00_その他 医師の共感度が高いと慢性疼痛が改善する?(コホート研究; JAMA Netw Open. 2024) 共感は患者-医師関係の一側面であり、慢性疼痛患者において特に重要であると考えられますが、共感度の高さが患者転帰とどのように関連するのかについては充分に検証されていません。そこで今回は、慢性腰痛患者における医師の共感と疼痛、機能、および健康… 2024.05.06 00_その他
02_循環器系 アテロームと心血管イベントにおけるマイクロプラスチック・ナノプラスチックの影響は?(観察研究; N Engl J Med. 2024) プラスチックは加工しやすく、耐久もあることから広く使用されています。便利な反面、環境問題への影響が指摘されています。具体的には "環境中にあり続ける" ということです。⻭磨き粉や洗顔剤に含まれるビーズなどの⼩さなプラスチック、あるいはレジ… 2024.05.05 02_循環器系
00_その他 腹腔鏡下肥満手術後の術後悪心・嘔吐予防におけるオピオイド温存麻酔 vs. オピオイドなし麻酔(RCTのメタ解析; Anesth Analg. 2024) 腹腔鏡下肥満手術(aparoscopic bariatric surgery, LBS)を受ける患者は、術後の悪心・嘔吐(postoperative nausea and vomiting, PONV)を起こしやすいことが報告されています… 2024.05.04 00_その他
07_腎・泌尿器系 慢性腎臓病と正常アルブミン尿を有する集団におけるアルブミン尿と慢性腎臓病の進行との関連性は?(米国のコホート研究; Ann Intern Med. 2024) アルブミン尿は慢性腎臓病(CKD)進行の主要な危険因子であり、特に中等度(30〜300mg/g)または重度(300mg/g以上)に分類されます。しかし、CKD患者における正常アルブミン尿の範囲内(30mg/g未満)のアルブミン尿の予後に関… 2024.05.03 07_腎・泌尿器系
05_内分泌代謝系 1型糖尿病治療におけるテプリズマブの効果はどのくらい?(RCTのSR&MA; Diabetes Obes Metab. 2024) テプリズマブは1型糖尿病が発症した後でも効果があるのか?糖尿病は大きく1型糖尿病と2型糖尿病に分けられ、そのほとんどが2型糖尿病です。遺伝的素因が強いとされ、多くの経口治療薬や注射薬が販売されています。一方、1型糖尿病の発症は原因不明とされ... 2024.05.02 05_内分泌代謝系
未分類 慢性腎臓病の高血圧管理のための臨床判断支援システムの効果はどのくらい?(RCT; JAMA Intern Med. 2024) 慢性腎臓病(CKD)は、米国で3,700万人の成人が罹患しており、CKD患者にとって高血圧は腎不全、心血管イベント、死亡などの有害な転帰の主要な危険因子です。コンピュータ化された臨床判断支援(CDS)システムを導入することで、CKD患者の… 2024.05.01 未分類
10_眼関連疾患 糖尿病黄斑浮腫に対するアフリベルセプト8mg硝子体内投与の効果は?(DB-RCT; PHOTON試験; Lancet. 2024) アフリベルセプト高用量製剤(8mg)の有効性・安全性はどのくらいなのか?アフリベルセプトの高用量製剤(8mg)は、標準的な比較対象であるアフリベルセプト2mgよりも注射回数が少なく、糖尿病黄斑浮腫(DMO)の治療成績を改善する可能性がありま... 2024.04.30 10_眼関連疾患
02_循環器系 食塩代替は心血管アウトカムの発生リスクを低減できるのか?(RCTのSR&MA; Ann Intern Med. 2024) グルタミン酸ナトリウムや塩化カリウムなどの食塩の代替は、心血管系の転帰を改善するための単純な戦略ですが、ますます有望視されています。そこで今回は、食塩代替が心血管転帰に及ぼす長期的影響を評価するために実施されたメタ解析の結果をご紹介します… 2024.04.29 02_循環器系
05_内分泌代謝系 メトホルミン投与中の2型糖尿病患者における痛風予防にはSGLT2阻害薬が有効?(標的試験エミュレーション; JAMA Intern Med. 2024) ナトリウム-グルコース共輸送体2型阻害薬(SGLT2i)は、心血管、腎臓、血清尿酸値低下作用を有する2型糖尿病(T2D)の画期的な治療薬とされています。血清尿酸の低下作用が痛風発作のリスク低減と関連しているのかについては充分に検証されてい… 2024.04.28 05_内分泌代謝系07_腎・泌尿器系
01_ワクチン vaccine RSV感染で入院した高齢者における急性心臓イベントの発生頻度は?(横断研究; RSV-NET; JAMA Intern Med. 2024) 呼吸器合胞体ウイルス(Respiratory syncytial virus, RSV)感染は高齢者に重篤な呼吸器疾患を引き起こす可能性があります。また、RSV疾患により心臓合併症が引き起こされる可能性がありますが、インフルエンザやSAR… 2024.04.27 01_ワクチン vaccine09_感染症
