05_内分泌代謝系 駆出率維持および軽度の低下を伴う心不全の最適な薬物治療クラスは?(SR&NMA; JAMA Netw Open. 2022) 心不全の患者数は世界で約6,400万人であり、その罹患率と死亡率は極めて高いことが報告されています。最近のガイドラインにおいて心不全は、左室駆出率(LVEF)に基づき、駆出率低下型(HFrEF)、軽度の駆出率低下型(HFmrEF)、駆出率維持型(HFpEF)に分類されています。30年前から、HFr… 2022.10.11 05_内分泌代謝系
05_内分泌代謝系 高齢者における糖尿病診断時年齢、罹患期間と罹患率および死亡率の関連性は?(人口ベースコホート研究; JAMA Netw Open. 2022) 糖尿病の診断時年齢により予後は異なるのか?高齢者糖尿病は、糖尿病患者の中でも特徴的な年齢層です。人口統計学的に、高齢者は米国の人口の中で拡大しつつあり、疫学的にも、糖尿病は高齢者に最も多くみられる疾患です(PMID: 23100048)。臨... 2022.10.10 05_内分泌代謝系
00_その他 脳卒中のPROBE試験における転帰評価者の盲検化と転帰との関連性は?(Int J Stroke. 2022) PROBE(prospective randomized open blinded endpoint)法は、二重盲検ランダム化比較試験に比べて試験コストを抑制できることから、臨床試験において採用されることが増えています。しかし、臨床試験において、転帰評価者が転帰評価中に盲検状態を維持することは困難… 2022.10.09 00_その他
12_血液・造血器系 血液悪性腫瘍患者における予防的トラネキサム酸投与は出血リスクを低減できますか?(DB-RCT; A-TREAT試験; Blood. 2022) 血液悪性腫瘍患者における出血リスクに対するトラネキサム酸の予防投与は有効か?2020年に米国で新たに発生するがんの約10%を血液腫瘍が占めています(PMID: 30620402)。10年生存率は積極的な治療により向上していますが、骨髄低形成... 2022.10.08 12_血液・造血器系13_悪性腫瘍
05_内分泌代謝系 メトホルミン治療中の2型糖尿病患者への追加治療において血糖値低下作用が大きい薬剤はどれですか?(RCT; GRADE試験; N Engl J Med. 2022) 2型糖尿病患者において、糖化ヘモグロビン(HbA1c)値を低下させる薬剤が多く販売されています。しかし、HbA1cを目標値に維持するためにメトホルミンと併用する血糖質降下薬の比較有効性は不明です。そこで今回は、メトホルミン投与中のHbA1c値6.8~8.5%の2型糖尿病患者を対象に、一般的に用いら… 2022.10.07 05_内分泌代謝系
01_中枢神経系 認知症患者の死亡率に対するコリンエステラーゼ阻害剤の効果はどのくらい?(SR&MA; Neurology. 2022) コリンエステラーゼ阻害薬(ChEI)は神経作用に加えて心血管系への作用があり、死亡率を変化させる可能性があります。しかし、ChEIによる治療が認知症患者の死亡率を変化させるかどうかについては充分に検討されていません。そこで今回は、認知症患者におけるChEIの長期投与と死亡率について検証したシステマ… 2022.10.06 01_中枢神経系
13_悪性腫瘍 催吐リスクが高い化学療法による悪心・嘔吐の予防においてホスネツピタントとホスアプレピタント、どちらが優れていますか?(DB-RCT; CONSOLE試験; J Clin Oncol. 2022) 英国や米国では、化学療法に伴う催吐予防としてホスネツピタントが使用されています。しかし、日本では充分に検討されていません。そこで今回は、催吐性の高い化学療法による悪心・嘔吐を予防するために、ホスネツピタントとホスアプレピタントの有効性と安全性を比較検討したCONSOKE試験の結果をご紹介します。こ… 2022.10.05 13_悪性腫瘍
02_循環器系 非弁膜症性心房細動合併の2型糖尿病患者における経口抗凝固薬投与時の骨折リスクは?(PSマッチ後向きコホート研究; Diabetes Care. 2022) 2型糖尿病患者は、骨代謝の減衰と骨微細構造の障害により、骨折リスクが高くなることが報告されています。しかし、心房細動(AF)を併発した2型糖尿病患者において、ワルファリンと非ビタミンK拮抗経口抗凝固薬(NOAC)の骨折発生に対する比較効果については充分に検討されていません。そこで今回は、香港病院局… 2022.10.04 02_循環器系05_内分泌代謝系06_骨代謝系
02_循環器系 2型糖尿病患者におけるSGLT2阻害剤とGLP-1受容体作動薬の比較とドライアイ発生率との関係は?(台湾の後向きコホート研究; JAMA Netw Open. 2022) 国際糖尿病連合(IDF)は、世界の糖尿病患者数を2019年に4億6300万人、2045年に7億人と推定しています。 糖尿病に伴う病変には大血管障害(動脈硬化)、細小血管障害(神経障害、腎症、網膜症)などがあります。糖尿病網膜症は、慢性的な高血糖による眼の合併症としてよく知られていますが、ドライアイ… 2022.10.03 02_循環器系05_内分泌代謝系
01_ワクチン vaccine COVID-19に対する二価オミクロン含有ブースターワクチンの有効性はどのくらい?(非盲検・非ランダム化試験; N Engl J Med. 2022) 重症急性呼吸器症候群コロナウイルス2型(SARS-CoV-2)ワクチンは、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対して安全かつ有効であることが確認されました。コロナウイルス有効性試験(COVE)において、mRNA-1273ワクチン(Moderna, モデルナ社製)は、100μgプライマリー… 2022.10.02 01_ワクチン vaccine09_感染症
02_循環器系 駆出率が保たれている心不全患者に対するエンパグリフロジンの効果に性差はありますか?(RCTの事後解析; Circulation. 2022) 心不全(HF)で駆出率(EF)が保たれている女性と男性では、その臨床的特徴や治療への反応性が異なる可能性があります。2020年に実施されたメタ解析では、2型糖尿病の主要な有害心血管イベントへの予防効果おいて、GLP-1受容体作動薬ではなく、SGLT2阻害薬で性差が認められました。閉経前の女性では、… 2022.10.01 02_循環器系05_内分泌代謝系