07_腎・泌尿器系 慢性腎臓病と正常アルブミン尿を有する集団におけるアルブミン尿と慢性腎臓病の進行との関連性は?(米国のコホート研究; Ann Intern Med. 2024) アルブミン尿は慢性腎臓病(CKD)進行の主要な危険因子であり、特に中等度(30〜300mg/g)または重度(300mg/g以上)に分類されます。しかし、CKD患者における正常アルブミン尿の範囲内(30mg/g未満)のアルブミン尿の予後に関… 2024.05.03 07_腎・泌尿器系
05_内分泌代謝系 メトホルミン投与中の2型糖尿病患者における痛風予防にはSGLT2阻害薬が有効?(標的試験エミュレーション; JAMA Intern Med. 2024) ナトリウム-グルコース共輸送体2型阻害薬(SGLT2i)は、心血管、腎臓、血清尿酸値低下作用を有する2型糖尿病(T2D)の画期的な治療薬とされています。血清尿酸の低下作用が痛風発作のリスク低減と関連しているのかについては充分に検証されてい… 2024.04.28 05_内分泌代謝系07_腎・泌尿器系
00_その他 腎機能障害を有する入院患者におけるChatGPTの臨床ルールガイド下投与介入の成績は不良?(横断研究; Eur J Clin Pharmacol. 2024) 臨床判断支援システム(Clinical decision support systems, CDSS)は、腎機能障害患者において投与量変更の必要性がある薬剤を特定するために使用されています。ChatGPTは、電子カルテ(electroni… 2024.04.25 00_その他07_腎・泌尿器系40_AI
05_内分泌代謝系 2型糖尿病におけるエンパグリフロジンと急激な腎機能低下発生率との関連性は?(RCTの探索的解析; Kidney Med. 2023) ほとんどの2型糖尿病(T2DM)患者において腎機能は徐々に低下することが知られています。多くの患者は進行性の慢性腎臓病(CKD)を発症しますが、一部の患者では腎機能が急速に低下し、腎不全や心血管疾患のリスクが高くなることも報告されています… 2024.03.29 05_内分泌代謝系07_腎・泌尿器系
07_腎・泌尿器系 代謝性アシドーシス患者におけるベベリマーのCKD進行抑制効果はどのくらい?(DB-RCT; VALOR-CKD試験; J Am Soc Nephrol. 2024) 代謝性アシドーシスはCKDの一般的な合併症であり、腎機能の急速な低下と関連していますが、代謝性アシドーシスの治療がCKDの進行を遅らせる効果を検証するための、充分なパワーを有する対照ランダム化試験は実施されていません。ベベリマーは消化管か… 2024.03.10 07_腎・泌尿器系
07_腎・泌尿器系 高齢女性透析依存患者におけるデノスマブ投与による重篤な低カルシウム血症の発生率はどのくらい?(後向きコホート研究; JAMA. 2024) 透析依存患者は骨折による罹患率が高いことが知られていますが、最適な治療戦略に関するエビデンスはほとんどありません。また、慢性腎臓病-ミネラルおよび骨障害は透析依存患者においてほぼ普遍的であり、骨格脆弱性の診断と治療を複雑にしています。そこ… 2024.02.04 07_腎・泌尿器系
02_循環器系 高カリウム血症に関連したRAASi治療の減少は、その後の入院治療の増加と関連する?(データベース研究; Nephrol Dial Transplant. 2024) 高カリウム血症は、慢性腎臓病(CKD)および/または心不全(HF)患者において、レニン・アンジオテンシン・アルドステロン系阻害薬(RAASi)による最適なガイドライン指示治療を達成するための障壁となっています。しかし、RAASiを継続した… 2024.02.02 02_循環器系07_腎・泌尿器系
07_腎・泌尿器系 性腺機能低下症の男性におけるテストステロン補充療法中の安全性は?(DB-RCT; JAMA Netw Open. 2023) テストステロン補充療法(TRT)が前立腺がんおよびその他の前立腺有害事象のリスクに及ぼす影響は不明です。そこで今回は、性腺機能低下症の男性において、高悪性度前立腺がん(グリソンスコア4以上 + 3)、あらゆる前立腺がん、急性尿閉、侵襲的前・・・ 2024.01.21 07_腎・泌尿器系
07_腎・泌尿器系 サイアザイド誘発性低ナトリウム血症の累積発生率はどのくらいか?(集団ベースのコホート研究; Ann Intern Med. 2023) 医薬品の添付文書によると、サイアザイド誘発性低ナトリウム血症の頻度は不明、またはまれから非常にまれ(すなわち、1万人に1人未満から100人に1人未満)であるが、正確な負担は不明なままです。そこで今回は、日常臨床において、非サイアザイド系降… 2024.01.01 07_腎・泌尿器系
07_腎・泌尿器系 抗利尿ホルモン分泌不全症候群に対する尿素の効果は?(系統的レビュー; JAMA Netw Open. 2023) 抗利尿ホルモン不適合分泌症候群(SIADH)は、特定の不適切な状況下での下垂体による抗利尿ホルモン(バソプレシン)の放出量が過多となることで体液が保持され、血中ナトリウム濃度が希釈されて低下します。低ナトリウム血症が引き起こされると、動作… 2023.11.12 07_腎・泌尿器系
