01_中枢神経系 Brexpiprazoleによるアルツハイマー型認知症における焦燥性興奮(行動障害)への治療効果はどのくらい?(RCT; JAMA Neurol. 2023) 興奮性焦燥感はアルツハイマー型認知症に広くみられる、苦痛で負担の大きい症状です。特に家族や介護者にとっては、深刻な課題であることから、有効で安全かつ忍容性の高い治療が必要とされています。そこで今回は、アルツハイマー型認知症の興奮性焦燥感を… 2023.11.24 01_中枢神経系
02_循環器系 心不全と腎機能低下を有する患者においてダパグリフロジンは継続して良い?(RCTの併合解析; J Am Coll Cardiol. 2023) ナトリウム-グルコース共輸送体-2(SGLT2)阻害薬は心不全(HF)の管理においてガイドラインで推奨されています。これらの治療薬は慢性腎臓病を合併している患者でも開始可能ですが、一部の患者では時間の経過とともに腎機能が悪化する可能性があ… 2023.11.23 02_循環器系未分類
09_感染症 オミクロン変異株(B.1.1.529)流行時のCOVID-19ワクチン接種の効果はどのくらい?(モデル解析; BMC Infect Dis. 2023) 高所得国を含む多くの国が、抗原的に異なる進化を遂げたオミクロン変異体(B.1.1.529)による流行波の制御に苦慮していました。オミクロン流行期におけるワクチン接種の直接的・間接的効果を評価することは、ウイルス対策政策を評価する上で不可欠… 2023.11.22 09_感染症
00_その他 食事中の子どもの騒がしい行動に対する母親の摂食戦略には7タイプある?(アンケート調査; Appetite. 2023) 親の摂食習慣は子どもの食事摂取量に影響を与えます。子どもの食の好き嫌い行動に対する親の反応を調べた多くの研究は、限られた摂食習慣を評価する質問紙調査に限られています。また、子どもが騒いだり、食べるのを嫌がったりしているときに、親がどのよう… 2023.11.21 00_その他
02_循環器系 非心臓手術前のレニン-アンジオテンシン系阻害薬の中止と継続どちらが良いですか?(RCT; SPACE試験; Eur Heart J. 2023) 特にレニン-アンジオテンシン系(RAS)阻害薬(アンジオテンシン変換酵素阻害薬/アンジオテンシンII受容体拮抗薬)を投与されている患者では、血行動態の不安定性が周術期の心筋傷害と関連していることが報告されています。低血圧を最小にするために… 2023.11.20 02_循環器系
00_その他 医師の服装とプロ意識に対する一般市民の認識には相関がありますか?(米国のアンケート調査; JAMA Netw Open. 2021) 医師のプロフェッショナリズムは服装で判断されるのか?近年、医師のカジュアルな服装(フリースジャケットやソフトシェルジャケット)の人気が高まっていますが、これらの服装に対する一般市民の認識は研究されていません。さらに、ジェンダーバイアスにより... 2023.11.19 00_その他
08_炎症・免疫・アレルギー系 アレルギー性鼻炎の症状に対する非盲検プラセボ vs. 二重盲検プラセボ vs. 通常治療(RCT; Sci Rep. 2023) プラセボ効果は多くの臨床症状で知られています。特に抗精神病薬や疼痛治療薬の臨床試験においては、プラセボ薬あるいは標準治療薬との比較が求められます。最近まで、プラセボ効果にはプラセボを欺くことが不可欠であると考えられていましたが、興味深い新… 2023.11.18 08_炎症・免疫・アレルギー系
12_血液・造血器系 小児、青年、若年成人におけるCT放射線被曝による血液学的悪性腫瘍のリスクはどのくらい?(オランダのコホート研究; EPI-CTコホート; Nat Med. 2023) 年間100万人以上のヨーロッパの小児がコンピュータ断層撮影(CT)検査を受けることが知られています。中~高線量の電離放射線被曝は血液悪性腫瘍のリスク因子として確立されていますが、CT検査の線量レベルでのリスクは依然として不明です。そこで今… 2023.11.17 12_血液・造血器系13_悪性腫瘍
食事 子どもの偏食と親のプレッシャーには双方向の関連がある?(オランダのコホート研究; Physiol Behav. 2017) 幼児期の子どもが食事に好き嫌い(偏食)を示すことはよくあり、しばしば親に不安を抱かせます。親による圧迫的な摂食戦略は子どもの偏食を誘発したり悪化させたりする可能性がありますが、こうした摂食戦略も同様に子どもの偏食に対する親の反応である可能… 2023.11.16 食事
09_感染症 インフルエンザウイルス感染症に対するバロキサビル マルボキシル vs. オセルタミビル(SR&MA; J Infect Chemother. 2023) 新たに開発されたキャップ依存性エンドヌクレアーゼ阻害薬であるバロキサビル マルボキシル(Baloxavir marboxil, BXM)は、入院患者および外来患者におけるインフルエンザウイルス感染症の治療に広く使用されています。以前のメタ… 2023.11.15 09_感染症
