02_循環器系 心血管疾患リスクを有する患者におけるウパダシチニブの安全性は?(DB-RCT; SELECT試験の事後解析; Ann Rheum Dis. 2023) 心血管(CV)リスクを少なくとも1つ以上有している50歳以上の関節リウマチ(RA)患者において、腫瘍壊死因子(TNF)阻害薬治療と比較したトファシチニブの重篤な有害事象(AE)リスクの増加が報告されました(ORAL Surveillanc… 2023.07.15 02_循環器系08_炎症・免疫・アレルギー系
食事 体重減少のためのカロリー計算なしの食事時間制限法は有効ですか?(Open-RCT; Ann Intern Med. 2023) 食事時間制限と25%のカロリー制限どちらの体重減少効果が大きいのか?カロリー計算を行わない食事時間制限(食事時間制限法:Time-restricted eating、16時間ファスティング、16時間絶食)は人気のある減量戦略となっていますが... 2023.07.14 食事
30_睡眠 精神疾患患者の不眠症管理においてレンボレキサントへの切替えにより不眠症状が改善しますか?(小規模後向き研究; SLIM試験; J Clin Sleep Med. 2023) オレキシンは、睡眠と覚醒のスイッチング機能を担う脳内の神経伝達物質です。発見当初は食欲を促進する物質と考えられていましたが、オレキシンの遺伝子欠損マウスでの検証結果から、食事量は減少するものの、睡眠発作を繰り返すことが明らかになりました。… 2023.07.13 30_睡眠
09_感染症 ニルマトレルビルによる治療とCOVID-19後遺症のリスクとの関連性は?(コホート研究; JAMA Intern Med. 2023) コロナ後遺症の発症リスクとニルマトレルビル治療との関連性は?COVID-19後遺症(コロナ後遺症)はlong COVIDとしても知られ、多くの人が罹患しています。抗ウイルス薬使用によりコロナ後遺症リスクが低減する可能性が報告されていますが、... 2023.07.12 09_感染症
05_内分泌代謝系 2型糖尿病患者に対するGIP、GLP-1およびグルカゴン受容体作動薬レタトルチドの効果は?(DB-RCT; Lancet. 2023) 現在の2型糖尿病管理のコンセンサスガイドラインによれば、体重管理は血糖目標値の達成と同様に重要であるとされています。グルコース依存性インスリン分泌促進ポリペプチド(GIP)、グルカゴン様ペプチド(GLP)-1、グルカゴン受容体に対してアゴ… 2023.07.11 05_内分泌代謝系
00_その他 成人肥満症に対するGLP-1受容体作動薬オルフォルグリプロンの効果はどのくらい?(DB-RCT; GZGI試験; N Engl J Med. 2023) 肥満は、世界的に多くの主要な疾病および死因の主要な危険因子です。非ペプチド性グルカゴン様ペプチド-1(GLP-1)受容体作動薬であるオルフォルグリプロン(Orforglipron)は、経口投与が可能であり、さらに空腹時服用の制限がないこと… 2023.07.10 00_その他
02_循環器系 急性虚血性脳卒中患者におけるブチルフタリドの効果はどのくらい?(DB-RCT; BAST試験; JAMA Neurol. 2023) DL-3-n-ブチルフタリド(NBP)は、Apium graveolensの種子から単離されたL-3-n-ブチルフタリドに基づく合成化合物です。2002年に虚血性脳卒中の治療のためにラセミ3-n-ブチルフタリド(dl-NBP)が中国食品医… 2023.07.09 02_循環器系
10_眼関連疾患 糖尿病黄斑浮腫患者の眼底写真からAIは最高矯正視力を推定できますか?(JAMA Ophthalmol. 2023) 最良矯正視力(BCVA)は糖尿病黄斑浮腫(DME)の管理に用いられる指標であり、時にDMEの発症や抗血管内皮増殖因子による治療の開始、反復、保留、再開の検討を示唆します。眼底画像からBCVAを推定するために人工知能(AI)を使用すれば、屈… 2023.07.08 10_眼関連疾患
02_循環器系 夜に歯を磨かないことと心血管疾患リスク増加には関連性がありそう(観察研究; Sci Rep. 2023) 歯科疾患は心血管疾患リスクと関連していることが報告されています。さらに周術期の口腔ケアが心臓血管外科手術の転帰にプラスの影響を与えることを示唆する報告もいくつかあります(PMID: 17761432、PMID: 29302279、PMID… 2023.07.07 02_循環器系
02_循環器系 2型糖尿病患者におけるオルフォルグリプロン経口投与の効果はどのくらい?(DB-RCT; Lancet. 2023) 経口非ペプチド性グルカゴン様ペプチド-1(GLP-1)受容体作動薬であるオルフォグリプロンは、2型糖尿病および肥満症治療薬として開発中の新薬候補物質です。本剤のプラセボや既存のGLP-1受容体作動薬との比較は行われていません。そこで今回は… 2023.07.06 02_循環器系
