レム睡眠の減少は死亡率に影響しますか?(横断研究; MrOS睡眠研究・WSC; JAMA Neurol. 2020)

Association of Rapid Eye Movement Sleep With Mortality in Middle-aged and Older Adults

Eileen B Leary et al.

JAMA Neurol. 2020 Jul 6. doi: 10.1001/jamaneurol.2020.2108. Online ahead of print.

PMID: 32628261

DOI: 10.1001/jamaneurol.2020.2108

試験の重要性

急速眼球運動(REM)睡眠は健康の転帰と関連しているが、REM睡眠と死亡率の関係についてはほとんど知られていない。

目的

2つの独立したコホートにおいて、レム睡眠が死亡リスクの増加と関連しているかどうかを調査し、別の睡眠段階がこの知見を促進している可能性があるかどうかを検討すること。

試験デザイン、設定、参加者

この多施設集団ベースの横断的研究では、Outcomes of Sleep Disorders in Older Men(MrOS)睡眠研究およびWisconsin Sleep Cohort(WSC)のデータを使用した。

MrOSの参加者は2003年12月から2005年3月まで募集され、WSCは1988年に開始された。

レム睡眠と死亡率のデータがあるMrOSとWSCの参加者が含まれていた。

解析は2018年5月に開始し、2019年12月に終了した。

主要アウトカムと尺度

死亡診断書で確認された全死亡率と原因別死亡率。

結果

・MrOSコホートには2,675例(男性[100%]、平均[SD]年齢 76.3[5.5]歳)が含まれ、中央値(四分位間距離)12.1年(7.8~13.2年)の追跡調査が行われた。

・WSCコホートには1,386例(男性 753例[54.3%]、平均[SD]年齢 51.5[8.5]歳)が含まれ、中央値(四分位間距離)は20.8年(17.9〜22.4年)で追跡調査された。

MrOSの参加者は、複数の人口統計学的、睡眠、健康共変量を調整した後、レム睡眠が5%減少するごとに死亡率が13%高くなった(レム睡眠の割合 SD 6.6%)

年齢調整後ハザード比 1.12

完全調整後ハザード比 1.13、95%CI 1.08~1.19

心血管およびその他の死因についても結果は同様であった。

・Kaplan-Meier曲線には閾値効果の可能性が認められ、特に”がん”については、レム睡眠が15%未満の集団では、15%以上の集団に比べて死亡率が高く、オッズ比は1.20~1.35の範囲であった。

・年齢が若く、女性が含まれ、追跡期間が長かったにもかかわらず、WSCコホートでも同様の結果が得られた

ハザード比 1.13、95%CI 1.08〜1.19

・ランダムフォレストモデルでは、レム睡眠が生存に関連する最も重要な睡眠段階であることが確認された。

結論および関連性

レム睡眠の割合の低下は、2つの独立したコホートにおいて、全死亡、心血管系死亡、およびその他の非がん関連死亡のリスクの増加と関連していた。

✅まとめ✅ レム睡眠の15%減少は、死亡リスクの13%(完全調整後ハザード比 1.13、95%CI 1.08~1.19)増加と関連しているかもしれない

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