20_妊婦 妊婦におけるmRNA COVID-19ワクチン接種と乳児におけるデルタあるいはオミクロンの感染・入院はどのように関連しているのか?(試験陰性症例対照研究; BMJ. 2023) 重症急性呼吸器症候群コロナウイルス-2(SARS-CoV-2)感染によるCOVID-19患者は世界中から報告されており、感染流行が終息する未来は一向に見えてきません。妊婦などの特定の背景を有する患者におけるエビデンスは限られていますが、非妊婦と比較して、SARS-CoV-2感染により重症化・重篤化… 2023.02.28 20_妊婦
09_感染症 エンシトレルビルはコロナ後遺症のリスクを低減できますか?(探索的評価; 学会報告; CROI2023) 2023年2月22日、塩野義製薬株式会社が、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)治療薬エンシトレルビル フマル酸(商品名:ゾコーバ錠125mg、以下「エンシトレルビル」)について、第2/3相臨床試験のPhase 3 partより新たに得られた結果を第30回 Conference on Re… 2023.02.27 09_感染症
02_循環器系 複雑な経皮的冠動脈インターベンション後のDAPT実施期間は1~3ヵ月でも良い?(メタ解析; Sidney-2; J Am Coll Cardiol. 2023) 狭心症や心筋梗塞などの虚血性心疾患は、冠動脈が細くなったり詰まったりする状態です。これに対する治療は、血管の狭くなった部分を広げて、血液のスムーズな流れを取り戻すことが目的となります。血管拡張の方法として、薬物治療、経皮的冠動脈インターベンション(PCI)、冠動脈バイパス手術(CABG)の3つがあ… 2023.02.26 02_循環器系
04_消化器系 肝硬変患者におけるプロトンポンプ阻害薬曝露と主要な肝関連アウトカムの関連性はどのくらい?(Veterans Affairs; コホート研究; Gastroenterology. 2022) 食道・胃静脈瘤に対する内視鏡的治療期間中において、出血性胃炎や胃潰瘍の合併頻度が高く、その防止策としてH2ブロッカーや防御因子増強薬、そしてPPIが投与されています。しかし、肝硬変患者の食道胃静脈瘤出血にPPIを普遍的に使用することを支持するコンセンサスやエビデンスは充分ではありません。そこで今回… 2023.02.25 04_消化器系
07_腎・泌尿器系 進行性IgA腎症患者におけるミコフェノール酸モフェチルの有効性・安全性はどのくらいですか?(PROBE; JAMA Netw Open. 2023) 進行性IgA腎症患者におけるミコフェノール酸モフェチルの効果はどのくらい? 免疫グロブリンA腎症(IgA腎症)の治療におけるミコフェノール酸モフェチル(MMF)の役割は、依然として非常に議論の分かれるところです。 国内の診療ガイドラインによ... 2023.02.24 07_腎・泌尿器系
09_感染症 呼吸器系ウイルスの拡散を阻止または低減するための物理的介入法の効果はどのくらいですか?(SR&MA; Cochrane Database Syst Rev. 2023) 急性呼吸器感染症(ARI)のウイルス性流行またはパンデミックは、世界的な脅威となっています。例えば、2003年の重症急性呼吸器症候群(SARS)、2009年のH1N1pdm09ウイルスによるインフルエンザ(H1N1)、2019年のSARS-CoV-2によるコロナウイルス症2019(COVID-19… 2023.02.23 09_感染症
04_消化器系 逆流性食道炎の治癒および治癒の維持に対してボノプラザンとランソプラゾール、どちらが優れていますか?(RCT; Gastroenterology. 2023) 数十年にわたり、プロトンポンプ阻害薬(PPI)がびらん性食道炎の治療の中心的な役割を担ってきました。PPIに対して比較的新しい治療薬であるカリウムイオン競合型アシッドブロッカーのボノプラザンは、PPIよりも強力な酸阻害作用を示すことが報告されていますが、びらん性食道炎に対する有効性に関するデータは… 2023.02.22 04_消化器系
07_腎・泌尿器系 慢性腎臓病における血管石灰化に対するマグネシウム補給の効果はどのくらいですか?(小規模DB-RCT; MAGiCAL-CKD試験; J Am Soc Nephrol. 2023) 血清マグネシウム濃度の上昇は、CKD患者における心血管イベントのリスク低下と関連していることが報告されています。また、マグネシウム補充はCKD動物モデルにおいて血管の石灰化を防ぐことも報告されています。しかし、より質の高い試験デザインでの検証は充分に行われていません。そこで今回は、マグネシウムの経… 2023.02.21 07_腎・泌尿器系
20_ポリファーマシー 高齢者における患者中心の減処方介入の効果はどのくらいですか?(RCT; Shed-MEDS試験; JAMA Intern Med. 2023) 減処方(deprescribing)は、ポリファーマシーの負担に対処するための有望なアプローチです。ポストアキュートケア(PAC、救急医療後、急性期医療後)施設で継続的なケアを必要とする高齢患者の病院環境における包括的な減処方を開始した研究はありません。そこで今回は、PAC施設に移行または退院する… 2023.02.20 20_ポリファーマシー
02_循環器系 2型糖尿病患者におけるSGLT2阻害剤(vs.DPP-4阻害剤)の有効性と安全性はベースラインHbA1c値により変動しますか?(米国データベース研究; JAMA Intern Med. 2023) ベースラインのHbA1cにより有効性・安全性に違いは出てくるのか? ナトリウム・グルコース共輸送体2阻害薬(SGLT2i)療法は、少数の有害事象を伴うものの、心血管系への恩恵が一貫して認められています。しかし、ベースラインのヘモグロビンA1... 2023.02.19 02_循環器系05_内分泌代謝系
