00_その他 院内蘇生または医療緊急対応イベントにおける薬剤師の影響はどのくらい?(システマティックレビュー; Am J Emerg Med. 2023) 病院において蘇生や救急隊による治療を必要とする重症患者の救急管理において、しばしば医師・看護師の影響力が検証されています。一方、薬剤師の存在が薬物療法や患者関連の転帰に及ぼす影響については充分に検証されていません。そこで今回は、救急外来に… 2023.11.30 00_その他
08_炎症・免疫・アレルギー系 慢性特発性蕁麻疹に対する鍼治療の有効性はどのくらい?(RCT; Ann Intern Med. 2023) 慢性特発性蕁麻疹(chronic spontaneous urticaria, CSU)患者に対する鍼治療の有効性は、少数の小規模研究で報告されています。より大規模な試験での検証が求められています。そこで今回は、鍼治療がCSUに対して偽鍼… 2023.11.29 08_炎症・免疫・アレルギー系
00_その他 錠剤の外観変更に対する患者の嗜好と治療継続率は?(横断研究; Am J Manag Care. 2020) 医薬品の流通状況や後発医薬品の発売により服用中の薬の外観(大きさ、形状、色、マーク)が変化することは、しばしば見られる事象です。しかし、この変化が患者の服薬コンプライアンスに及ぼす影響については不明です。そこで今回は、錠剤の外観(大きさ、… 2023.11.28 00_その他
未分類 潜在性心房細動におけるアピキサバンの脳卒中予防効果はどのくらい?(DB-RCT; ARTESIA試験; N Engl J Med. 2023) 潜在性心房細動は持続時間が短く無症状であり、通常はペースメーカーや除細動器による長期の連続的なモニターによってのみ発見できます。潜在性心房細動は、潜在性心房細動を有さない場合と比較して、脳卒中のリスクを2.5倍増加させますが、経口抗凝固療… 2023.11.27 未分類
02_循環器系 糖尿病を伴わない肥満における心血管アウトカム発生とセマグルチドの効果は?(DB-RCT: SELECT試験; N Engl J Med. 2023) グルカゴン様ペプチド-1(GLP-1)受容体作動薬であるセマグルチドは、糖尿病患者において有害な心血管イベントのリスクを減少させることが示されています。糖尿病を有さない過体重や肥満に伴う心血管リスクをセマグルチドが減少させることができるか… 2023.11.26 02_循環器系05_内分泌代謝系
09_感染症 小児のCOVID-19患者では、新たに疾患を発症するリスクが78%高い?(コホート内症例対照研究; Acta Paediatr. 2023) 小児は成人と比較して重度のCOVID-19の影響をほとんど受けていないことが報告されていますが、発症後に新たな病態を経験した可能性を示唆するデータがあります。そこで今回は、COVID-19を経験した小児と健常対照者の転帰を比較したコホート… 2023.11.25 09_感染症
01_中枢神経系 Brexpiprazoleによるアルツハイマー型認知症における焦燥性興奮(行動障害)への治療効果はどのくらい?(RCT; JAMA Neurol. 2023) 興奮性焦燥感はアルツハイマー型認知症に広くみられる、苦痛で負担の大きい症状です。特に家族や介護者にとっては、深刻な課題であることから、有効で安全かつ忍容性の高い治療が必要とされています。そこで今回は、アルツハイマー型認知症の興奮性焦燥感を… 2023.11.24 01_中枢神経系
02_循環器系 心不全と腎機能低下を有する患者においてダパグリフロジンは継続して良い?(RCTの併合解析; J Am Coll Cardiol. 2023) ナトリウム-グルコース共輸送体-2(SGLT2)阻害薬は心不全(HF)の管理においてガイドラインで推奨されています。これらの治療薬は慢性腎臓病を合併している患者でも開始可能ですが、一部の患者では時間の経過とともに腎機能が悪化する可能性があ… 2023.11.23 02_循環器系未分類
09_感染症 オミクロン変異株(B.1.1.529)流行時のCOVID-19ワクチン接種の効果はどのくらい?(モデル解析; BMC Infect Dis. 2023) 高所得国を含む多くの国が、抗原的に異なる進化を遂げたオミクロン変異体(B.1.1.529)による流行波の制御に苦慮していました。オミクロン流行期におけるワクチン接種の直接的・間接的効果を評価することは、ウイルス対策政策を評価する上で不可欠… 2023.11.22 09_感染症
00_その他 食事中の子どもの騒がしい行動に対する母親の摂食戦略には7タイプある?(アンケート調査; Appetite. 2023) 親の摂食習慣は子どもの食事摂取量に影響を与えます。子どもの食の好き嫌い行動に対する親の反応を調べた多くの研究は、限られた摂食習慣を評価する質問紙調査に限られています。また、子どもが騒いだり、食べるのを嫌がったりしているときに、親がどのよう… 2023.11.21 00_その他
