00_その他 女性の性的興奮障害に対するシルデナフィルクリーム局所投与の効果は?(DB-RCT; Obstet Gynecol. 2024) ファイザー社は、女性に対する経口シルデナフィルの有効性が認められなかったとして、女性に対する適応拡大を断念しています(PMID: 15001492)。一方、外用シルデナフィルクリームの有効性・安全性検証は充分に行われていません。そこで今回… 2024.07.26 00_その他
00_その他 ランダム化比較試験におけるベースライン共変量の不均衡に関する有意差検定の有病率とその意味: 表1の誤り 「表1の誤謬」とは? 有意差検定は、ランダム化比較試験において、ランダム化された参加者間のベースラインの人口統計学的特徴や臨床的特徴の不均衡を評価するためにしばしば用いられます。しかし、Table 1 Fallacy「表1の誤謬」として知ら... 2024.07.25 00_その他
02_循環器系 糖尿病または脳卒中の既往の有無にかかわらず心血管リスクが高い患者において血圧は厳格に下げた方が良いのか?(PROBE法; Lancet. 2024) 収縮期血圧を120mmHg未満に低下させることが140mmHg未満に低下させることより優れているかどうかについては、特に糖尿病患者や脳卒中の既往のある患者において不明確です。そこで今回は、心血管リスクの高い患者における目標血圧値の違いによ… 2024.07.24 02_循環器系05_内分泌代謝系
02_循環器系 SARS-CoV-2感染後の心血管疾患リスクはどのくらいですか?(メタ解析; J Infect. 2024) SARS-CoV-2感染後のCVDリスクについて、重症度を考慮しながら経時的に検討した系統的レビューはほとんどありません。そこで今回は、SARS-CoV-2感染後の肺塞栓症(PE)、心筋梗塞(MI)、虚血性脳卒中(IS)、出血性脳卒中(H… 2024.07.23 02_循環器系09_感染症
02_循環器系 SGLT2阻害薬の心不全転帰と心血管疾患死亡に対する効果は患者背景によらず得られる?(メタ解析; Lancet Diabetes Endocrinol. 2024) SGLT2阻害薬の効果はどのような患者背景で得られるのか? ナトリウム-グルコース共輸送体-2(SGLT2)阻害薬は、心不全、2型糖尿病、慢性腎臓病、アテローム性動脈硬化性心疾患、急性心筋梗塞の患者を対象として研究されてきました。 個々の試... 2024.07.22 02_循環器系05_内分泌代謝系
03_呼吸器系 成人の禁煙における電子タバコ vs. バレニクリン(DB-RCT; JAMA Intern Med. 2024) 禁煙補助薬としてバレニクリンと比較したニコチン含有電子タバコ(electronic cigarettes, ECs)が使用されていますが、これらの相対的有効性については充分に検証されていません。そこで今回は、禁煙におけるECsの相対的有効… 2024.07.21 03_呼吸器系
08_炎症・免疫・アレルギー系 1~11歳の好酸球性食道炎患者に対するデュピルマブ投与の効果は?(RCT; EoE KIDS試験; N Engl J Med. 2024) デュピルマブはインターロイキン-4およびインターロイキン-13経路を遮断するヒトモノクローナル抗体であり、成人および青年の好酸球性食道炎を含む、2型炎症を特徴とする5種類のアトピー性疾患に有効性を示しています。しかし、12歳未満の小児に対… 2024.07.20 08_炎症・免疫・アレルギー系
02_循環器系 肝硬変および心房細動患者におけるアピキサバン、リバーロキサバン、ワルファリンの有効性と安全性の比較(全国規模のコホート研究; Ann Intern Med. 2024) アピキサバン、リバーロキサバン、ワーファリンは、心房細動(AF)を有する一般の患者において、出血リスクは増加するものの、主要な虚血イベントの予防に有用であることが示されています。しかし、肝硬変と心房細動を有する患者におけるデータは限られて… 2024.07.19 02_循環器系
05_内分泌代謝系 過体重または肥満成人患者の体重減少に対するセマグルチド vs. チルゼパチド(PSマッチコホート研究; JAMA Intern Med. 2024) チルゼパチドとセマグルチドは、ランダム化臨床試験において、それぞれ体重減少効果を示しましたが、過体重または肥満の集団における直接比較データはまだありません。そこで今回は、臨床現場において、2型糖尿病(T2D)の適応でチルゼパチドまたはセマ… 2024.07.18 05_内分泌代謝系
01_中枢神経系 急性虚血性脳卒中または一過性脳虚血発作患者に対するコルヒチン投与の有効性は?(DB-RCT; CHANCE-3試験; BMJ. 2024) 急性期の軽度から中等度の虚血性脳卒中または一過性脳虚血発作を発症した患者は、特に最初の数日間、脳卒中再発のリスクがかなり高いとされています。さらに重要なことは、発症後3ヵ月間のハイリスク期間が、1年以内の脳卒中再発の約70%、5年以内の脳… 2024.07.17 01_中枢神経系02_循環器系
