背景
近年、システマティックレビュー&メタ解析の論文において、検索方法の項に “Gray Literature” という文字が出てくることが増えてきました。
どのような文献なのか調べてみたところ、国際的に活動している組織があったため、備忘録を兼ねて定義を残しておきたいと思います。
灰色文献の定義
Grey Literature is a field in library and Information science that deals with the production, distribution, and access to multiple document types produced on all levels of government, academics, business, and organization in electronic and print formats not controlled by commercial publishing i.e. where publishing is not the primary activity of the producing body.
日本語訳:グレイ文学は図書館と情報科学の分野であり、商業出版によって管理されていない電子および印刷形式である。政府、学者、ビジネス、および組織のあらゆるレベルで生産された複数の文書タイプであり、文書の生産、配布、アクセスなどは生産体の主要な活動ではない。
筆者の解釈
つまり灰色文献とは、公知されることが目的ではないため、知的生産物ではあるが、世に認知されづらい文書群のこと。
参考文献
- Grey Literature Network Service. GreyNet International Business Report 2019. – ISSN 2542-4572
コメント