猫になりたい薬剤師

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01_中枢神経系

抗精神病薬による体重増加患者におけるセマグルチドまたはメトホルミンによる肥満の管理は有用ですか?(コホート研究; MOSA試験; BMC Psychiatry. 2024)

抗精神病薬による体重増加(Antipsychotic-induced weight gain, AIWG)は、患者にとっても臨床医にとっても重大な臨床的課題であり、抗精神病薬を使用している患者において体重増加を予防あるいは回復させるための…
09_感染症

ベトナムにおける多剤耐性結核予防のためのレボフロキサシンの効果は?(DB-RCT; N Engl J Med. 2024)

薬剤耐性結核の予防は世界保健上の優先課題です。しかし、薬剤耐性結核患者の接触者における結核菌感染の治療効果を評価する試験は不足しています。そこで今回は、結核菌感染症の治療として、レボフロキサシン(体重に応じた用量)の6ヵ月間連日投与とプラ…
40_AI

大規模言語モデルの認知障害に対する機械的感受性に対する年齢(バージョン)の影響は?(横断的分析; BMJ. 2024)

これまでに報告された複数の研究結果から、大規模言語モデル(LLM)はさまざまな診断において人間の医師よりも優れていることが示されています。しかし、AI自体が認知機能低下を来すかどうかは評価されていません。そこで今回は、主要な大規模言語モデ…
02_循環器系

心房細動と安定冠動脈疾患に対するエドキサバン抗血栓療法の効果はどのくらい?(Open-RCT; EPIC-CAD試験; N Engl J Med. 2024)

心房細動と安定冠動脈疾患を有する患者に対する長期的な抗血栓療法戦略については、臨床ガイドラインで一貫した推奨がなされているにもかかわらず、ランダム化比較試験から得られたデータはまだ不足しています。そこで今回は、心房細動と安定冠動脈疾患(血…
06_骨代謝系

50~60歳の女性におけるゾレドロン酸の不定期投与による骨折予防はどのくらい?(DB-RCT; N Engl J Med. 2025)

ゾレドロン酸(ゾレドロネート)は12~18ヵ月ごとに投与すると高齢女性の骨折を予防しますが、骨密度と骨代謝に対するその効果は5年以上持続します。閉経後早期の女性において、ゾレドロネートの投与頻度が少なければ椎体骨折を予防できるかどうかは不…
07_腎・泌尿器系

血液透析患者のそう痒症に対するジフェリケファリンの有効性・安全性は?(DB-RCT; NEJM Evid. 2023)

κオピオイド受容体の末梢特異的選択的作動薬であるジフェリケファリンは、米国では血液透析患者の掻痒症治療薬として承認されています。しかし、米国以外の集団における透析後の静脈内使用に関するエビデンスは限られています。そこで今回は、日本人血液透…
04_消化器系

薬の使用と逆流性食道炎のリスクとの関連性は?(後向き横断研究; BMJ Open Gastroenterol. 2024)

逆流性食道炎(Reflux oesophagitis, RO)は、消化器内科医やプライマリケア医が最もよく遭遇する疾患の一つです。しかし、薬剤の使用と逆流性食道炎との関連を調べた疫学研究はほとんどありません。そこで今回は、逆流性食道炎の有…
01_中枢神経系

2型糖尿病患者におけるメトホルミン使用と認知症リスクとの関連性は?(SR&MA; Diabetes Obes Metab. 2025)

2型糖尿病(T2DM)におけるメトホルミン使用と認知症リスクとの関連については議論が続いています。そこで今回は、T2DM患者におけるメトホルミン治療が認知症に及ぼす影響を評価するために行われたシステマティックレビュー・メタ解析の結果をご紹…
未分類

認知症患者における老人ホーム入所および死亡までの期間はどのくらい?(SR&MA; BMJ. 2025)

患者の年齢、認知症の原因、診断時の重症度は生存率と関連しているように思われますが、方法論の異質性のため、これらの要因の影響は定量化されていません。また、性別やその他の患者、疾患、研究デザインの特徴の影響は不明です。さらに、これまでのところ…
01_中枢神経系

片頭痛予防治療薬アトゲパントの早期改善効果はどのくらい?(DB-RCTの併合解析; Neurology. 2025)

3件の第3相臨床試験において、12週間の治療期間にわたるエピソード性片頭痛(EM)および慢性片頭痛(CM)に対するアトゲパントの有効性と安全性が示されました。しかし、これらの統合解析結果は報告されていません。そこで今回は、カルシトニン遺伝…
02_循環器系

