00_その他 小児期の短時間睡眠と青年期の精神病との関連性は?(コホート研究; JAMA Psychiatry. 2024) 小児期の長期間にわたる短時間睡眠は、精神病の発症を含む長期的な精神的健康に有害な影響を及ぼす可能性があります。さらに、これらの関連性の潜在的な基礎となる機序は依然として不明です。そこで今回は、小児期の持続的な夜間睡眠時間の短縮と、24歳時… 2024.06.09 00_その他30_小児30_睡眠
01_ワクチン vaccine 乳児のRSウイルスによる入院予防にニルセビマブは有効ですか?(実用的試験; HARMONIE試験; N Engl J Med. 2023) 呼吸器合胞体ウイルス(Respiratory syncytial virus, RSV)は年齢を問わず、顕性感染を引き起こすことが知られています。特に乳幼児期においては非常に重要な病原ウイルスであり、生後数週〜数ヵ月の期間にもっとも重症な… 2024.01.08 01_ワクチン vaccine09_感染症30_小児
00_その他 乳幼児への口移し予防行動により3歳児の虫歯リスクを低減できますか?(横断研究; Caries Res. 2011) 小児の口腔内細菌は主に母親から感染することが示唆されており、小児の齲蝕罹患率とその両親の齲蝕罹患率の関係を説明しているのかもしれません。しかし、口腔内細菌の垂直伝播を防止するための対策が小児の齲蝕レベルに及ぼす影響について検討した研究はほ… 2023.09.14 00_その他30_小児食事
30_小児 小児期におけるテトラサイクリン曝露と歯の健康の関連性は?(システマティックレビュー; Pediatrics. 2023) テトラサイクリン系抗生物質は、マグネシウムなどの2価イオンとキレートを形成することで蛍光を発することが知られており、歯が形成される時期(12歳頃まで)に服用すると歯の中に蛍光粒子が取り込まれ、象牙質に着色を起こしますことが報告されています… 2023.07.30 30_小児
10_眼関連疾患 小児の近視発生率に対する低濃度アトロピン点眼薬の効果はどのくらい?(DB-RCT; LAMP2; JAMA. 2023) 近視の早期発症は、その後の強度の近視と関連し、一度発症した近視は不可逆的であることが報告されています。過去の報告で、0.01%濃度のアトロピン点眼により、小児の近視発症を遅らせる可能性が示されていますが、充分に検討されていません。そこで今… 2023.04.07 10_眼関連疾患30_小児
30_小児 ストーマを有する新生児における粘液瘻への注入の効果はどのくらい?(観察研究のメタ解析; Arch Dis Child Fetal Neonatal Ed. 2023) 粘膜瘻への注入(再給餌:Mucous Fistula Refeeding, MFR)とは、腹部手術後にストーマ(ストマ:ostomy)を活用している場合に、近位ストーマからの排水を遠位粘膜瘻に導入して腸の生理機能を維持することです。このよ… 2023.03.23 30_小児
04_消化器系 小児の抗生物質関連下痢予防のためのプロバイオティクスの効果はどのくらい?(コクランレビュー; CDSR. 2019) 抗生物質は腸内細菌叢のバランスを変化させ、抗生物質関連下痢症(AAD)を引き起こします。特に小児においてはバランスが乱れやすいことから整腸剤などのプロバイオティクスが併用されます。プロバイオティクスは、腸管バリア、腸内細菌叢の回復、および… 2023.03.21 04_消化器系30_小児
01_中枢神経系 妊娠中の抗うつ薬使用と出生児の神経発達障害リスクとの関連性はどのくらい?(コホート研究; JAMA Intern Med. 2022) 妊娠中の抗うつ薬の使用は、いくつかの研究において、小児の神経発達障害と関連していることが報告されています。しかし、その結果は、親の精神的健康状態、遺伝、および環境因子による制御不能な交絡によって説明されるかもしれません。つまり、妊娠中の抗うつ薬使用が、小児の神経発達障害リスクの直接的な原因かどうか… 2023.03.07 01_中枢神経系30_小児