04_消化器系 ペニシリンアレルギー患者に対する簡便なヘリコバクター・ピロリ除菌療法とは?(RCT; Gut. 2024) 高用量アモキシシリン二剤併用療法はヘリコバクター・ピロリ(H.ピロリ)感染症に特に有効であることは報告されていますが、これまでのところ、アモキシシリン以外の単一抗生物質による二剤併用療法は報告されていません。ペニシリンは安価で有効な抗生物… 2024.07.16 04_消化器系
05_内分泌代謝系 閉塞性睡眠時無呼吸症候群と肥満に対するチルゼパチドの効果はどのくらい?(DB-RCT; SURMOUNT-OSA試験; N Engl J Med. 2024) 閉塞性睡眠時無呼吸症候群は睡眠中の呼吸障害を特徴とし、主要な心血管合併症と関連しています。チルゼパチドは副作用として食欲減退と体重減少作用があり、本疾患の治療薬となる可能性があります。しかし、実臨床における検証は充分ではありません。そこで… 2024.07.15 05_内分泌代謝系30_睡眠
04_相互作用、薬物相互作用 ランソプラゾールとセフトリアキソンの併用は心室性不整脈および心停止のリスク増加と関連する?(日本のデータベース研究; J Infect. 2024) ランソプラゾールとセフトリアキソンとの相互作用による影響は? 過去の研究により、セフトリアキソンを投与された患者において、ランソプラゾールが心室性不整脈、心停止、死亡のリスクを増加させる可能性が示されています(Bai et al. 2023... 2024.07.14 04_相互作用、薬物相互作用
05_内分泌代謝系 セマグルチド処方患者における非動脈炎性前部虚血性視神経症のリスクはどのくらい?(傾向マッチコホート研究; JAMA Ophthalmol. 2024) 非動脈炎性前部虚血性視神経症(nonarteritic anterior ischemic optic neuropathy, NAION)は眼底神経に栄養を届ける動脈が狭くなることで発症します。片眼に突然おこり下半分あるいは上半分が見え… 2024.07.13 05_内分泌代謝系10_眼関連疾患
02_循環器系 進行した慢性腎臓病に対するACEiまたはARBの効果はどのくらい?(RCTのSR&MA; Ann Intern Med. 2024) 進行した慢性腎臓病(CKD)患者において、アンジオテンシン変換酵素阻害薬(ACEi)またはアンジオテンシン受容体拮抗薬(ARB)による腎代替療法を伴う腎不全のリスク(kidney failure with replacement ther… 2024.07.12 02_循環器系07_腎・泌尿器系
01_中枢神経系 一般的な抗うつ薬治療における薬物誘発体重変化はどのくらい?(標的試験エミュレーション研究; Ann Intern Med. 2024) 抗うつ薬は最も一般的に処方される薬剤のひとつですが、特定の第一選択治療薬の体重変化の比較に関する証拠は限られています。標的試験を模倣することにより、一般的な第一選択抗うつ薬治療における体重変化を比較することを目的に実施された標的試験エミュ… 2024.07.11 01_中枢神経系
00_その他 キシリトールは血栓促進作用があり、心血管リスクに関連する?(非標的メタボロミクス; Eur Heart J. 2024) 心血管疾患リスクの残存に寄与する経路や代謝産物は不明です。低カロリー甘味料は、加工食品に含まれる砂糖の代用品として広く使用されており、健康への効果が期待されています。多くの低カロリー甘味料は糖アルコールであり、砂糖の代替としての摂取後に観… 2024.07.10 00_その他02_循環器系
09_感染症 SARS-CoV-2感染の亜急性後遺症を有する成人におけるニルマトルビル-リトナビルの効果は?(RCT; STOP-PASC試験; JAMA Intern Med. 2024) SARS-CoV-2感染の亜急性後遺症にニルマトレルビル-リトナビルは有効か? SARS-CoV-2感染の亜急性後遺症(postacute sequelae of SARS-CoV-2 infection, PASC)は、long-COVI... 2024.07.09 09_感染症
02_循環器系 急性冠症候群における短期二重抗血小板療法後のP2Y12阻害薬単剤療法の効果はどのくらい?(メタ解析; Am J Cardiol. 2024) 最近の研究では、標準的な抗血小板二重療法(DAPT)と比較して、短期間のDAPT後にP2Y12阻害薬(P2Y12i)単剤療法を行うことの安全性と有効性が同等であることが示されています。しかし、経皮的冠動脈インターベンションを受けた急性冠症… 2024.07.08 02_循環器系
00_その他 オピオイド過剰摂取による死亡を減らすための地域ベースの介入は有効ですか?(クラスターRCT; HCS試験; N Engl J Med. 2024) 日本におけるオピオイドによる過量投与による死亡は相対的に少ないですが、増加傾向にあります。近年、医療用オピオイドの使用が増加しており、それに伴うリスクについての懸念が高まっています。一方、アメリカでは、オピオイド関連の過量投与による死亡が… 2024.07.07 00_その他