07 07_腎・泌尿器系
09_感染症 漢方薬である血必浄により敗血症患者の28日死亡率が低下する?(DB-RCT; EXIT-SEP試験; JAMA Intern Med. 2023) これまでの研究で、漢方薬ベースの点滴製剤である血必浄注射液(Xuebijing, XBJ:紅花・赤芍・川きゅう・丹参・当帰を配合)が敗血症患者の死亡率を低下させる可能性が示唆されています。しかし、検証は充分ではないことから、より質の高い前… 2023.05.06 09_感染症
08_炎症・免疫・アレルギー系 潰瘍性大腸炎の導入療法および維持療法としてのエトラシモドの有効性・安全性は?(BD-RCT2件; ELEVTE試験; Lancet. 2023) スフィンゴシン1リン酸(S1P)受容体のサブタイプ1,4,5を選択的に活性化し、S1P2,3には活性が検出されない1日1回投与の経口薬であるEtrasimod(エトラシモド)は、潰瘍性大腸炎を含む免疫媒介疾患の治療薬として開発中です。今回… 2023.05.05 08_炎症・免疫・アレルギー系
00_その他 外眼部写真のディープラーニングにより全身状態がわかる?(後向き研究; Lancet Digital Health 2023) 疾患の早期発見・早期治療のために健康診断や検診時における採血などの侵襲的な方法が用いられています。しかし、このような侵襲的な方法は、経時的にデータを収集する上で患者負担を増加させることから代替案が求められています。外眼部の写真をディープラ… 2023.05.04 00_その他40_AI