猫になりたい薬剤師

スポンサーリンク
02_循環器系

治療抵抗性高血圧に対する追加薬剤としてスピロノラクトン、プラセボ、ビソプロロール、ドキサゾシンどれが良いですか?(DB-RCT・クロスオーバー;代用のアウトカム ; PATHWAY-2試験; Lancet. 2015)

治療抵抗性高血圧への追加薬は何が良いのか?治療抵抗性高血圧の薬物治療において、国際的なガイドラインでは、3種類の薬剤(アンジオテンシン変換酵素(ACE)阻害薬またはアンジオテンシンII受容体拮抗薬(ARB)、カルシウム拮抗薬(CCB)、サイ...
06_骨代謝系

テリパラチド(フォルテオ®)を2年以上使用しても安全性に問題なさそうですか?(3件の観察研究)

以前の記事で触れましたが、テリパラチド(フォルテオ®️)は2年しか使用できません。この理由は、ヒトで2年以上使用した場合のデータがないこと、小動物で安全性に懸念が示されたためです。詳細については以下のリンク先をご覧ください。
04_消化器系

プロトンポンプ阻害剤および併用薬と急性腎障害リスクとの関連性はどのくらいですか?(ネステッドケースコントロール研究; BMJ Open. 2021)

PPI単独よりも併用薬の種類によりAKIリスクが増加する?これまでの研究で、プロトンポンプ阻害剤(proton pump inhibitors, PPI)の使用と、急性腎障害(acute kidney injury, AKI)、急性尿細管間...
02_循環器系

【批判的吟味】2型糖尿病におけるGLP-1RA エフペグレナチド使用は心血管・腎イベント発生を抑制する(NEJM 2021; DB-RCT; AMPLITUDE-O試験)

論文の概要PICOP:HbA1c 7.0%以上で心血管疾患の既往あるいは現在腎臓病*、かつ他の心血管危険因子が1つ以上有する2型糖尿病  *eGFRが25.0~59.9ml/分/1.73m2と定義I :エフペグレナチド4mg(毎週皮下注射)...
08_炎症・免疫・アレルギー系

アトピー性皮膚炎に対するアブロシチニブ vs. デュピルマブ どちらが良い?(RCT; JADE COMPARE; NEJM 2021)

アトピー性皮膚炎に対して経口JAK1阻害薬が有効?インターロイキン4およびインターロイキン13のシグナル伝達を低下させる経口ヤヌスキナーゼ1(JAK1)阻害剤abrocitinib(アブロシチニブ)は、アトピー性皮膚炎の治療薬として検討され...
09_感染症

長期療養施設のスタッフおよび入居者におけるベースラインの抗体保有状態に応じたSARS-CoV-2感染の発生率(前向きコホート研究; VIVALDI試験; LANCET Healthy Longevity 2021)

ベースライン時のSARS-CoV-2に対する抗体保有者では感染リスクが低い?高齢者が居住する長期療養施設(LTCF)の入居者は、COVID-19に関連する死亡率があらゆる集団の中で最も高い事が報告されています。高齢者は、加齢に伴う免疫老化や...
02_循環器系

インスリン未投与の2型糖尿病患者がインスリンデテミルまたはグラルギンを投与された場合の全死亡率および心血管死亡率に差はありますか?(英国データベース コホート研究; Diabetes Ther. 2021)

2型糖尿病患者を対象に、基礎インスリンであるデテミルとグラルギンを初めて使用した患者の全死亡率と心血管死亡率に差はあるのか?糖尿病では、血糖値のコントロールが不十分な場合、微小血管障害や大血管障害などの合併症のリスクが高まり(Clinica...
09_感染症

第一次パンデミック時におけるCOVID-19入院患者の細菌感染症の併発、二次感染、抗菌薬使用状況(ISARIC WHO CCP-UK試験; Lancet Microbe. 2021)

ウイルス感染症患者における細菌感染症が併発する割合は?重症インフルエンザ(メタアナリシスでは23%)やその他の重症呼吸器ウイルス感染症では、細菌感染症の併発や二次感染がよく見られ、罹患率や死亡率の増加と関連しています(PMID:272326...
09_感染症

COVID-19入院患者において妊娠の有無は死亡リスクに影響しますか?(後向きコホート研究; Letter for Ann Intern Med. 2021)

COVID-19の妊婦における死亡リスクは、非妊娠患者と比較して高いのか低いのか?妊娠中のCOVID-19患者を調査した研究では、生殖年齢の非妊娠患者と比較して、妊娠中の患者では死亡リスクが高まることが示されています(PMID:331519...
08_炎症・免疫・アレルギー系

COVID-19に対するトファシチニブの効果はどのくらいですか?(RCT; STOP-COVID試験; N Engl J Med. 2021)

JAK阻害薬であるトファシチニブ(ゼルヤンツ®️)がCOVID-19に有効?コロナウイルス感染症2019(COVID-19)は、重症急性呼吸器症候群コロナウイルス2(SARS-CoV-2)を原因とするウイルス性疾患です。ワクチンが急速に開発...
02_循環器系