30_小児 小児の急性咳嗽に対するハチミツの効果はどのくらいですか?(SR&MA; Cochrane Database Syst Rev. 2018) 咳嗽は保護者の悩みの種であり、外来受診の主な原因です。咳は、小児やその親にとって、生活の質に影響を与え、不安を引き起こし、睡眠に影響を与える可能性があります。いくつかの鎮咳薬が販売されていますが、そのほとんどが中枢作用を有していることから、副作用の懸念が残ります。ハチミツは鎮咳作用を有していること… 2023.02.12 30_小児
02_循環器系 小児心疾患患者におけるエドキサバンの血栓塞栓症予防効果はどのくらいですか?(RCT; ENNOBLE-ATE試験; J Am Coll Cardiol. 2022) 小児心疾患患者における血栓塞栓症(TE)予防のための標準治療(SOC)抗凝固療法には、低分子ヘパリンまたはビタミンK拮抗薬がもちいられています。代替療法として直接作用型抗凝固薬(OAC)がしょうんん販売されていますが、小児におけるデータは限られています。そこで今回は、小児におけるエドキサバンの安全… 2023.01.16 02_循環器系30_小児
30_小児 超定出生体重児に対する1g/日のアミノ酸投与は2年後の神経障害リスクを低減しない(DB-RCT; ProVIDe試験; N Engl J Med. 2022) 非経口アミノ酸摂取量の増加が超低出生体重児の転帰を改善するかどうかは不明です。特にアミノ酸は神経の形成や発達に影響を及ぼすことから、神経障害リスクを低減する可能性がありますが、充分に検討されていません。そこで今回は、8施設の新生児集中治療室で出生体重1000g未満の乳児(超低出生児)を、出生後最初… 2022.12.11 30_小児
30_小児 おくるみは股関節異形成不全リスクを増加させる?(RCT; BMC Pediatr. 2021) モンゴルの伝統的な乳幼児の産着(おくるみ、swaddling、スワドリング)は、手足を伸ばし、股関節を内転させるため、股関節の成熟と形成に異常をきたし、股関節の発達異常(DDH)の一因となる可能性があります。しかし、おくるみとDDHリスクについては充分に検討されていません。そこで今回は、おくるみの… 2022.11.29 30_小児
30_小児 新生児気管内挿管時の経鼻高流量療法は初回挿管の成功率を上昇させる(RCT; N Engl J Med. 2022) 臨床医が新生児挿管に習熟する機会は、時代とともに減少しています。この傾向の要因としては、非侵襲的な呼吸補助の増加、早産児に対する低侵襲なサーファクタント投与法の利用可能性 、メコニウムで染色された羊水で出生した乳児の気管内吸引を推奨しないことなどがあげられます。しかし、最も病的で未熟な乳児に対して… 2022.05.07 30_小児
05_内分泌代謝系 10~24歳の2型糖尿病患者におけるダパグリフロジンの効果は?(小規模RCT; Lancet Diabetes Endocrinol. 2022) 小児、青年、若年成人2型糖尿病患者に対するダパグリフロジンの有効性は? 糖尿病は大きく1型と2型に分類され、1型糖尿病は感染症などに続発して発症する可能性が報告されています。一方、2型糖尿病は遺伝的素因が大きく関与していることが報告されてい... 2022.04.29 05_内分泌代謝系30_小児
03_呼吸器系 同種・異種混合COVID-19ブースターワクチン接種による中和抗体価の増加に違いはあるのか?(RCT; DMID 21-0012試験; N Engl J Med. 2022) 米国では、mRNA-1273(Moderna社製)、Ad26.COV2.S(John-son & Johnson、Janssen社製)、BNT162b2(Pfizer-BioNTech社製)という3種類のワクチン候補が重症急性呼吸器症候群コロナウイルス2(SARS-CoV-2)に対して大きな効果を… 2022.03.16 03_呼吸器系30_小児
03_呼吸器系 上気道炎小児の急性咳嗽に対するチペピジンヒベンズ酸塩の効果はどのくらいですか?(Open-RCT; 外来小児科2019) 上気道炎患児の咳嗽に対するアスベリン®️の効果は? 咳嗽は、発熱に次いでプライマリ・ケアの小児科 外来を受診することの多い臨床症状であることが知られています。また季節に関係なく外来患者の30%前後が咳嗽を伴って受診しており、6 歳未満児が ... 2021.05.24 03_呼吸器系09_感染症30_小児