07_腎・泌尿器系 腎機能・アルブミン尿と心房細動発症リスクとの関連性は?(メタ解析; Am J Kidney Dis. 2023) 心房細動(AF)と慢性腎臓病(CKD)はしばしば共存することが報告されています。しかし、CKDが心房細動発症の独立した危険因子であるかどうかは明らかとなっていません。そこで今回は、CKDのマーカーである推算糸球体濾過量(eGFR)およびア… 2023.10.23 07_腎・泌尿器系
02_循環器系 2型糖尿病患者のアルブミン尿に対するエンパグリフロジンへのセマグルチド追加効果はどのくらい?( DB-RCT; Diabetes Obes Metab. 2023) 2型糖尿病は腎臓病を合併することが多く、患者予後に影響を与えることから、治療戦略の確立が求められています。2型糖尿病の治療薬は多く販売されていますが、中でもナトリウム-グルコース共輸送体-2阻害薬(SGLT-2i)とグルカゴン様ペプチド-… 2023.10.08 02_循環器系07_腎・泌尿器系
07_腎・泌尿器系 進行CKDにおける尿酸排泄および血清尿酸値に対するダパグリフロジンの効果はどのくらい?(後向き研究; Sci Rep. 2023) ナトリウム-グルコース共輸送体2阻害薬(SGLT2i)は慢性腎臓病(CKD)患者において腎保護作用を示し、糖尿病患者においては血清尿酸値を低下させることが示されています。しかし、進行したCKD患者においてSGLT2iが血清尿酸値を低下させ… 2023.09.26 07_腎・泌尿器系
05_内分泌代謝系 エンドセリン受容体拮抗薬アトラセンタンの使用は、2型糖尿病および慢性腎臓病患者において疼痛軽減に関連する(SONAR試験の事後解析; Kidney Int. 2023) 疼痛は糖尿病や慢性腎臓病(CKD)患者に多くみられます。これらの患者における慢性疼痛の管理は、非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)やオピオイドを含む一般的に使用される薬剤の腎毒性によって制限されています。これまでの研究でエンドセリン-1… 2023.09.12 05_内分泌代謝系07_腎・泌尿器系
02_循環器系 重症腎不全患者の静脈血栓塞栓症治療におけるアピキサバン vs. ワルファリン(SR&MA; Thromb Res. 2023) 慢性腎臓病は静脈血栓塞栓症(VTE)の独立した危険因子です。従来、VTE治療には低分子ヘパリン(LMWH)に続いてワルファリンが使用されてきました。アピキサバンを含む直接経口抗凝固薬(DOAC)は、腎機能が正常な患者において、従来の治療法… 2023.08.03 02_循環器系07_腎・泌尿器系
07_腎・泌尿器系 RAS阻害薬で治療中の慢性腎臓病に対し利尿薬とカルシウム拮抗薬、どちらを併用した方が良いのか?(全国規模のコホート研究; Kidney Int. 2023) 慢性腎臓病(CKD)患者において、腎保護の観点からレニン・アンジオテンシン系阻害薬(RASi)を使用しますが、追加する治療薬として利尿薬とカルシウム(Ca)拮抗薬、どちらが患者予後において優れているのかについては明らかとなっていません。そ… 2023.06.28 07_腎・泌尿器系
07_腎・泌尿器系 慢性腎臓病を有さない集団における腎機能の軌跡と長期的な心血管リスクとの関連性はどのくらい?(前向きコホート4件のデータ解析; J Am Heart Assoc. 2023) 慢性腎臓病(CKD)患者における腎機能の縦断的な軌跡は、心血管イベントと関連していることが報告されています。しかし、CKDを有さない患者における腎機能の変化パターンは、まだ報告されていません。そこで今回は、CKDを有さない集団における腎機… 2023.06.06 07_腎・泌尿器系
05_内分泌代謝系 2型糖尿病と慢性腎臓病を有する集団における腎・心血管アウトカムに対する有効性・安全性で優れる薬剤はどれか?(RCTのSR&MA; Diabetes Res Clin Pract. 2023) 2型糖尿病は慢性腎臓病など多くの合併症を引き起こし、患者予後を悪化させます。多くの糖尿病治療薬が使用されていますが、患者予後に優れる薬剤の検証については充分に行われていません。そこで今回は、ナトリウムグルコース共輸送体2阻害薬(SGLT-… 2023.05.27 05_内分泌代謝系07_腎・泌尿器系
07_腎・泌尿器系 地域在住の高齢女性の転倒予防に対する2年間の運動効果はどのくらい?(RCT; Age Ageing. 2023) 共同運動介入は、転倒や怪我の予防に役立つ可能性があります。しかし、そのような戦略の有効性を実証する実用的な臨床試験の結果は一貫しておらず、質の高い前向き研究の実施が求められます。そこで今回は、初期6ヵ月間の監督された週1回のジムと太極拳セ… 2023.05.23 07_腎・泌尿器系
07_腎・泌尿器系 慢性腎臓病患者における脳卒中のタイプと発症リスクの程度はどのくらい?(SR&MA; Nephrol Dial Transplant. 2022) 慢性腎臓病(CKD)は、腎機能の低下のみではなく、脳卒中などの心血管イベントの発生リスク上昇と関連しています。しかし、CKD患者における虚血性脳卒中と出血性脳卒中の相対的な頻度については、明確に説明されていません。さらに、急性虚血性脳卒中… 2023.05.14 07_腎・泌尿器系