09_感染症 入院検査のうちSARS-CoV-2検査を中止するとCOVID-19患者数が増加しますか?(観察研究; JAMA Intern Med. 2023) SARS-CoV-2感染の3分の2は無症候性または前症候性の感染者からのものであり、同室の患者間での感染リスクは高いことが明らかとなっています。医療用マスクは感染を減少させることはできますが、排除することはできません。イングランドでは20… 2023.07.05 09_感染症
00_その他 夜型の人は死亡リスクが高くなりますか?(フィンランド; 長期コホート研究; Chronobiol Int. 2023) 年代と死亡率に関するUKバイオバンク研究では、6.5年間の追跡調査において、全死因死亡率と心血管系死亡率のわずかな増加が示唆されました。しかし、より長期間にわたる研究結果は示されていません。そこで今回は、フィンランドで行われたより長期間の… 2023.07.04 00_その他
09_感染症 COVID-19診断のための迅速抗原検査の精度はどのくらいですか?(系統的レビュー&メタ解析; Diagnostics (Basel). 2022) 逆転写定量ポリメラーゼ連鎖反応(RT-qPCR)を用いたウイルスRNAの同定は、SARS-CoV-2による感染を同定するためのゴールドスタンダードである。RT-qPCRには、高価な装置、訓練されたスタッフ、検査設備が必要であるという限界が… 2023.07.03 09_感染症
12_血液・造血器系 非弁膜症性心房細動患者における経口抗凝固薬投与用量と治療アドヒアランスの関連性は?(後向き研究; JAMA Netw Open. 2023) 出血リスクの高い非弁膜症性心房細動(NVAF)患者に対しては、直接経口抗凝固薬(DOAC)の減量投与が承認されているます。しかし、特に腎機能障害患者における投与量の正確性についてはほとんど知られていない。そこで今回は、DOAC過少投与が長… 2023.07.02 12_血液・造血器系
09_感染症 コロナ後遺症のリスク低減効果に優れる薬剤はどれですか?(QB-RCT; COVID-OUT試験; Lancet Infect Dis. 2023) COVID-19後遺症(long COVIDとも呼ばれる)は、数百万人が罹患する可能性のある新たな慢性疾患です。しかし、有効な治療戦略は確立されていません。そこで今回は、SARS-CoV-2感染後すぐにメトホルミン、イベルメクチン、フルボ… 2023.07.01 09_感染症
01_中枢神経系 ナトリウムグルコース共輸送体2阻害薬と認知症発症との関連性はどのくらい?(台湾データベース研究; Diab Vasc Dis Res. 2022) ナトリウム-グルコース共輸送体2(SGLT2)阻害薬の使用と認知症発症との関連性については明らかとなっていません。そこで今回は、SGLT2阻害薬の使用による認知症発症リスクを評価することを目的に実施されたコホート研究の結果をご紹介します。… 2023.06.30 01_中枢神経系02_循環器系
02_循環器系 高齢者における低用量アスピリンの使用は貧血リスクを増加させますか?(RCTの二次解析; ASPREE試験; Ann Intern Med. 2023) 日常的な低用量アスピリンは大出血を増加させますが、鉄欠乏症や貧血に対する影響を検討した研究はほとんどありません。そこで今回は、低用量アスピリンが貧血、ヘモグロビン、血清フェリチン濃度に及ぼす影響を検討した試験の結果をご紹介します。本試験は… 2023.06.29 02_循環器系
07_腎・泌尿器系 RAS阻害薬で治療中の慢性腎臓病に対し利尿薬とカルシウム拮抗薬、どちらを併用した方が良いのか?(全国規模のコホート研究; Kidney Int. 2023) 慢性腎臓病(CKD)患者において、腎保護の観点からレニン・アンジオテンシン系阻害薬(RASi)を使用しますが、追加する治療薬として利尿薬とカルシウム(Ca)拮抗薬、どちらが患者予後において優れているのかについては明らかとなっていません。そ… 2023.06.28 07_腎・泌尿器系
08_炎症・免疫・アレルギー系 変形性手関節症に対するコルヒチンの効果はどのくらい?(DB-RCT; COLOR試験; The Lancet Rheumatology 2023) コルヒチンは変形性関節症の治療薬として提案されることがありますが、矛盾したエビデンスが報告されています。そこで今回は、手指の変形性関節症患者を対象に、コルヒチンの有効性と安全性をプラセボと比較検証した単施設二重盲検ランダム化プラセボ対照試… 2023.06.27 08_炎症・免疫・アレルギー系未分類
03_呼吸器系 2型炎症を伴うコントロール不良のCOPDに対するデュピルマブの効果はどのくらい?(DB-RCT; BOREAS試験; N Engl J Med. 2023) Th2細胞が産生する「IL-4」と「IL-13」は様々なアレルギー疾患の発症や重症化に関与していることが報告されています。デュピルマブは「IL-4受容体α(IL-4Rα)」を特異的に阻害する完全ヒト化モノクローナル抗体薬であり、2型炎症の… 2023.06.26 03_呼吸器系