Effect of Adherence to Antihypertensive Medication on the Long-Term Outcome After Hemorrhagic Stroke in Korea Kim et al. Hypertension 2018 PMID: 29915019
研究の背景
高血圧症は、出血性脳卒中の最も重要な単一の危険因子であり、世界的に死亡率および障害の主要な原因である。降圧薬の服薬アドヒアランスは、厳密な血圧管理を達成するために不可欠だが、服薬アドヒアランス不良は臨床診療において一般的である。試験の目的
急性出血性脳卒中患者における降圧薬の服薬アドヒアランスおよび長期的なアウトカムへの影響を評価した。本研究は韓国全土の健康保険請求データベースに基づく後向きコホート研究である。方法
2002〜2013年の間に急性出血性脳卒中を認める1,872人の高血圧患者(大脳内出血1,354例、くも膜下出血518例)を含めた。 フォローアップ期間中、降圧薬の適用日数を用いて降圧薬アドヒアランスを算出し、時間依存変数として扱った。 各アドヒアランスの定義 40%未満 — 不良poor 40%〜80% — 中間intermediate 80%以上 — 良好good 主要アウトカムは、①再発性脳卒中(出血性または虚血性)、②心筋梗塞、または③全死亡の複合として定義した。時間依存型Cox比例ハザード回帰分析を行った。結果
平均4.45年のフォローアップ期間中、634人の患者が主要アウトカムを有していた(全体の36.54%)。降圧薬に対する良好な服薬アドヒアランスを有す患者の割合は、1年目で46.8%、3年目で43.2%、5年後に41.7%であった。 主要アウトカムに対する調整ハザード比HR(95%信頼区間CI)は、良好な服薬アドヒアランスと比較して、服薬アドヒアランスが不良の場合、HR =1.80(95%CI 1.49〜2.16)、中間が1.56(1.27〜1.93)であった。コメント
アブストのみ。 脳卒中に対する降圧薬のアドヒアランスは80%必要そうですね。有害事象についても知りたいところ。-Evidence never tells you what to do-
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