心房細動患者における頭蓋内出血リスクの比較:直接経口抗凝固療法 vs. 抗血小板療法(SR&MA; JAMA Netw Open. 2024)

心房細動患者に対して、臨床医は経口抗凝固療法よりも抗血小板療法を処方することが多いです。これは、直接経口抗凝固薬(DOAC)による脳卒中予防効果が低いにもかかわらず、頭蓋内出血のリスクが高いという懸念と関連している可能性があります。そこで…
未分類

慢性耳鳴り患者における高用量ビタミンB12治療の効果はどのくらい?(DB-RCT; パイロット研究; Noise Health. 2016)

真の耳鳴りは、蝸牛、脳幹、または高次中枢にある音源やトリガーから生じる幻聴であり、検出可能な音響発生因子を有していないことが知られています。最も広く受け入れられているのは、Jastreboffの有名な神経生理学的モデルで、耳鳴りは皮質下知…
09_感染症

インフルエンザ感染患者に対するラニナミビルの効果は限定的?(第2相RCT; IGLOO試験; 2014)

ラニナミビルオクタン酸エステル水和物(商品名:イナビル)は比較的新しい抗インフルエンザ薬です。ラニナミビルはプロドラッグであり、加水分解により活性代謝物ラニナミビルに変換された後、抗ウイルス作用を示します。A型及びB型インフルエンザウイル…
05_内分泌代謝系

心筋梗塞患者におけるNa-グルコース共輸送体-2阻害薬の効果はどのくらい?(系統的レビューとメタ解析; Diabetes Obes Metab. 2024)

ナトリウム-グルコース共輸送体-2(SGLT2)阻害薬は、心不全(HF)、2型糖尿病(T2DM)、慢性腎臓病(CKD)の患者において心血管系の転帰を改善することが知られています。しかし、心筋梗塞(MI)後の有効性については不明な点が多く、…
03_呼吸器系

成人喘息増悪時の高用量コルチコステロイド噴霧療法は有効ですか?(RCT; Emerg Med J. 2024)

成人の喘息増悪における高用量吸入コルチコステロイド(HDICS)に関するエビデンスは不充分です。そこで今回は、救急診療科(ED)で急性喘息増悪を来した成人患者を対象に、アドオン療法としてのHDICSの治療成績を標準治療の成績と比較したラン…
09_感染症

COVID-19で入院した患者における抗凝固療法の効果は?(SR&MA; Ann Intern Med. 2024)

COVID-19で入院した患者における高用量抗凝固療法を評価した臨床試験の結果は一貫していません。そこで今回は、高用量抗凝固療法と低用量抗凝固療法の臨床転帰との関連を推定することを目的に実施されたシステマティックレビュー・メタ解析の結果を…
02_循環器系

透析患者におけるデノスマブと経口ビスホスホネート製剤の心血管安全性と骨折予防効果の比較(標的試験模倣研究; Ann Intern Med. 2025)

透析患者は骨折罹患率が高いが、骨粗鬆症に対する最適な管理戦略に関するエビデンスは不充分です。そこで今回は、透析依存患者におけるデノスマブと経口ビスホスホネート製剤との比較による心血管イベントリスクと骨折予防効果を明らかにすることを目的に実…
01_ワクチン vaccine

遺伝子組換え帯状疱疹ワクチンと認知症リスクとの関連性は?(後向きコホート研究; Vaccine. 2024)

認知症は、実行機能、知覚・運動能力、社会的認知などの認知領域の低下を特徴とする神経認知障害であり、世界中で5,500万人以上の罹患、年間1,000万人が新たに認知症と診断されています。発症後の認知症の影響を逆転させる確立された治療法はあり…
09_感染症

インフルエンザ治療におけるラニナミビル vs. オセルタミビル(DB-RCT; MARVEL試験; Clin Infect Dis. 2010)

非臨床試験において、長時間作用型ノイラミニダーゼ阻害剤であるラニナミビルオクタン酸塩のインフルエンザ感染症に対する単回投与が有効であることが証明されています。しかし、実臨床における効果検証は限られています。そこで今回は、成人インフルエンザ…
00_その他

オンライン医療情報データベースの投稿者による潜在的な業界の利益相反と開示の検討(横断研究; JAMA Netw Open. 2022)

医師はオンラインデータベースにコンテンツを寄稿し、他の医療従事者は意思決定を支援するためにこれらのウェブサイトを利用します。オンラインコンテンツの作成者において、金銭的利益相反(conflicts of interest, COI)はエビ…
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