一般診療でプラセボ薬を使う頻度はどのくらいですか?(ST&MA; PLoS One. 2018.)

How often do general practitioners use placebos and non-specific interventions? Systematic review and meta-analysis of surveys.

Linde K, et al.

PLoS One. 2018.

PMID: 30142199

【背景】

系統的レビューとメタ分析では、一般開業医/家庭医(GP)が純粋なプラセボ(ブドウ糖のプラセボ錠剤や生理食塩液注射など)と非特異的治療(風邪に対する抗生物質などが該当。不純プラセボや非特異的治療と呼ばれることもある)を使用する頻度に関する利用可能な証拠を要約する。

【方法】

2018年7月までにMedline、PubMed、およびSCOPUSを検索して、GP間の横断的な定量調査を特定した。

主な関心のアウトカムは、少なくとも1回はそのキャリアで、少なくとも1年に1回、少なくとも月に1回または少なくとも週に1回、プラセボ、純粋なプラセボまたは非特異的療法を使用したGPの割合だった。

結果は割合として記述され、変量効果のメタ分析と統合された。

【結果】

・674の出版物のうち、合計2,981GP(27〜783の範囲)を含む13ヶ国、16件の研究が選択基準を満たした。

・キャリアで少なくとも一度プラセボを使用したGPの割合は29%〜97%の範囲だった。

★昨年は少なくとも1回の使用:46%〜95%

★少なくとも月に1回の使用15%〜89%

★少なくとも週に1回の使用:1%〜75%

・非特異的療法の使用は、純粋なプラセボの使用をはるかに上回っていた。たとえば、少なくとも毎月、純粋なプラセボを使用しているGPの割合は、非特異的療法の53%〜89%と比較して、2%〜15%の間で変動した。

・少なくとも週に1回の純粋なプラセボ使用では1〜3%、非特異的治療では16〜75%の間で変動していた。

・プラセボ効果を誘発することに加えて、患者の期待、要求、および医学的問題に関連する他の多くの理由が、プラセボ介入を適用する理由として報告された。

【結論】

GPにおけるプラセボ使用の高い有病率の推定は、主に非特異的療法の頻繁な使用によって促進される。

純粋なプラセボはめったに使用されなかった。定量的知見の解釈は、定義と調査方法の多様性により複雑になっている。


【コメント】

アブストのみ。

研究の目的と結論が噛み合っていないような論文に感じました。

おそらく、処方内容というか処方分類での調整が必要であると考えられます。

処方には専門性が強く反映されるため、ここを調整できないと研究目的と結論がボヤけるように思います。

さて、研究結果によれば、純粋なプラセボ使用は少ないとのこと。反対に不純なプラセボは多いとのこと。

不純なプラセボや非特異的介入を各アウトカムを定義して層別化するとより結果が見えやすくなるように感じました。

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