02_循環器系 非心臓手術前のレニン-アンジオテンシン系阻害薬の中止と継続どちらが良いですか?(RCT; SPACE試験; Eur Heart J. 2023) 特にレニン-アンジオテンシン系(RAS)阻害薬(アンジオテンシン変換酵素阻害薬/アンジオテンシンII受容体拮抗薬)を投与されている患者では、血行動態の不安定性が周術期の心筋傷害と関連していることが報告されています。低血圧を最小にするために… 2023.11.20 02_循環器系
00_その他 医師の服装とプロ意識に対する一般市民の認識には相関がありますか?(米国のアンケート調査; JAMA Netw Open. 2021) 医師のプロフェッショナリズムは服装で判断されるのか? 近年、医師のカジュアルな服装(フリースジャケットやソフトシェルジャケット)の人気が高まっていますが、これらの服装に対する一般市民の認識は研究されていません。さらに、ジェンダーバイアスによ... 2023.11.19 00_その他
08_炎症・免疫・アレルギー系 アレルギー性鼻炎の症状に対する非盲検プラセボ vs. 二重盲検プラセボ vs. 通常治療(RCT; Sci Rep. 2023) プラセボ効果は多くの臨床症状で知られています。特に抗精神病薬や疼痛治療薬の臨床試験においては、プラセボ薬あるいは標準治療薬との比較が求められます。最近まで、プラセボ効果にはプラセボを欺くことが不可欠であると考えられていましたが、興味深い新… 2023.11.18 08_炎症・免疫・アレルギー系
12_血液・造血器系 小児、青年、若年成人におけるCT放射線被曝による血液学的悪性腫瘍のリスクはどのくらい?(オランダのコホート研究; EPI-CTコホート; Nat Med. 2023) 年間100万人以上のヨーロッパの小児がコンピュータ断層撮影(CT)検査を受けることが知られています。中~高線量の電離放射線被曝は血液悪性腫瘍のリスク因子として確立されていますが、CT検査の線量レベルでのリスクは依然として不明です。そこで今… 2023.11.17 12_血液・造血器系13_悪性腫瘍
食事 子どもの偏食と親のプレッシャーには双方向の関連がある?(オランダのコホート研究; Physiol Behav. 2017) 幼児期の子どもが食事に好き嫌い(偏食)を示すことはよくあり、しばしば親に不安を抱かせます。親による圧迫的な摂食戦略は子どもの偏食を誘発したり悪化させたりする可能性がありますが、こうした摂食戦略も同様に子どもの偏食に対する親の反応である可能… 2023.11.16 食事
09_感染症 インフルエンザウイルス感染症に対するバロキサビル マルボキシル vs. オセルタミビル(SR&MA; J Infect Chemother. 2023) 新たに開発されたキャップ依存性エンドヌクレアーゼ阻害薬であるバロキサビル マルボキシル(Baloxavir marboxil, BXM)は、入院患者および外来患者におけるインフルエンザウイルス感染症の治療に広く使用されています。以前のメタ… 2023.11.15 09_感染症
09_感染症 合併症のない創傷感染予防のための予防的局所抗生物質の効果はどのくらい?(SR&MA; Infect Drug Resist. 2018) 合併症のない創傷の感染予防のために局所抗生物質を処方することは一般的です。しかし、その有効性はあまり報告されていません。そこで今回は、予防的外用抗生物質による合併症のない創傷の感染予防に効果について検証したシステマティックレビュー・メタ解… 2023.11.14 09_感染症
09_感染症 COVID-19パンデミックに関する歴史的物語は動機に偏っている(Nature. 2023) SARS-CoV-2パンデミックを人々がどのように想起するかは、パンデミックへの備えや適切な政治行動に関する今後の社会的議論において極めて重要であると考えられます。しかし、これまでの研究では、単純に忘れるだけでなく、強い動機や現在の状況に… 2023.11.13 09_感染症
07_腎・泌尿器系 抗利尿ホルモン分泌不全症候群に対する尿素の効果は?(系統的レビュー; JAMA Netw Open. 2023) 抗利尿ホルモン不適合分泌症候群(SIADH)は、特定の不適切な状況下での下垂体による抗利尿ホルモン(バソプレシン)の放出量が過多となることで体液が保持され、血中ナトリウム濃度が希釈されて低下します。低ナトリウム血症が引き起こされると、動作… 2023.11.12 07_腎・泌尿器系
08_炎症・免疫・アレルギー系 変形性膝関節症の膝痛に対する細胞ベース注射 vs. ステロイド注射(RCT; Nat Med. 2023) 様々な種類の細胞注射が、変形性膝関節症患者に対する人気の高い、費用のかかる治療選択肢となっていますが、互いの有効性や副腎皮質ステロイド注射との相対的な有効性を立証する文献はほとんどありません。そこで今回は、副腎皮質ステロイド注射(cort… 2023.11.11 08_炎症・免疫・アレルギー系