01_中枢神経系 初期パーキンソン病におけるリキシセナチドの効果は?(DB-RCT; LIXIPARK試験; N Engl J Med. 2024) 糖尿病治療に用いられるグルカゴン様ペプチド-1受容体作動薬(GLP-1 RA)であるリキシセナチドは、パーキンソン病モデルマウスにおいて神経保護作用を示しました。しかし、実臨床における検証は充分ではありません。そこで今回は、パーキンソン病… 2024.04.26 01_中枢神経系
00_その他 腎機能障害を有する入院患者におけるChatGPTの臨床ルールガイド下投与介入の成績は不良?(横断研究; Eur J Clin Pharmacol. 2024) 臨床判断支援システム(Clinical decision support systems, CDSS)は、腎機能障害患者において投与量変更の必要性がある薬剤を特定するために使用されています。ChatGPTは、電子カルテ(electroni… 2024.04.25 00_その他07_腎・泌尿器系40_AI
00_その他 臨床転帰に依存する服薬アドヒアランスの閾値は80%?(システマティックレビュー; Front Pharmacol. 2018) 薬物療法において、目標とする臨床転帰を達成するためには、一定レベルの服薬アドヒアランスが必要です。Haynesの初期の経験的定義によれば、降圧薬の服薬アドヒアランスは80%以上であり、多くの研究者がこの閾値を使ってアドヒアランスのある患者… 2024.04.24 00_その他未分類
02_循環器系 心房細動患者においてアピキサバンまたはリバーロキサバンとジルチアゼムを併用した場合の重篤な出血(後向きコホート研究; JAMA. 2024) アピキサバンやリバーロキサバンにジルチアゼムを併用すると?心房細動患者に一般的に処方される心室速度抑制薬であるジルチアゼムは、アピキサバンやリバーロキサバンの排泄を阻害し、過剰抗凝固を引き起こす可能性があります。しかし、患者転帰については充... 2024.04.23 02_循環器系04_相互作用、薬物相互作用
01_ワクチン vaccine ワクチン接種または未接種のCovid-19成人外来患者に対するニルマトレルビルの効果は?(RCT; EPIC-SR試験; N Engl J Med. 2024) ニルマトレルビルとリトナビルの併用は、軽度〜中等度の新型コロナウイルス感染症(Covid-19)に対する抗ウイルス治療薬です。一方で、重症Covid-19の標準的リスクを有する患者、またはワクチン接種が完了しており重症Covid-19のリ… 2024.04.22 01_ワクチン vaccine09_感染症
05_内分泌代謝系 糖尿病治療薬における製造コストを踏まえた経済評価(JAMA Netw Open. 2024) 糖尿病の負担は世界中で増大しています。糖尿病に関連する費用は、特に低・中所得国において、患者と医療予算に大きな負担をかけています。糖尿病治療薬の価格は糖尿病治療へのアクセスを決定する重要な要因の一つですが、製造コストと現在の市場価格との関… 2024.04.21 05_内分泌代謝系
02_循環器系 急性冠症候群患者における経皮的冠動脈インターベンション後1〜12ヵ月目のチカグレロル単独投与 vs. チカグレロル+アスピリン併用投与(DB-RCT; ULTIMATE-DAPT試験; Lancet. 2024) 急性冠症候群に対するステント留置を伴う経皮的冠動脈インターベンション後、国際的な臨床ガイドラインでは、心筋梗塞やステント血栓症を予防するために、アスピリン+P2Y12受容体阻害薬による二重抗血小板療法を12ヵ月間行うことが一般的に推奨され… 2024.04.20 02_循環器系
02_循環器系 アテローム性冠動脈プラークに対する予防的経皮的冠動脈インターベンション vs. 至適薬物療法(Open-RCT; PREVENT試験; Lancet. 2024) 急性冠症候群や心臓突然死は、脂質に富むアテローム性動脈硬化プラーク(脆弱プラークと呼ばれる)の破裂や血栓症によって引き起こされることが多く、その多くは非流動制限性(non-flow-limiting)です。脆弱プラークに対する経皮的冠動脈… 2024.04.19 02_循環器系
00_その他 妊娠中のアセトアミノフェン使用と出生児の自閉症、ADHD、知的障害のリスクとの関連性は?(コホート研究; JAMA. 2024) 妊娠中のアセトアミノフェン(パラセタモール)使用は、小児の神経発達障害のリスクを増加させる可能性があることを示唆する研究がいくつかあります。これが事実であれば、妊娠中の疼痛や発熱の管理に大きな影響を及ぼすことになることから、更なる検証が求… 2024.04.18 00_その他
01_中枢神経系 トピラマート、バルプロ酸、ラモトリギンの出生前曝露と自閉症リスクとの関連性は?(コホート研究; N Engl J Med. 2024) 妊娠中のバルプロ酸塩の母親の使用は、小児の神経発達障害のリスク上昇と関連していることが報告されています。他の抗てんかん薬に関するほとんどの研究では、これらの障害のリスク増加は示されていないものの、母親のトピラマート使用に関連した自閉症スペ… 2024.04.17 01_中枢神経系