07_腎・泌尿器系 オメガ3系の多価不飽和脂肪酸と慢性腎臓病の発症と関連しているのか?(前向き研究のプール解析; BMJ. 2023) オメガ3系の多価不飽和脂肪酸(n-3 PUFA)バイオマーカー(植物由来のαリノレン酸、魚介類由来のエイコサペンタエン酸、ドコサヘキサエン酸など)の循環レベルと慢性腎臓病(CKD)発症との関連性については充分に検討されていません。そこで今回は、n-3 PUFAとCKD発症との関連性について、前向き… 2023.02.18 07_腎・泌尿器系
02_循環器系 心房細動および糖尿病を有する高齢者における心不全リスクと抗凝固薬の関連性はどのくらい?(台湾 人口ベース後向き観察研究; Cardiovasc Diabetol. 2023) 使用する抗凝固薬により心不全合併リスクは異なるのか? 心不全は、心房細動(AF)や糖尿病(DM)を有する高齢者における重要な合併症です。最近の前臨床研究では、非ビタミンK拮抗経口抗凝固薬(NOAC)が心筋線維化および虚血性心筋症の進行を抑制... 2023.02.17 02_循環器系
02_循環器系 siRNA製剤であるインクリシランは心血管リスクを低減できますか?(ORION試験3件のプール解析; Eur Heart J. 2023) Inclisiran(インクリシラン:2022年時点では日本未承認)は、年2回投与されるsiRNA製剤であり、第III相試験において、プラセボと比較してLDLコレステロール(LDL-C)を有意に低下させました。しかし、インクリシランによるLDL-Cの低下が心血管イベントのリスク低下につながるかどう… 2023.02.16 02_循環器系05_内分泌代謝系
04_消化器系 1日2個のグリーンキウイフルーツの摂取は便秘の改善と腹部快適性をもたらす?(小規模クロスオーバーRCT; Am J Gastroenterol. 2023) グリーンキウイフルーツの摂取は、便秘を解消することが知られています。また、これまでの研究では、胃腸(GI)快適性の改善も報告されていますが、エビデンスはかぎられています。そこで今回は、グリーンキウイフルーツの摂取がGI機能および快適性に及ぼす影響について調査したクロスオーバーランダム化比較試験の結… 2023.02.15 04_消化器系食事
07_腎・泌尿器系 トラネキサム酸関連発作の原因と治療法は?(レビュー; Ann Neurol. 2016) 抗線溶薬は、輸血の必要性を減らし、出血による再手術のリスクを低減し、大外傷後の出血に関連する死亡率を低下させるために世界中で使用されています。最もよく使用されている抗線溶薬は、トラネキサム酸(TXA)、ɛ-アミノカプロン酸(EACA)、アプロチニン1であり、このうちTXAとEACAは、アミノ酸であ… 2023.02.14 07_腎・泌尿器系
00_その他 糖尿病を伴わない過体重または肥満成人におけるセマグルチドとリラグルチド、どちらが良い?(RCT; STEP8試験; JAMA. 2022) 糖尿病を伴わない過体重または肥満成人の体調管理に優れているGLP-1受容体作動薬はどれか? 米国では、体重管理に使用可能なグルカゴン様ペプチド-1類似体(GLP-1)としてセマグルチドとリラグルチドがあげられます。しかし、これらを比較した第... 2023.02.13 00_その他
30_小児 小児の急性咳嗽に対するハチミツの効果はどのくらいですか?(SR&MA; Cochrane Database Syst Rev. 2018) 咳嗽は保護者の悩みの種であり、外来受診の主な原因です。咳は、小児やその親にとって、生活の質に影響を与え、不安を引き起こし、睡眠に影響を与える可能性があります。いくつかの鎮咳薬が販売されていますが、そのほとんどが中枢作用を有していることから、副作用の懸念が残ります。ハチミツは鎮咳作用を有していること… 2023.02.12 30_小児
09_感染症 SARS-CoV-2感染歴とワクチン接種歴を有するハイブリッド免疫はオミクロン変異株感染および重症化予防に有効ですか?(SR&MA; Lancet Infect Dis. 2023) Omicron (B.1.1.529) variant(オミクロン変異株)の世界的な急増により、多くの人がハイブリッド免疫(SARS-CoV-2感染とワクチン接種の組み合わせにより獲得した免疫)を経験することになりました。しかし、オミクロン変異株に対する防御効果や重症化リスク低減効果については不明… 2023.02.11 09_感染症
07_腎・泌尿器系 慢性腎臓病患者における尿素値と心血管疾患との関連性はどのくらい?(前向きコホート研究; CKD-REIN試験; Nephrol Dial Transplant. 2022) 血清尿素値の上昇は、中等度から進行性のCKDによくみられる。いくつかの研究により、尿素は特に心血管疾患に関する直接的および間接的な尿毒症毒素であることが示されています。しかし、充分に検証されていません。そこで今回は、CKD患者における腎代替療法(RRT)前の血清尿素値が有害な心血管イベントおよび死亡と関連するかどうかを目的に実施された前向きコホート研究の結果をご紹介します。 2023.02.10 07_腎・泌尿器系
02_循環器系 駆出率が保たれた心不全(HFpEF)と糖尿病を併存する患者の長期予後に対するジペプチジルペプチダーゼ4阻害剤の影響はどのくらい?(日本 人口ベース研究; JACC Asia 2023) ジペプチジルペプチダーゼ-4(DPP-4)阻害剤は、動物実験において心不全(HF)に対して多面的な作用を示すことが示されており、予後に影響する可能性がありますが充分に検討されていません。そこで今回は、糖尿病(DM)を有する心不全患者に対するDPP-4阻害薬の影響を検討することを目的と実施された日本… 2023.02.09 02_循環器系05_内分泌代謝系