08_炎症・免疫・アレルギー系 鉄欠乏性貧血に対する最適な経口鉄剤の投与タイミングは?(後向きコホート研究; JAMA Netw Open. 2024) 正常腎機能(NKF)または慢性腎臓病(CKD)を有する鉄欠乏性貧血(IDA)患者における最適な経口鉄補給戦略は不明です。そこで今回は、NKFまたはCKDのいずれかを有する鉄欠乏性貧血患者において、異なる経口鉄補給戦略とヘモグロビンおよび鉄… 2024.11.19 08_炎症・免疫・アレルギー系
08_炎症・免疫・アレルギー系 アプレミラストによる早期小関節型乾癬の治療効果は?(DB-RCT; FOREMOST試験; Ann Rheum Dis. 2024) 少関節型乾癬性関節炎(PsA)は、乾癬において頻度が高い疾患ですが、ほとんど研究されていないません。そこで今回は、初期の少関節型PsAにおけるアプレミラスト(商品名:オテズラ)の有効性を評価することを目的に実施されたランダム化比較試験(F… 2024.11.16 08_炎症・免疫・アレルギー系
08_炎症・免疫・アレルギー系 肥満は早期関節リウマチにおける治療効果不良の危険因子?(RCT; NORD-STAR研究; RMD Open. 2024) 関節リウマチ(RA)における治療失敗は、長期合併症のリスクの増加、患者QOLの低下、社会的経済的負担の増大と関連しています。肥満はRA発症の確立された危険因子です。さらに、過体重または肥満を有するRA患者では、正常体重RA患者と比較して、… 2024.10.16 08_炎症・免疫・アレルギー系
01_中枢神経系 腰痛と変形性関節症に対するアセトアミノフェン併用療法の効果は?(メタ解析; Drugs. 2024) パラセタモール(アセトアミノフェン)を他の鎮痛薬と併用することで、一部の疼痛疾患では疼痛強度を軽減することができますが、腰痛症や変形性関節症の管理における有効性は不明です。そこで今回は、腰痛症や変形性関節症において、アセトアミノフェン併用… 2024.09.14 01_中枢神経系08_炎症・免疫・アレルギー系
08_炎症・免疫・アレルギー系 中等度から重度のアトピー性皮膚炎を有する青年および成人患者を対象としたネモリズマブと外用併用療法の効果はどのくらい?(DB-RCT; ARCADIA試験; Lancet. 2024) インターロイキン(IL)-31受容体サブユニットα拮抗薬であるネモリズマブは、アトピー性皮膚炎におけるIL-31経路を阻害することでかゆみと皮膚炎症を鎮めます。今回ご紹介するのは、アトピー性皮膚炎におけるネモリズマブの有効性と安全性を評価… 2024.08.18 08_炎症・免疫・アレルギー系
08_炎症・免疫・アレルギー系 1~11歳の好酸球性食道炎患者に対するデュピルマブ投与の効果は?(RCT; EoE KIDS試験; N Engl J Med. 2024) デュピルマブはインターロイキン-4およびインターロイキン-13経路を遮断するヒトモノクローナル抗体であり、成人および青年の好酸球性食道炎を含む、2型炎症を特徴とする5種類のアトピー性疾患に有効性を示しています。しかし、12歳未満の小児に対… 2024.07.20 08_炎症・免疫・アレルギー系
06_骨代謝系 変形性膝関節症に対するクリルオイルの効果はどのくらい?(DB-RCT; JAMA. 2024) 変形性膝関節症は障害をもたらしますが、有効な治療法はほとんどありません。クリルオイル(オキアミ油)のサプリメントは膝の痛みを改善することが予備的に示唆しましたが、変形性膝関節症に対する効果は不明です。そこで今回は、著しい膝関節痛と滲出液-… 2024.06.05 06_骨代謝系08_炎症・免疫・アレルギー系
08_炎症・免疫・アレルギー系 アトピー性皮膚炎(湿疹)の局所外用治療で優れるものは?(RCTのNMA; J Allergy Clin Immunol. 2023) アトピー性皮膚炎に対する局所外用治療薬として優れているものはどれか? アトピー性皮膚炎(AD)は一般的な皮膚疾患であり、複数の外用療法があるものの、効果比較は充分に行われていません。 そこで今回は、アトピー性皮膚炎に対する処方外用療法の有益... 2023.12.21 08_炎症・免疫・アレルギー系
08_炎症・免疫・アレルギー系 滑膜炎を伴う変形性手関節症に対するメトトレキサートの効果は?(DB-RCT; METHODS試験; Lancet 2023) 変形性手関節症に対するメトトレキサートの効果はどのくらいか? 変形性手関節症は、有効な治療法がほとんどなく、患者に障害をもたらす疾患です。滑膜炎を伴う変形性手関節症は、疼痛を伴う一般的な炎症表現型であることから、メトトレキサートが有効である... 2023.12.18 08_炎症・免疫・アレルギー系
08_炎症・免疫・アレルギー系 アロプリノールは肝硬変関連合併症を予防できますか?(QB-RCT; Am J Med. 2023) 肝硬変とは、B型やC型肝炎ウイルス感染、アルコール、非アルコール性脂肪性肝炎などによって肝臓に炎症が生じ、その炎症を修復するときにできる線維増加が肝臓全体に拡がった状態のことです。肝硬変では、腹水や食道静脈瘤、肝性脳症や黄疸、こむらがえり… 2023.12.08 08_炎症・免疫・アレルギー系