09_感染症 合併症のない創傷感染予防のための予防的局所抗生物質の効果はどのくらい?(SR&MA; Infect Drug Resist. 2018) 合併症のない創傷の感染予防のために局所抗生物質を処方することは一般的です。しかし、その有効性はあまり報告されていません。そこで今回は、予防的外用抗生物質による合併症のない創傷の感染予防に効果について検証したシステマティックレビュー・メタ解… 2023.11.14 09_感染症
09_感染症 COVID-19パンデミックに関する歴史的物語は動機に偏っている(Nature. 2023) SARS-CoV-2パンデミックを人々がどのように想起するかは、パンデミックへの備えや適切な政治行動に関する今後の社会的議論において極めて重要であると考えられます。しかし、これまでの研究では、単純に忘れるだけでなく、強い動機や現在の状況に… 2023.11.13 09_感染症
07_腎・泌尿器系 抗利尿ホルモン分泌不全症候群に対する尿素の効果は?(系統的レビュー; JAMA Netw Open. 2023) 抗利尿ホルモン不適合分泌症候群(SIADH)は、特定の不適切な状況下での下垂体による抗利尿ホルモン(バソプレシン)の放出量が過多となることで体液が保持され、血中ナトリウム濃度が希釈されて低下します。低ナトリウム血症が引き起こされると、動作… 2023.11.12 07_腎・泌尿器系
08_炎症・免疫・アレルギー系 変形性膝関節症の膝痛に対する細胞ベース注射 vs. ステロイド注射(RCT; Nat Med. 2023) 様々な種類の細胞注射が、変形性膝関節症患者に対する人気の高い、費用のかかる治療選択肢となっていますが、互いの有効性や副腎皮質ステロイド注射との相対的な有効性を立証する文献はほとんどありません。そこで今回は、副腎皮質ステロイド注射(cort… 2023.11.11 08_炎症・免疫・アレルギー系
03_呼吸器系 小児の非特異的急性咳嗽に対するハチミツミルクの3日間投与の効果はどのくらい?(Open-RCT; Allergol Immunopathol (Madr). 2015) はちみつは、オーストラリアのガイドラインで小児の非特異的な急性咳嗽に推奨されています。これまで実施されたランダム化比較試験では、はちみつを夕方1回摂取した場合の鎮咳効果は評価されていますが、複数回摂取した場合の効果は検討されていません。そ… 2023.11.10 03_呼吸器系
01_ワクチン vaccine 季節性インフルエンザワクチン接種に対する意識と障壁の変化:2007年〜2023年(アンケート調査; J Community Health. 2023) 季節性インフルエンザは、主に冬季に流行するウイルス感染症の一つです。インフルエンザウイルスのゲノムRNAは8分節しており、それぞれの分節RNA(1〜8)で、コードされているウイルスタンパクが異なっています。インフルエンザウイルスは変異スピ… 2023.11.09 01_ワクチン vaccine09_感染症
02_循環器系 自然頭蓋内出血後の心房細動患者における経口抗凝固療法の効果は?(RCT個別データのメタ解析; COCROACH試験; Lancet Neurol. 2023) 心房細動と自然発症の頭蓋内出血を有する患者における主要有害心血管イベント予防のための経口抗凝固療法の安全性と有効性は不明です。そこで今回は、自然発症の頭蓋内出血と心房細動を有する患者において、経口抗凝固療法を開始した場合と回避した場合の効… 2023.11.08 02_循環器系
02_循環器系 ウェアラブル心電図で検出される心房および心室の期外収縮は心血管イベントの発生と相関しますか?(データベース研究; Eur Heart J Digit Health. 2023) ウェアラブルデバイスは心電図(ECG)をユビキタス(使いたいときに場所を選ばずに利用できること)な医療検査に変えつつあります。しかし、患者転帰への影響については充分に検証されていません。そこで今回は、心血管系疾患(CVD)のない人を対象に… 2023.11.07 02_循環器系未分類
未分類 急性虚血性脳卒中患者における降圧治療は早期に行った方が良いのか?(Open-RCT; BMJ. 2023) 急性虚血性脳卒中は局所的な脳虚血に起因して突然生じる神経脱落症状のうち、永続的な脳梗塞を伴います。一般的には、血圧が220/120mmHgを超えていなければ、すぐには高血圧の治療は行われません。動脈が狭窄している場合、脳に充分な血液を送る… 2023.11.06 未分類
09_感染症 軽度〜中等度のCOVID-19患者に対する経口ドンペリドンはSARS-CoV-2ウイルス量を減少できますか?(RCT; Ann Med. 2023) ドンペリドンはin vitroで重症急性呼吸器症候群コロナウイルス2(SARS-CoV-2)に対する抗ウイルス活性を示し、プロラクチン分泌刺激による免疫抑制作用が期待されています。しかし、実臨床において、COVID-19患者に対するドンペ… 2023.11.05 09_感染症