09_感染症 発熱を有する感染症患者における解熱薬には何が適しているのか?(ブログ管理者によるレビュー) インフルエンザ脳症は、インフルエンザウイルス感染後に発症する重篤な神経系の合併症で、特に小児で多く見られます。まだまだ不明な点は多いものの、主な原因としては、1) 免疫反応の異常や 2)サイトカインストームによる脳の炎症が挙げられ、急激な… 2024.11.09 09_感染症
05_内分泌代謝系 6~12歳未満の肥満小児に対するリラグルチドの効果は?(RCT; SCALE Kids試験; N Engl J Med. 2024) 2024年10月現在、12歳未満の小児の非単発性、非シンドローム性肥満の治療薬として承認されている薬剤はありません。リラグルチドの使用は成人および青年の肥満症において体重減少を誘導することが示されていますが、小児における安全性と有効性は確… 2024.11.08 05_内分泌代謝系
01_中枢神経系 第一世代抗ヒスタミン薬と幼児における痙攣発作との関連性は?(コホート研究; JAMA Netw Open. 2024) 第一世代抗ヒスタミン薬のリスクは?感冒症状の治療のために抗ヒスタミン薬が小児に広く使用されており、眠気などの中枢神経系への作用があることから、関連するリスクを認識しておくことの重要性が強調されています。そこで今回は、包括的かつ全国的なデータ... 2024.11.07 01_中枢神経系
01_中枢神経系 アルツハイマー型認知症における興奮・焦燥に対するブレクスピプラゾールの効果は?(DB-RCT; Alzheimers Dement. 2024) アルツハイマー型認知症の興奮に対するブレクスピプラゾールの効果は?アルツハイマー型認知症はさまざまな症状を呈します。具体的には、記憶障害として、新しい情報の記憶が難しくなり、見当識障害では時間や場所の認識が困難になります。言語障害により言葉... 2024.11.06 01_中枢神経系
02_循環器系 心不全に対する心房間シャント治療の効果はどのくらい?(RCT; RELIEVE-HF試験; Circulation. 2024) 心房間シャント(Atrial Septal Defect: ASD)は、左右の心房間に穴が開いている先天性の心疾患で、酸素の多い血液が左心房から右心房へ異常に流れ込みます。この異常な血流は、右心室や肺動脈に過剰な負担をかけ、長期的には肺高… 2024.11.05 02_循環器系
02_循環器系 軽症虚血性脳卒中および一過性脳虚血発作後72時間までの二重抗血小板療法の有益期間とリスク(RCTの二次解析; INSPIRES試験; Neurology. 2024) INSPIRES試験(Intensive Statin and Antiplatelet Therapy for Acute High-risk Intracranial or Extracranial Atherosclerosis)に… 2024.11.04 02_循環器系
02_循環器系 心不全、COPD、心筋梗塞、脳卒中の30日再入院は外来フォローアップで減少できますか?(SR&MA; Prev Chronic Dis. 2024) 病院の再入院は公衆衛生上の重要な問題であり、米国の病院はこれを減らす責任を負っています。再入院を予防するための1つの戦略は、退院前に外来フォローアップ受診を予定することですが、フォローアップの効果検証については充分に行われていません。そこ… 2024.11.03 02_循環器系03_呼吸器系
03_呼吸器系 夜間咳嗽と風邪症状のある小児に対するヴェポラップ vs. ワセリン vs. 無治療(RCT; Pediatrics. 2010) 上気道感染による夜間の咳、鼻づまり、および睡眠障害に対して、ヴェポラップ(vapor rub, VR)が有効かどうかはエビデンスが限られています。そこで今回は、夜間咳嗽と風邪症状を有する小児に対するヴェポラップまたはワセリンの単回塗布が無… 2024.11.02 03_呼吸器系
01_中枢神経系 三叉神経領域の帯状疱疹に対するアメナメビルの効果はどのくらい?(症例報告; 臨床神経学 2021) 帯状疱疹性脳血管炎は水痘・帯状疱疹ウイルス(varicella-zoster virus,以下VZVと略記)の再活性化や初感染によって、自己免疫性に脳梗塞や動脈瘤、動脈解離を来す病態です。1997年から2001年の間に帯状疱疹に罹患した1… 2024.11.01 01_中枢神経系09_感染症
未分類 心不全に対する鉄剤静注は入院や死亡リスクを低減させるのか?(RCTの事後解析; IRONMAN試験; J Am Coll Cardiol. 2024) 心不全と鉄欠乏の患者には、鉄の補充が影響する可能性のあるさまざまな入院原因や死亡原因があります。したがって、鉄補充により心不全患者の入院や死亡リスクを低減できる可能性がありますが、充分に検証されていません。そこで今回は、デルイソマルトース… 2024.10.31 未分類
