2022-05

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09_感染症

50歳以上のCOVID-19成人患者において帯状疱疹の発症リスクが増加する?(米国の後向きコホート研究; Open Forum Infect Dis. 2022)

COVID-19発症は帯状疱疹リスクを増加させるのか? 帯状疱疹(HZ)は、潜伏している水痘帯状疱疹ウイルス(VZV)の再活性化によって引き起こされ、痛みを伴う小水疱状の皮膚発疹によって特徴付けられます(PMID: 23863052、PMI...
09_感染症

AZD7442(チキサゲビマブ/シルガビマブ)によるCOVID-19予防効果はどのくらい?(DB-RCT; PROVENT試験; N Engl J Med. 2022)

重症急性呼吸器症候群コロナウイルス2(SARS-CoV-2)に対するワクチン接種は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の負担を軽減しています。しかし、免疫不全者やワクチン接種ができない一部の集団では、依然として重症COVID-19の危険にさらされています。モノクローナル抗体は、免疫系の状…
02_循環器系

アムロジピン誘発性足浮腫に対するシルニジピンへの変更は有効ですか?(単施設前向きコホート研究; J Nepal Health Res Counc. 2021)

高血圧は最も一般的な心血管疾患です。ネパールでは、人口の27.3%が高血圧であることが報告されています。アムロジピンは、その降圧作用の強さから最も頻繁に処方される降圧剤です。しかし、アムロジピンの服用により、最大15%の患者が足浮腫を発症し、服用中止に至ることが報告されています。比較的新しいカルシ…
01_ワクチン vaccine

COVID-19ワクチン未接種かつCOVID-19既往歴を有する成人におけるCOVID-19再感染率はどのくらい?(コホート研究; JAMA Netw Open. 2022)

SARS-CoV-2感染の収束はみられず、世界各地でロックダウンが繰り返されています。一方、米国では感染者数の推移や国民のワクチン接種率などのデータから、公共交通機関および構内におけるマスク着用義務を撤廃しました。一方、CDCはマスク着用義務を5月3日まで延長しました。このような状況の中、COVI…
30_小児

新生児気管内挿管時の経鼻高流量療法は初回挿管の成功率を上昇させる(RCT; N Engl J Med. 2022)

臨床医が新生児挿管に習熟する機会は、時代とともに減少しています。この傾向の要因としては、非侵襲的な呼吸補助の増加、早産児に対する低侵襲なサーファクタント投与法の利用可能性 、メコニウムで染色された羊水で出生した乳児の気管内吸引を推奨しないことなどがあげられます。しかし、最も病的で未熟な乳児に対して…
12_血液・造血器系

早産児の脳内酸素供給に対する輸血赤血球は新鮮な方が良いですか?(RCT; JAMA Pediatr. 2022)

白血球にガンマ線を照射すると、輸血に伴う移植片対宿主病は予防できますが、赤血球の保存病変形成は悪化してしまいます。輸血必要量の多い早産児において、新鮮な照射赤血球が照射・保存赤血球よりも有効であるかどうかは不明です。そこで今回は、貧血を有する早産児に対して、放射線照射された新鮮赤血球と同じく放射さ…
09_感染症

軽症の成人COVID-19患者におけるファビピラビルの有効性は?(DB-RCT; Avi-Mild-19試験; Clin Microbiol Infect. 2022)

軽症COVID-19患者におけるファビピラビル早期投与の効果は? 2021年12月20日現在、コロナウイルス病2019(COVID-19)は、世界中で2億7,500万人以上が感染し、約500万人の死亡を引き起こしました(ジョンズホプキンス大...
02_循環器系

透析を受けている非弁膜症性心房細動患者におけるアピキサバン用量とワルファリンの比較(後向きコホート研究; Am J Kidney Dis. 2022)

透析を受けている非弁膜症性心房細動(NVAF)患者では、血栓塞栓症に伴う心血管イベントのリスクが高いことが報告されています。そのため、抗凝固療法が実施されますが、異なるアピキサバン投与量またはワルファリンを用いた抗凝固レジメン間の臨床転帰の比較は充分に検証されていません。そこで今回は、維持透析を受…
00_その他

コクラン・レビューで検証されたほとんどの医療介入は、質の高いエビデンスによれば有効ではない(J Clin Epidemiol. 2022)

エビデンスレベルが高いとされているシステマティックレビュー・メタ解析(SR&MA)は、個々の研究結果を統合することで、現時点における医療介入による治療効果、あるいは害の大きさについて推し量ることができる方法です。コクランレビューは、メタ解析に組み入れる研究選択において、より厳格な基準を設けているこ…
09_感染症

オミクロンあるいはデルタ流行期におけるCOVID-19症状の違いは?(前向き観察研究; ZOE COVID試験; Lancet. 2022)

デルタ変異株に対するオミクロン変異株の特徴とは? 2021年11月26日、WHOは南アフリカで初めて確認されたSARS-CoV-2の変異株B.1.1.529(omicron、オミクロン)を懸念すべき新変異株として指定しました(PMID: 3...
食事

カロリー制限による減量に加え食事摂取時間を制限しても12ヵ月後の体重減少はあまり変わらない(RCT; N Engl J Med. 2022)

肥満患者は関節痛の他、高血圧症や心血管イベントの併発リスクが高いことが報告されています。基本的には運動療法と食事療法の実施が求められます。食事療法としては、食事摂取の回数、タイミング、そしてカロリー制限が実施されますが、体重減少を目的とした食事摂取の時間制限による長期的な有効性と安全性は明らかでは…
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