08_炎症・免疫・アレルギー系 慢性特発性蕁麻疹に対する鍼治療の有効性はどのくらい?(RCT; Ann Intern Med. 2023) 慢性特発性蕁麻疹(chronic spontaneous urticaria, CSU)患者に対する鍼治療の有効性は、少数の小規模研究で報告されています。より大規模な試験での検証が求められています。そこで今回は、鍼治療がCSUに対して偽鍼… 2023.11.29 08_炎症・免疫・アレルギー系
08_炎症・免疫・アレルギー系 アレルギー性鼻炎の症状に対する非盲検プラセボ vs. 二重盲検プラセボ vs. 通常治療(RCT; Sci Rep. 2023) プラセボ効果は多くの臨床症状で知られています。特に抗精神病薬や疼痛治療薬の臨床試験においては、プラセボ薬あるいは標準治療薬との比較が求められます。最近まで、プラセボ効果にはプラセボを欺くことが不可欠であると考えられていましたが、興味深い新… 2023.11.18 08_炎症・免疫・アレルギー系
08_炎症・免疫・アレルギー系 変形性膝関節症の膝痛に対する細胞ベース注射 vs. ステロイド注射(RCT; Nat Med. 2023) 様々な種類の細胞注射が、変形性膝関節症患者に対する人気の高い、費用のかかる治療選択肢となっていますが、互いの有効性や副腎皮質ステロイド注射との相対的な有効性を立証する文献はほとんどありません。そこで今回は、副腎皮質ステロイド注射(cort… 2023.11.11 08_炎症・免疫・アレルギー系
08_炎症・免疫・アレルギー系 痛風に対するアロプリノール開始時のコルヒチンまたはNSAID予防投与の安全性は?(PSマッチコホート研究; Ann Rheum Dis. 2023) 痛風に対してアロプリノールなどの治療薬を開始するが、この際にコルヒチンまたは非ステロイド性抗炎症薬(NSAID)などの抗炎症薬が予防的に投与されることがあります。しかし、抗炎症薬を予防投与した場合の安全性については充分に検討されていません… 2023.10.27 08_炎症・免疫・アレルギー系
08_炎症・免疫・アレルギー系 アレルギー免疫療法が早期に実施されている患者の特徴とは?(後向きコホート研究; REACT試験; Front Pediatr. 2023) 呼吸器アレルギーは、一般的にアレルギー性鼻炎(AR)や喘息として現れる慢性進行性疾患であり、小児期に発症することが多いことが知られています。アレルギー免疫療法(AIT)は呼吸器アレルギーの唯一の原因療法(根治療法)であり、アレルギーの根本… 2023.09.29 08_炎症・免疫・アレルギー系
08_炎症・免疫・アレルギー系 成人における胸腺摘出による健康への影響は?(データベース研究; N Engl J Med. 2023) 未熟なリンパ球前駆細胞は胸腺でT細胞となり増殖し、このうち自己抗原と強く反応するものが排除され、自己抗原を認識しないかまたは弱く反応する、かつ外来抗原とは強く反応するT細胞が血中に送り出されます。T細胞は、生後まもないヒトにおいて相対的に… 2023.08.29 08_炎症・免疫・アレルギー系
08_炎症・免疫・アレルギー系 変形性膝関節症におけるステムピューセルの効果はどのくらい?(小規模DB-RCT; Am J Sports Med. 2023) 変形性関節症は慢性、進行性、退行性の疾患であり、治療の選択肢は限られています。これまでは疼痛や炎症を抑える対処療法が中心です。近年、生物学的療法が変形性関節症の治療法として発展しつつあります。そこで今回は、変形性関節症患者において、同種間… 2023.07.21 08_炎症・免疫・アレルギー系
02_循環器系 心血管疾患リスクを有する患者におけるウパダシチニブの安全性は?(DB-RCT; SELECT試験の事後解析; Ann Rheum Dis. 2023) 心血管(CV)リスクを少なくとも1つ以上有している50歳以上の関節リウマチ(RA)患者において、腫瘍壊死因子(TNF)阻害薬治療と比較したトファシチニブの重篤な有害事象(AE)リスクの増加が報告されました(ORAL Surveillanc… 2023.07.15 02_循環器系08_炎症・免疫・アレルギー系
08_炎症・免疫・アレルギー系 変形性手関節症に対するコルヒチンの効果はどのくらい?(DB-RCT; COLOR試験; The Lancet Rheumatology 2023) コルヒチンは変形性関節症の治療薬として提案されることがありますが、矛盾したエビデンスが報告されています。そこで今回は、手指の変形性関節症患者を対象に、コルヒチンの有効性と安全性をプラセボと比較検証した単施設二重盲検ランダム化プラセボ対照試… 2023.06.27 08_炎症・免疫・アレルギー系未分類
08_炎症・免疫・アレルギー系 アトピー性皮膚炎の成人における静脈血栓塞栓症のリスクはどのくらいか?(人口ベースコホート研究; JAMA Dermatol. 2023) アトピー性皮膚炎(AD)と複数の心血管疾患との関連は、慢性全身性炎症に関する病態機序と血管への影響の可能性から調査されてきました。しかしながら、成人期におけるADと静脈血栓塞栓症(VTE)発症との関連はほとんど知られていません。そこで今回… 2023.06.14 08_炎症・免疫・アレルギー系