冠動脈疾患・耐糖能異常を有する患者の心血管・糖尿病発症に対するアカルボースの効果はどのくらい?(DB-RCT; ACE試験; Lancet Diabetes Endocrinol. 2017)

α-グルコシダーゼ阻害薬であるアカルボースは心血管イベント発生を抑制できるのか?冠動脈疾患と耐糖能異常を有する人は、将来の心血管イベント(PMID: 26571120、PMID: 25311248、PMID: 10372242)や2型糖尿病...
07_腎・泌尿器系

透析患者におけるNSAIDs使用は心血管リスクとなりますか?(韓国 症例クロスオーバー試験; Nephrol Dial Transplant. 2021)

透析患者においてはNSAIDsを使用しても問題ないのか?非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)は、疼痛や炎症性疾患の治療に広く使用されています。しかし、NSAIDsの使用は、いくつかの確立された副作用によって制限されています(PMID: 7...
09_感染症

介護施設スタッフによる口腔ケアプログラムは標準的ケアと比較して肺炎発生率を減らせますか?(クラスターRCT; JAMA Netw Open. 2020)

介護施設における口腔ケアプログラムの効果はどのくらいか?長期療養者の84%が口腔ケアを受けておらず、看護助手が歯磨きをした場合、その時間は平均16秒で、米国歯科医師会が推奨する2分をはるかに下回っています(PMID:16420211、Ora...
09_感染症

新型コロナウイルス感染症における対策は、どんな組み合わせが有効ですか?(数学的モデリング研究; Lancet Infect Dis. 2020)

COVID-19に伴う症状の有無に関わらずPCR検査したほうが良いのか?多くの国では、COVID-19に対する初期の封じ込め対策として、症状を有する症例の隔離と接触者の追跡が行われてきましたが、アウトブレイクが拡大するにつれ、物理的な距離を...
02_循環器系

ポリファーマシーを有する高齢者におけるスタチン中止は、心血管アウトカムと死亡率に影響しますか?(後向きコホート研究; JAMA Netw Open. 2021)

ポリファーマシーと併存疾患の関係性とは?平均寿命の延長は、間違いなく21世紀における最高の成果の一つです(PMID: 26561272)。同時に、人口の高齢化に伴い、併存疾患を有する患者数が増加しています(PMID: 31601959)。併...
02_循環器系

動脈血栓塞栓症ハイリスク患者に対する術後のヘパリンブリッジの効果はどのくらいですか(DB-RCT; PERIOP2試験; BMJ 2021)

侵襲的手術におけるヘパリンブリッジの要否は?心房細動または機械式心臓弁を有する患者で、侵襲的手術のためにビタミンK拮抗薬を中断する必要がある場合、手術後に低分子量ヘパリン(LMWH)でブリッジングを行うことが有益であるかどうかについては、不...
02_循環器系

COVID-19 ICU患者に対する中間用量と標準用量の予防的抗凝固療法の効果は?(INSPIRATION試験の90日後の結果; Thromb Haemost. 2021)

COVID-19での血栓塞栓症に対するエノキサパリンの効果は?COVID-19患者において、血栓塞栓症のリスク増加が報告されています。これはサイトカインストームと呼ばれる免疫の異常反応により引き起こされていると考えられています。サイトカイン...
07_腎・泌尿器系

進行したCKD患者のMACEや透析導入に対するRAS阻害剤 vs. Ca拮抗剤(コホート研究; Am J Kidney Dis. 2021)

CKDに対する降圧薬の効果は?アンジオテンシン変換酵素(ACE)阻害薬とアンジオテンシン受容体拮抗薬(ARB)、これらのレニン-アンジオテンシン系(RAS)阻害薬のランダム化試験では、プラセボや利尿薬、β遮断薬、カルシウム拮抗薬(CCB)な...
01_中枢神経系

精神疾患に対する向精神薬の1日1回投与と1日複数回投与で薬剤効果に差はありますか?(RCTのSR&MA; J Clin Psychiatry. 2021)

向精神薬の投与回数で有効性や安全性に差はあるのか?精神疾患に対する向精神薬は、多種類を併用するケースが多く、これは薬剤の半減期によります。向精神薬の中でもベンゾジアゼピン系薬の処方数は多く、やや古い報告ではありますが、日本人成人のうち20人...
04_消化器系

NSAIDs使用者の潜伏性消化管出血のリスク低減における酸抑制剤 vs. その他の粘膜保護剤(後向きコホート研究; Sci Rep. 2019)

NSAIDs誘発出血に対する消化管保護剤(防御因子増強薬)の効果はどの程度なのか?非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)は、鎮痛・抗炎症・解熱効果があるため、世界中で最も広く処方されている薬剤の一つです。しかし、NSAIDsの様々な利点や良...
スポンサーリンク