背景
勉強会などで論文を読むときに、すぐ聞こえてくるのが「日本人が含まれていないよね?」あるいは「日本人が5%しか含まれていないよね?」という声です。この指摘の裏には「日本人が組み入れられていない臨床試験の結果は利用しちゃダメだよね」という主張が見え隠れしていると感じています。
この主張について考えるときに、知っておかなければいけないことは2点あると考えます。そのうちの1つは日本人の特徴です。まず手始めに死亡原因についてとらえておこうと考えました。
結果
2018年(平成30年)における日本人の死亡原因は次の通り。
1位:悪性新生物(腫瘍)
2位:心疾患
3位:老衰
4位:脳血管疾患
5位:肺炎
6位:不慮の事故
7位:自殺
8位:肝疾患
9位:結核
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日本人の死亡原因の3位は老衰。超高齢化社会の足音が聞こえる。
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