The effectiveness of self-care and lifestyle interventions in primary dysmenorrhea: a systematic review and meta-analysis
Mike Armour et al.
BMC Complement Altern Med. 2019 Jan 17;19(1):22. doi: 10.1186/s12906-019-2433-8.
PMID: 30654775
PMCID: PMC6337810
DOI: 10.1186/s12906-019-2433-8
Keywords: Acupressure; Exercise; Heat; Period pain; Self-care.
背景
生理痛は若い女性の間では非常に一般的である。月経痛は学業成績、社会活動、生活の質に大きな影響を与えるにもかかわらず、ほとんどの若い女性は治療を受けずにセルフケアを行っている。
多くの女性はこれらの方法では有意な痛みの緩和が得られないため、他の安価で簡単に習得できるセルフケア方法は、疼痛管理のための貴重なアプローチとなるかもしれない。
このレビューとメタアナリシスでは、参加者主導のセルフケア技術のエビデンスを検討する。
方法
2017年9月にMedline、PsychINFO、Google Scholar、CINAHLの検索を行った。
結果
・女性2302例を含む試験23件が対象となり、メタアナリシスに含まれた。
・介入として自己流指圧、運動、温熱を検討した試験があった。
・バイアスリスクは多くの領域で不明瞭であった。
・すべての介入は月経痛症状の減少を示した。
- 運動:g = 2.16、95%CI 0.97~3.35
- 温熱:g = 0.73、95%CI 0.06~1.40
- 指圧:g = 0.56、95%CI 0.10~1.03
・運動(g = 0.48、95% CI 0.12~0.83)と温熱(g = 0.48、95% CI 0.10~0.87)は鎮痛薬よりも疼痛強度の軽減に効果的であったが、指圧は有意に効果が低かった(g = – 0.76、95% CI -1.37~-0.15)。
結論
運動は大きな効果を示したが、指圧と温熱は無治療と比較して月経痛の軽減に中等度の効果を示した。
運動と温熱はいずれも鎮痛薬の代替となる可能性がある。しかし、非特異的な効果をコントロールすることの難しさとバイアスの可能性が、研究結果に影響を及ぼす可能性がある。
コメント