05_内分泌代謝系 2型糖尿病の心血管アウトカムに対するセマグルチドの効果は慢性腎臓病の重症度により異なりますか?(RCTの事後解析; FLOW試験; Eur Heart J. 2024) FLOW試験において、セマグルチドは2型糖尿病(T2D)と慢性腎臓病(CKD)を有する参加者において、腎臓および心血管(CV)の転帰と死亡のリスクを減少させました。しかし、CKD重症度別のセマグルチド評価は充分に行われていません。そこで今… 2024.10.30 05_内分泌代謝系
01_中枢神経系 認知症患者のハイリスク薬に対する介入効果は?(RCT; JAMA Intern Med. 2024) 処方医と患者、あるいは処方医のみに教育資材を郵送するとPIMsは減少するのか?アルツハイマー病(AD)およびアルツハイマー病関連認知症(ADRD)の患者は、抗精神病薬、鎮静催眠薬、強力な抗コリン薬などの特定のハイリスク薬剤の不適切な処方(潜... 2024.10.29 01_中枢神経系
01_中枢神経系 小児片頭痛における予防薬はどれがよい?(RCTのネットワークメタ解析; JAMA Netw Open. 2024) 小児の片頭痛予防薬として優れる薬剤とは?小児片頭痛は、小児や青年のQOLや学業成績に大きな影響を及ぼすことが知られています。この集団における片頭痛予防のための薬理学的介入の有効性と安全性を理解することは、効果的な治療戦略を開発する上で極めて... 2024.10.28 01_中枢神経系
05_内分泌代謝系 最近心不全増悪を経験した患者におけるフィネレノンの効果は?(DB-RCTの二次解析; FINEARTS-HF試験; J Am Coll Cardiol. 2024) 心不全(HF)を有し、最近心不全増悪(worsening heart failure, WHF)イベントを起こした患者は、駆出率にかかわらず、入院と死亡の再発リスクが高いことが知られています。しかし、これらの背景を有する患者におけるフィネ… 2024.10.27 05_内分泌代謝系
未分類 ベンゾジアゼピン受容体作動薬の投与中止に対する行動介入を用いたマスキング漸減の効果は?(RCT; JAMA Intern Med. 2024) ベンゾジアゼピン受容体作動性催眠薬の臨床試験では、プラセボ効果がよく観察されます。臨床ガイドラインでは、不眠症の第一選択療法として、ベンゾジアゼピン受容体作動性催眠薬(特に高齢者)を中止し、不眠症に対する認知行動療法(cognitive … 2024.10.26 未分類
05_内分泌代謝系 座位時間を減らすと腰痛は減らせるのか?(RCTの二次解析; BMJ Open. 2024) 座位行動は、腰痛緩和のためのもっとも妥当な介入対象です。しかし、その効果検証は充分に行われていません。そこで今回は、6ヵ月間の座位行動削減介入が、腰痛と関連障害のアウトカム、および傍脊柱筋(すなわち、脊柱起立筋と横脊柱筋)のインスリン感受… 2024.10.25 05_内分泌代謝系11_皮膚・骨格筋系
01_中枢神経系 慢性疼痛に対する筋弛緩薬の長期使用の効果は?(システマティックレビュー; JAMA Netw Open. 2024) オピオイド処方ガイドラインの厳格化により、慢性疼痛に対する骨格筋弛緩薬(SMR)の処方が増加していますが、慢性疼痛に対するSMRの長期使用の有効性は不明です。そこで今回は、慢性疼痛に対するSMRの長期使用の効力(efficacy)または有… 2024.10.24 01_中枢神経系
02_循環器系 心筋梗塞後の左室血栓管理における直接経口抗凝固薬 vs. ビタミンK拮抗薬(メタ解析; Am J Cardiol. 2024) 左室(LV)血栓形成は、早期再灌流が可能となった現代においても、急性心筋梗塞(AMI)後の合併症の一つです。この臨床シナリオにおける最適な抗凝固療法レジメンは充分に定義されていません。そこで今回は、AMI後のLV血栓の管理におけるビタミン… 2024.10.23 02_循環器系
02_循環器系 発熱に対するアセトアミノフェン+イブプロフェンの短期二重療法または単剤療法どちらが優れているのか?(ネットワークメタ解析; Pediatrics. 2024) アセトアミノフェンとイブプロフェンを単独療法または二重療法(交互療法または併用療法)として使用した場合、その効果および安全性が同様であるかどうかは不明です。そこで今回は、アセトアミノフェン、イブプロフェンの単独、交互、併用療法の比較有効性… 2024.10.22 02_循環器系
01_中枢神経系 鎮静剤使用を減らし睡眠を改善するための患者自己指導介入の効果は?(Open-RCT; YAWNS NB試験; JAMA Psychiatry. 2024) ベンゾジアゼピン受容体作動薬(BZRA)の長期使用から不眠症の認知行動療法(cognitive behavioral therapy for insomnia, CBTI)への移行を可能にする高齢患者への直接介入は、BZRAの使用および関… 2024.10.21 01_中枢神経系